見出し画像

BOOK, TRAIL 本を通じてきく、あなたの旅の話・ 2日目

先週末は奈良県立情報図書館で開かれたBOOK, TRAIL vol.2に参加してきました。

1日目の模様はこちら

2日目に持って行ったのは、この3冊。

1冊目 忘れることが出来ない〝現在の自分につながる本〟

これは自分の中で「メディスン・ブック」とも呼べる「読むお薬みたいな本」。ネイティブアメリカンの女性の詩の日本語訳と共に原文も添えられている。英語の原文をお風呂で音読し汗をかくと、まるでスウェットロッジに入った後みたいにスッキリする。どうしてだかわからないけれど。疲れたときや自分を内省したいときに読んでいる一冊。

2冊目 あらためて必要性を感じる〝いま読み返したい本〟

ベンガル人の両親を持ち、アメリカで育った著者は家の中ではベンガル語、一歩外に出ると英語という二つの言語の間で幼少期を過ごした。母的存在のベンガル語、継母的存在の英語、そして、そこにイタリア語という3番目の言語が加わり、イタリア語は彼女の心の拠り所となって、その後夫と息子を連れてローマで暮らし始めることになる。ベンガル語、英語から離れ、新たに自らがイタリア語を選択し学ぶことで自立し、自分の世界を創造していく著者の姿に中国語を学び始めた頃の自分を思い出す。この中にある「三角形」というエッセイが好きでよく読み返す。

前にもtumblrでこの本を紹介していた。


3冊目 まだ読んでいないけど目にとまる〝なぜか気になる本〟

これは今年読もうと思っている一冊。1年くらいかかりそう・・・一人で読めるかな?元々は友人に面白そうと勧められたのがきっかけで手に取ってみた。ちょうど東洋の哲学にふれてみたい気分だったのもある。面白いかどうかは読んでみないとわからないけど、どういうわけか最近はその本の佇まいから何となく面白さや自分との相性が分かるようになって来たので、あまりジャケ買い(本だから表紙買いか・・・)しても外さなくなった。なので、たぶんこの本も面白いはず。

2日間のイベントで持ち寄った6冊をザザッと紹介してみた。こうして書き出してみて改めて自分は本が好きなんだな〜と。そして本を読んでいる人の姿を見るのも好き。

イベントでは本が仲介役になって、いろんな人のいろんな読み方にも出会えた。村上春樹の小説を日中英で読み比べしてますという人や世代の違う人たちの興味や関心にもふれることができて、いい刺激にもなった。あと、読書会を主宰している人が何人かいらっしゃって、その運営の仕方を聞かせていただいたのもよかった。今年は自分でも読書会をやってみようかなと思っている。

紹介していただいた本がたくさんあって、おかげで積読がまた増えそうだけど、積読の山をちょっとずつ崩していくのも、それはそれで楽しみだったりもする。

この記事が参加している募集

推薦図書

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?