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俳句

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テレビ番組のプレバド特に夏井さんのファンで俳句の面白さ、奥深さに感心していました。そこで私も無謀な挑戦を始めます。でも俳句と呼ぶのも恥ずかしいので誰かさんを見習ってタイトルは 「…
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2023年5月の記事一覧

走り茶や話は昔のことばかり

走り茶や話は昔のことばかり

絵は慈照院銀閣寺にある足利義政が飲んだと言うお茶の為の湧き水です。銀閣寺はもともと足利義政の隠居後の住まいだったところで、ここから東山文化が花を開き、今に繋がる日本文化の礎になったと言われています。私は義政については小説で読んだ印象が強く、彼の優柔不断な性格が応仁の乱の原因を造り、政治に嫌気がさして自分の趣味の為に政権を投げ出した駄目男のイメージを持っていました。でも改めて調べると実は紆余曲折の末

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就活や坂の上には雲の峰

就活や坂の上には雲の峰

今日の絵は季節外れの絵ですが、可愛かったのでつい描いてしまいました。
最近グルーミングと言う言葉が特殊な意味に使われることを知りました。もともとは動物がする「毛づくろい」のことでノミ取りや衛生の為と言われます。でも猿などはこのグルーミングで序列が決まったり、紛争の解決になったりと知恵がつくほど社会的な意味が出て来るのですね。

就活や坂の上には雲の峰もう来月から就活が解禁となるのにもう7割以上の人

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どくだみの白鮮やかや散歩道

どくだみの白鮮やかや散歩道

今日の絵は朝ドラの「らんまん」で主役の槙野万太郎(牧野富太郎)を演じている神木隆之介さんです。余り特徴がないお顔ですが、目尻が少しだけ上がっています。あとは鼻の形が特徴かも知れません。やや横に広がっている感じですがします。植物の絵については花だけでなく葉の形や出方などがとても重要です。どのあたりから茎が出るか葉が出るか、最近は道を歩いていてもそんなことが気になります。春から夏にかけて雑草(そんな名

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スマホ手に浴衣であちこち異人客

スマホ手に浴衣であちこち異人客

どこで撮ったのか忘れましたが、京都のどこかのお寺付近の写真から水彩画を描きました。こんな景色は京都の東山あたりではどこにもありそうなので、どこだったのか思い出せません。京都に移り住んだ頃は観光客そのもので至るところで写真を撮りまくっていましたが、5年くらい前からは一気にその数が減っています。

俳句は外人観光客が戻った京都市内の風景を詠みました。昔は外人さんの個人旅行と言えばガイドさん付きか個人で

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京の朝地蔵祠にそのひ草

京の朝地蔵祠にそのひ草

京都には町ごとに祠に祀ったお地蔵さんがいます。道端に立っているお地蔵さんと違って雨風に晒されることもないようです。毎日誰かが綺麗な花を飾っているのを見るとお地蔵さんが町の人に愛され大切にされていることがよく分かります。お地蔵さんを大事にしていると言うことは子供たちを愛していることでもありますね。またお地蔵さんの前を通る時はきちんとお辞儀をしてから通る年配の方もよく見かけます。

京都の格子に手こず

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思い出を語るでもなく夏蜜柑

思い出を語るでもなく夏蜜柑

「グレースの履歴」の話を書いたら彼女の絵も描きたくなりました。A4の用紙で描きましたが、だからと言って絵が上手になるわけもありません。尾野真千子さんは特に美人と言うわけではないのに「殯の森」での演技がとても印象的でそれ以来ずっと見続けています。

思い出を語るでもなく夏蜜柑誰にでもありそうな若い頃の二人だけの甘酸っぱい思い出、でも時が経ったある夏に偶然再会した二人は「何も言えなくて、夏」状態でした

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薫風やメタセコイアの道駆ける

薫風やメタセコイアの道駆ける

絵は滋賀県マキノにあるメタセコイアの並木道です。最近は不届き者が道路の真ん中で写真を取るので迷惑がられているようです。でもこの写真も道路の真ん中から写したような気もしますね。最近までやっていたNHKドラマの「グレースの履歴」に出て来るシーンを思い出して描いて見ました。私の大好きな尾野真千子さんが出ていたので何気なく見始めたのですが、なかなかおもしろいドラマでした。海外旅行中に亡くなった妻が実は海外

