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会社を辞めました、


今月末で、
会社員という肩書きを手離す事にしました。

正直とてつもなく怖いです、


書き手:キルタ(Flat Share Magazine)
Photo by Kazuki Takahashi



フリーランスじゃないんですねと言われることがとても多いけど、
外資系の広告代理店で、正社員としても仕事をしていました。
中沢という名前で活動していたので、ややこしくてすみません。

5年間ほど
色んな企業やブランドとお仕事をさせてもらいました。

めちゃくちゃ自由にさせてもらえたことには、感謝の念に堪えません。


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辞めたかった、わけでは正直ないけれど、
辞めたくなかった、わけでもないかなあ、


ちょっとした方向性の違いというか、
なんとなく、やりたいと思うことが変わってきたのもある。


ほんの少しの違和感だった、
けどそれを抱えたまま過ごすことに無性に焦りも感じた、
その正体は自分でもまだよくわかっていない。


普段は慎重にものごとを考える方だと思う、
の割には、ちょっとしたきっかけから二つ返事で辞めますと言ってしまった。



子どもの頃によくあった
やってはいけないことを、やってしまいたくなる謎の衝動、
それに近い感覚もある。

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とりあえず、
なんとなく生きていけると思って正社員という肩書きを手離してみたのだ。

フリーランスとして独立するという事にはなるけど、
社員という形ではなく、今後も仕事をする可能性もあれば、
別で取締役や代表として経営している会社もいくつかあるので、
今後も色々なかたちで生きていくつもりではあるけれど、
退職手続きをしはじめてから思ったのは、

正社員ってすごかった。


固定収入があることが
こんなにも精神的に安心をもたらしていたのかと実感したし、

社会保険や厚生年金のこと、全然知らなかった。

生命保険も住宅ローンも、お金のこと、難しすぎ。
というか、とても苦手。
(知人に税理士を紹介してもらって何とかなっているけど)

今まで会社に、めちゃくちゃ守ってもらってたんだな。

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休日が、とても怖い。


これまでも好きに仕事していたからこそ、
やろうと思えばやれるだけ、睡眠も家族の時間も削って仕事をしてしまう、
そんな、走り続ける毎日にしんどくなることはあった。


会社を辞めても、
まあ生きていけると思ってたけど

慎重に考えれば考えるほど、そこに「安心」という文字はなく
休日を過ごす時間が、自分が止まっているようで、怖くなった。

怖いと感じたのは身体の方で、

めずらしくGWという連休を過ごした時に
やらなきゃいけない事はたくさんあるのに、

不思議なくらい手足に力が入らなくて、
起きれなくなって、食欲もそんなにわかず、
肩が凝っているのもあって眠っても怠くて、
いわゆる自律神経失調というやつなのかもしれないが
色々と頭で考えすぎていた膿が、不安が、身体に積もっていた。

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そんな時に、
あまり公に言っていなかったのでふと投稿してみた。


なんでなのか、全然わからない、
たくさんの知らない人から「いいね」されていて、
素直に嬉しいし、Twitter に救われた。

たくさんDMもきた。
元気でた。

声をかけてくれたみなさん、ありがとうございます。


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ひとりで生きていこうとする度に
ひとりでは生きていけないということを

幾度も教えてくれる。


ひとり暮らしをはじめた時も
子どもが生まれた時も
そして会社を辞めた時も
そうだった。

親と、妻と、友だちみんな、
(いつか娘にも教わるんだろうな...)




改めまして、キルタと言います。

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普段は企業やブランドの広報・PR活動をデザインするお手伝いをしています。事業立ち上げ、コンセプトメイク、リブランディング、資金調達や採用など、それぞれの目指すところまで中長期なパートナーとして寄り添うお仕事をしています。

これからも、よろしくお願いします!


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