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書き留め

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会社を辞めました、

会社を辞めました、

今月末で、
会社員という肩書きを手離す事にしました。

正直とてつもなく怖いです、

書き手:キルタ(Flat Share Magazine)
Photo by Kazuki Takahashi

フリーランスじゃないんですねと言われることがとても多いけど、
外資系の広告代理店で、正社員としても仕事をしていました。
中沢という名前で活動していたので、ややこしくてすみません。

5年間ほど
色んな企

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逃げられない、

逃げられない、

これは、実に無いものねだりな話かもしれないが、

夫婦や恋人、パートナーと一緒に、
ひとつの仕事やクリエイションができる人たちを羨ましく思う時がある。

書き手:キルタ(Flat Share Magazine)
Photo by Kazuki Takahashi

妻とは、今年で結婚5年目になる。

最初の1年くらいまでは、家ではよく”仕事の話”をしていた。

ある時それが、苦しくなった。

妻と

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“何もしない” ができない、

“何もしない” ができない、

気づいたら、私たちは常に何かをしている。
何かをしていないと、不安になって嘆くこともある。
どこかで「生産性のある何か」をしなければいけないと思う。

それは、時代のせいか?
“何か”に追われて、自分は”何なのか”を忘れてしまう。

『何もしなくて、いいんだよ』
そう包み込んでくれる場所や時間はきっと、大切な何かへと繋がっている。

"何もしない"

そんな時間を好きになれる、
そんなあなたを、

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絶望と希望、

絶望と希望、

笑ってしまうくらい理解できない、
笑えないくらい信じられない、
あの祭典が迫っているせいなのか、
誰かの発言やニュースに翻弄される、
この国や世界に絶望してしまう瞬間が増えたような気がする、
最近。

先日とても身近にあった話で、
それが僕に気づかせてくれたことを書き留めておく。

書き手:キルタ(Flat Share Magazine)

僕にとってとても身近な存在で、おじさんと慕う人がいる。

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怠惰を飼い慣らすデザイナー | タカヤ・オオタ

怠惰を飼い慣らすデザイナー | タカヤ・オオタ

『Mr. CHEESECAKE』『青山ブックセンター』『明け方の若者たち』

... 彼を知らない人でも、彼が手掛けた数々のロゴやブランドデザインを見かけたことがある人は多いだろう。

そのブランドが何者で、どこを目指すのか。企業のアイデンティを掘り起こし、デザインとして形づくるデザイナーとして知られるタカヤ・オオタ。

「僕は怠惰な人間なので」と言う。

だからこそ、制作環境はしっかり整える。

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手放すことを躊躇わない  | すみた たかひろ

手放すことを躊躇わない | すみた たかひろ

「そもそも計画性がない人間なんだよね」
と言う彼のキャリアには、確かに計画性が無かった。

東大医学部を卒業し、ファッション業界の老舗メディアでライター・編集者の道へ。それだけでも異例なのに、今や彼の編集領域は、読み物としてのメディアの枠を飛び出し、ホテルや企業、コミュニティなど、人・思想・空間が交わる三次元のメディアにまで広がりを見せている。

彼のキャリアには、確かに計画性はなかった。
けれど

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努力で過去を正解にする |カツセマサヒコ

努力で過去を正解にする |カツセマサヒコ

Twitterフォロワー数14万超。
初めて書いた小説は即重版。
発売して1年経たずして映画化の発表──。

印刷会社の総務部からスタートしたとは思えないような、クリエイターとしての大成功。一見とても華やかに見えるけれど、その裏には圧倒的な努力と、人との縁を大切に紡いできた歴史がある。

何者でもなかった若者は、そうして『カツセマサヒコ』になった。

それでも、彼はファイティングポーズをやめないの

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諦めずに、割り切って、前に進む | 堀江 麗

諦めずに、割り切って、前に進む | 堀江 麗

1ヶ月で100種類以上飲むくらい、クラフトジンが好き。
今では、その大好きなジンの商品企画に携わっている。

そんな彼女が、昔はカシスオレンジを飲むだけで顔を真っ赤にしてしまう女の子だったなんて。

もともと苦手だったアルコール文化。けれど、突然訪れたクラフトジンとの出会いによって、それは苦手なものではなく、単に飲むためのものでもなく、自身を表現できる自由な舞台へと変化した。

飽きることのない探

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やさしいリアリスト | 片石 貴展

やさしいリアリスト | 片石 貴展

「自分のやりたいことを、大切に取っておく、っていう感じだな」

叶わない夢は、どこかに消えてしまうものだと思っていた。

やりたい。けど、お金も運も、実力もない。
全然かっこよくない。このままじゃ、勝てない。
そうやってポツンとしているうちに、自分の好きなことも憧れも、どんどん遠ざかってしまう。そしていつの間にかつまらない仕事をして、つまらない人生を送っているような気がしてしまう。

それが現実だ

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