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腰痛も忘れし美術展覧会

腰痛も忘れし美術展覧会

一日ノートをお休みさせて頂きました。もともとほんの気まぐれでやり始めたはずなのに連続投稿何日とかノートから「自動励ましメール」が来るとなんとなく途切れるのが嫌で続けていました。絵が描けない時は昔の絵や写真で誤魔化しながらやって来たものの絵がだんだんいい加減になって来ました。やっつけ仕事と言うやつでしょうか?似顔絵だけは面白いので頑張りましたが、受けはもうひとつです。そうそう「スキ」の数もだんだん気

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くいな啼き胸にさざ波初大門

くいな啼き胸にさざ波初大門

今日の絵は夏の季語、水鶏です。「みずにわとり」ではなく「くいな」と読みます。「くひと啼く」ので「くひな」です。大抵の水鳥は寒さを避けて冬に北からやって来るのに、水鶏は冬になると南方へ移動します。でも日本の中で北から南へ移動するだけの水鶏もいるので水鶏の地元は間違いなく日本ですね。

そう言えば京都地下鉄烏丸線に「くいな橋」という駅があります。駅の近くを流れる鴨川に架かる「くいな橋」にちなんだ駅で公

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夏色や二人ゆっくり歩いてく

夏色や二人ゆっくり歩いてく

だんだん描く絵がなくなって来たので、自動車の絵を久しぶりに描いて見ました。前はクラシックカーとタイのトゥクトゥクだったので今日はジェームス・ボンドも乗ったアストンマーチンです。でも模型の写真を見て描いたので自然の光が今一つです。ワクチンの副反応のせいか絵も頭もぼわっとしています。

そう言えばジャニーズ事務所の社長さんが謝罪コメントを出したことでようやくテレビ局もこの件を放送出来るようになりました

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駄々こねて直ぐに後悔ソーダ水

駄々こねて直ぐに後悔ソーダ水

無謀にも顔の整った美人画に挑戦しました。プレバドで絵などの能力を存分に発揮しているモデルの辻元舞さんです。南海キャンディーズのしずちゃんでなくても彼女に嫉妬する女性は多いでしょうね。才色兼備で幸せそうな笑顔を見せられるとさぞや幸せな家庭で育ったのか思いきや、実は貧しい母子家庭で育ったそうです。行きたかった美術系の専門学校にも行けず、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで4年間兄と同じくダンサーをやって

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祇王寺に憩い求めて夏の蝶

祇王寺に憩い求めて夏の蝶

今日は五回目のコロナワクチン注射に行って来ました。ワクチンが効くのか効かないのか分かりませんが、市役所から案内が来れば大人しくその指示に従っています。過去に副反応が少なかったので、余りワクチンへの抵抗感がないのかも知れません。ワクチン会場に行く途中、変なことに気が付きました。嵐電の妙心寺駅前にある郵便局の名前が妙心寺郵便局ではなく京都竜安寺郵便局というのです。グーグルマップを見ると竜安寺までは1.

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ビール手に病気自慢の同期会

ビール手に病気自慢の同期会

4年振りに会社の同期会を老舗のビアホールでやりました。禿げや白髪のお爺さんがマイク片手に私はこんな大病を患った、俺は癌で肺を切った、いやいや俺は前立腺を全部取ったぞと病気明けとは思えない元気さで話していました。難しい病名をすらすらと医者のように話したり、病気の症状を専門家のように説明してくれたりと何故か嬉しそうで、みんなこの病気になったら俺がいい医者を紹介してやるぞと意気軒昂でした。

話の途中で

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本閉じて長きため息かたつむり

本閉じて長きため息かたつむり

今日は夏の季語カタツムリの絵を描きました。余り描きたいと思う動物ではありませんが、季語なので仕方ないですね。ナメクジに似ていますが、やはりナメクジはカタツムリの仲間でした。カタツムリの殻が退化したらしいのですが、ナメクジが殻を手に入れたのかと思っていましたが逆でした。正確には腹足類で殻を持つものがカタツムリで、殻が退化したものがナメクジです。なので殻を剥いでもナメクジにはなりません。そもそも殻と体

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