【詩】追懷
黄揚羽が肩口から躍り出て 襟周りを滞空する
まるで胸ぐらを掴まれるようで
黄揚羽を払い途立つことも
空の蛹を探しに戻ることもせずに
懐中の虫を養う橘を画く
空の蛹がかえった枝は今頃 桜の花と連れ添うだろう
だから山椒の木では嫌なのだ、と
虫は今、時計と心臓を喰っている
頂いたサポートは、本代やフィールドワークの交通費にしたいと思います。よろしくお願いします🙇⤵️
黄揚羽が肩口から躍り出て 襟周りを滞空する
まるで胸ぐらを掴まれるようで
黄揚羽を払い途立つことも
空の蛹を探しに戻ることもせずに
懐中の虫を養う橘を画く
空の蛹がかえった枝は今頃 桜の花と連れ添うだろう
だから山椒の木では嫌なのだ、と
虫は今、時計と心臓を喰っている
頂いたサポートは、本代やフィールドワークの交通費にしたいと思います。よろしくお願いします🙇⤵️