見出し画像

話を盛り上げるコツは質問力だった

他人に興味がないあまりに、
人の話を聞くことが20代まで苦手でした。

「あれ、この人が言いたいことはなんだっけ」
「さっき、この人は何を話していたっけ」
「この話し合いは、何がテーマだった」

せっかくの会話が、何も入ってこない。
だから反応が薄っぺらになってしまう。

「そうそう!それめっちゃわかるわー」

内心(わかってねーわーw)

同じようなことで悩んでいる人もいるんじゃないかな。
何故か、あの人は話していると面白いって人いますよね
結局、そのような人との差がわかれば解決しました。

今日の内容は、
・共感することばかりしていた
・相手の話を聞かずに行動していた
・話を聞くことがいかに大事なことか

この点について書きたいと思います!
「この人と話したらすっきりするし面白い!」
そう思われるようになると嬉しくないですか。


▶共感が一番楽だけどつまらない

私はすぐ人の話を共感に持っていきがち

友人のOくんからSくんと
3人で飲みに行こうと誘われた。
Sくんは、話が面白いとよく言われている。

どうやらOくんが悩みを聞いてほしいらしく

「彼女とうまくいかなくてさ~」
と溜息交じりに話し始めた。

最近彼女と喧嘩したようだった。
理由は、Oくんが休日に友達と遊びすぎていること。
彼女が大事にされていないと思ったらしい。

Oくんは
「俺だってちゃんと大事にしているよ。
この間の日曜日だって、家で一緒にゲームして遊んだし、
平日の夜にご飯もたまに行くし。
ちゃんと大事にしてるのにさー、ひどくね」

この話を「うんうん」と頷きながら聞く。
その反応に対してOくんから、

シュンはどう思う?
と質問が飛んできた。

「俺は、Oくんは大事にしてると思うけどなー」
Oくんに寄り添い肯定した。


Sくんは、
「んー本当に大事にしているのか
気持ちはわかるけど、彼女の言う通りかもよ」
と、彼女を擁護した。

Oくんはすぐに「なんで?」と聞き返す。
そのあとの会話はOくんの情報を引き出し、
そしてOくんも納得している様子だった。

「Sくんの言う通りだな。よし、がんばるわ
 シュンも聞いてくれてありがとな!」

わたしは「うんうん」しか言っていないが、
何かしら貢献したことに嬉しさを感じていた。

共感が一番楽。
だけど、話を聞いた感じは全くなかった。


▶パズルのピース

話は変わって、営業中の出来事。

訪問先で「見積もりを依頼したい」と
お客さんが図面を持ってきた。

駅周辺の整備工事に伴って、
資材の見積もりを希望していた。

「この資材が必要になるんですけど、
現場のロータリーが少し狭めなので調査してます
一応、概算金額の算出をお願いできますか。
資材名と数量はこちらに記載しています」

見積もりはいつまで必要か、
予算、納品予定時期のヒアリング。
その情報を帰社してから整理して見積もりを作成した。

そのとき、引っかかった
「ロータリーが狭め・・」
「調査しています」

どれだけ狭いの?いつまで調査する予定なの?
わたしは見積もりに気を取られて
一番大事なお客様目線を忘れていた。

そのとき、話を聞くことがいかに大事かわかった。
お客様の一言はパズルのピースのようなもの。
その形を気にせずに、全体像だけを気にしていた。

そういえば、あの時の違和感と似ていた。
Oくんから相談をもらった時の話だ。


▶自分ごとのように話せるか


Sくんがあの時、
「んー本当に大事にしているのか・・・
気持ちはわかるけど、彼女の言う通りかもよ」

なぜそのように言ったのだろう。
私は共感して終わっていたのに。

そういえば、あのとき

S「Oくんさ、いつもゲームしているの?」
O「うん、彼女が家にきたら基本ゲームしてる」
S「彼女はゲームすきなの?」
O「楽しいとは言ってるよ。家にはゲームないけど
S「Oくん一人でゲームすることあるの?」
O「あるよ!オンラインゲームを結構している」
S「彼女が家に来ていても?」
O「うん、彼女はスマホ眺めているし
S「なるほど、、ちなみに平日ごはんに行く頻度は」
O「月に2回くらいかな・・・彼女仕事忙しそうだし!

SくんはOくんに対してかなりヒアリングしていた。
そこから見えてきた情報が多かった。

わたしは、ゲームしている・ご飯にもいっている
この2つから大切にしていると連想して共感したが、
Sくんが拾い集めたピースは、
果たして共感するのが正解か疑うような内容だった。

これが「話を聞く」ということなんだな。

□□□□□

今回の見積もりについても
現場のロータリーが少し狭めなので調査してます
ここについてヒアリングが出来たはず。

・どれくらい狭いのか。計測データはあるのか
・誰が調査して、いつ結果がでるのか
・時間帯によっては混雑する可能性があるのか

このような情報が見積もり内容に影響する。

プライベートもビジネスも、話を聞くというのは
「相手の立場になったとき、状況を語ることができるか」
ということなのだろうね。

だから、話がうまい人はまず相手に質問する。
そして、情報を整理して言い直す。
言い直すのは、自分の認識が間違っていないか確かめるため。

その認識確認だけで、
相手はちゃんと聞いてくれたと感じる。

だから、この人と話して楽しいとなる。
「聞き上手」は「パーツ集め上手」だ。


まとめ

話し上手は聞き上手。
相手のことを考えるためにも、
相手の立場になったとき、
自分も同じように状況説明できるか

疑問に思った点を拾い上げて
パーツを揃えていくことが大事。

「わかるー!」と言ってる人に、
「え?なにがわかったの」と聞いたら
黙り込むかもしれない。

このパーツ集めに慣れると、
人の話がだんだん面白くなるよ。

まずは、自分がアレ?って思ったことを
聞いてみるところから!

それじゃあ。

この記事が参加している募集

もしよろしければサポートをお願い致します。頂いたサポートは、みなさまの有料記事購入に使用させていただきます。