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あえて表現しない、という表現。 思索メモ #15

あえて表現しないという表現。


それは映像、音楽、絵や文章でも共通してあると思う。

イラストで、見た者になにか特定のイメージを持たせてしまうような部分をあえて描かないことや、文章で行間を読ませること。小説で、あえて事柄をハッキリと書かないことで想像させることもそう。


表現せず表現することは、受け手となる聴衆や観客、読者を信じることでできるし、共通認識があってこそできることかもしれない。

人それぞれの受け取り方をしてもらうために、相手の個性に委ねて、固定したイメージを持ってほしくないという場合もある。


明示しない表現には、受け手との暗黙の呼吸がある。

目に見える反響だけでなく、受け手と発信者の間の見えない呼吸。

それを感じ取れないとできない。



ライター 金藤良秀(かねふじ よしひで)


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