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本閉じて長きため息かたつむり

今日は夏の季語カタツムリの絵を描きました。余り描きたいと思う動物ではありませんが、季語なので仕方ないですね。ナメクジに似ていますが、やはりナメクジはカタツムリの仲間でした。カタツムリの殻が退化したらしいのですが、ナメクジが殻を手に入れたのかと思っていましたが逆でした。正確には腹足類で殻を持つものがカタツムリで、殻が退化したものがナメクジです。なので殻を剥いでもナメクジにはなりません。そもそも殻と体は一体なので剥がれることはありません。う〜ん。そんなことどうでもいい!って話でした。

ところでカタツムリは「でんでん虫」とも呼ばれますね。この「でんでん」は「出ない」という意味の「出ん」ではなく「出ろ」と言う意味の「で」から来たもので正確には出出虫だそうです。「でんでん虫虫かたつむりお前の頭はどこにある、角出せ槍だせ頭出せ!」そうです。出せ出せと言っているんですね。カタツムリの体は乾燥すると生きていけないので頭を水分のある殻の中に引っ込めて雨が降るのを待つんです!なので梅雨の時期はまさに彼らの天国なのですね。

本閉じて長きため息かたつむり

梅雨時に外に出かける気にもならず本を読んでいました。一気に読み終えて少し長い溜息をつきながら窓の外を眺めると葉っぱの上にかたつむりがいてこちらを覗いていました。なんてね。

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