#20【偏向報道がおこる訳】マスゴミを作る経済システム
昨日、マスゴミは僕たちがつくっている話をした。
だから今日はマスゴミを作り上げた資本主義システムと報道の理想形を作る方法についてお伝えしたい。
今回はテレビ局を取り上げる。
早速だが、テレビ局はどこから収入を得ているだろうか。
答えは広告だ。僕らを時には魅入り時には焦れったくさせるCMだ。
テレビ局は広告代理店から案件を得て、広告収入を得る。
つまり広告代理店からお金を得ている状態だ。
先日、テレビ関係者からテレビ局は電通に支配されているという話を聞いたが、本当であろう。
金を持つものが力を持つのが資本主義だ。
では広告と広告収入を得るためにテレビ局がしなければいけないことはなにか。
それは、視聴率を上げること
広告は人に見られてはじめて広告たるからである。
多くの人に見てもらうためには、多くの人に気に入られる必要がある。
昨日の話につながるが、そうして刺激的な番組が作られる。煽り報道が行われる。
問題の根源は人気とりに走らないとお金を得られないシステムにあるともいえる。
人気取りに走らずとも収入がある分、そういう意味でNHKは健全である。
新聞や雑誌はもう少し要素が加わる。
新聞や雑誌は広告収入に加えて、読者から購読料を取る。
広告料と購読料の二本立てで行っているわけだが、人気取りが必要である点はテレビと同じである。
ここまで報道における資本主義システムを説明したが、このシステムには致命的欠陥がある。
被報道者の意思が介在していないのだ。
報道とは本来二つの方向に気を配らなければならない。
読者(視聴者)と報道される人(報道対象)だ。
しかしこのシステムにおいて、報道対象が不幸になるニュースであってもマスメディアが被害を被ることはない。
そのため実名報道は行われるし、スキャンダルは取沙汰される。
理想的な報道のあり方は、視聴者と報道対象とメディアの三者がみな幸せなものだ。
先に述べた通り、視聴者の幸せとメディアの幸せはリンクしている。
課題は報道対象の幸せと視聴者の幸せをリンクさせることだ。
従来のシステムによるのであれば視聴者が報道対象の幸せを願う必要がある。
つまり明快な解決策は、僕たち視聴者が正しい情報を求めること。
僕たちが誤りを含んだ刺激的なニュースではなく、正しいニュースを希求した時に理想の報道は実現する。
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