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おおはな諏訪神社

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建御名方命(タケミナカタノミコト)は長野県の諏訪大社の御祭神です。 諏訪大社の神様は「起きること全てに意味がある」、ということを教えてくれる神様です。 そんなご縁を探しにあなたも…
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#古事記

「表」タケミナカタ神話「表」①

「表」タケミナカタ神話「表」①

▼プロローグ タケミナカタ(建御名方命、諏訪大明神)の物語は古事記における出雲の国譲りの段に語られます。
 この神様は謎の多い存在で古代から今に至るまで多くの考察を生んでいます。
 今回はタケミナカタが何者であるかは考察しません。
 物語としてのタケミナカタ神話のメッセージ性に触れていきたいと思います。

▼導入神話とはなんでしょうか?様々な捉え方があると思います。
まずはいくつかの捉え方のケース

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「裏」タケミナカタ神話「裏」⑦7/7 織姫と彦星と徐福の渡来伝説

「裏」タケミナカタ神話「裏」⑦7/7 織姫と彦星と徐福の渡来伝説

▼織姫と彦星昔々天の川のほとりで織姫様が機織りをしていました。織姫様の作る布はそれは素晴らしい品で父親の天の神様も誇らしく思っていました。しかし、年頃になってもひたすら機織りにしか目がない娘を心配に思い、お婿さんを探しに出かけました。

天の神様はその中で彦星という大変まじめな牛飼いを見つけました。
織姫と彦星は出会ってすぐに惹かれ合い、仲の良い夫婦となりました。しかし、これまで真面目すぎた反動か

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「表」タケミナカタ神話「表」③夕焼けに色をつけるのは?

「表」タケミナカタ神話「表」③夕焼けに色をつけるのは?

落ちていく太陽は私の影を晒し出していた。
影は大きくそれは私の内の虚無かのように思えて私は私という拠り所を失った。

たとえばサッカー選手は
足を失くしてもサッカー選手なのだろうか?

野球選手はどうだろう?
腕を失くしても野球選手は野球選手なのだろうか?

たとえば歳を重ねて、若さを失い、記憶は薄れ、自分が今いる場所や家族や友人、これまで積み重ねてきたものすべてを忘れてしまったとして

それでも

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