文章は映像で見える
私は子供の頃から本ばかり読んで、大人になりました。
通知表の生活に関する欄に『本ばかり読まず、昼休みはお外でお友達と遊びましょう』だの『今年も図書室の主のようでした』と毎年書かれました。
速読が得意です。
一回の目線の下降で、3〜5行ずつ同時に見えるので、文章が映像に見えます。
※難しい本は除くw
例えば小説だと、登場人物、街の雰囲気、建物の間取り、そういうものが映像として徐々にはっきりしてくるという妙な癖があります。
本読みさんあるあるで、なんかしらの映像だったり、動く紙芝居みたいなのが見えてる人は多いと思う。
え、ホント?w
ここからが難点。
私の場合だけかもしれないんだけど、漫画と恐ろしく相性が悪いのです。
急に縦横右左に飛ぶコマ割り、文字量と余白と絵のバランス、目に入って来る情報の蛇行とアンバランス、ものすごく気持ちが悪い。
小学生の時、音読するにはかなりゆっくり読まないと声に出せなかった。
目には先の文章が入ってきちゃってるもんだからさ、口が追いつかないw
漫画は、私が欲しい情報が少ないというか、情報のペースが合わない。
多分、自分が映像化するためのせっかちな読み方の癖が馴染まないんだと、ここ数年でわかって来ました。
漫画の単行本1冊だと5〜10分くらいで読み飛ばしてしまう。
手塚治虫とかだと、もうちょいかかるな。
ただ速い方だと思います。
満州アヘンスクワットは、5分も要らなかった。(これ売れてるんでしょう?)
私は満洲オタクなので、中国の地図が頭に入っているし、圧倒的に内容が足りない。
そもそも論で申し訳ないんだけど、東北地方にチャイナドレス着てウロウロしてる女性は、まず居ないでしょうね…。
日中戦争を泥沼化させた中国独自の都市構造を一切無視した展開で噴飯モノでしたw
大観園の話は前にも書いたねー、尻の穴の話。
杜月笙が出てきたあたりで、ああモデルの一部は里見甫ねって思ったけど、設定がザルすぎ。
植物に詳しいので、阿片の純度あげれるってどんなチートなんw
アラレちゃんみたいなモノの方が、パラレルワールドとして成立してる。
この形が変だなと思うと、絵が全然入ってこない…。(コナンの絵って、気持ちが悪くなる歪み。)
スラムダンクも一回も読んだ事ない。(ヤンキーが無理。)
バカボンドは12巻まで一気に読んだけど、話が進まなくてダメだった…。(シュッとか、ザザッとか、そんな擬音に絵も要らない気がする。)
吉川英治を読んどけ!!
私は読んだw
ベルばらは読んだw(オスカル、結構情緒不安定w)
ストーリーをもっと深くって、フランス革命を復習すると、そっちが盛り上がる…。
バスティーユ襲撃でオスカルは死ぬけど、ナポレオン3世くらいまでの怒濤の混沌がフランス史の魅力だよ。
断然、歴史本の方が面白い。
たくさん調べると映像化が捗り、ディテールが細かくなるので、うっすら関連した他の映画などの映像作品も面白く観れるし、映像作品観ると原作にあたりたい、時代背景が気になる、風俗が気になると、興味がどんどん広がるので、結局は本に戻るのだ。
⇨実例 平家物語を見たよの話。
漫画の名言みたいな事を言われても全く知らない…。
漫画を読まない事を信じられない事のように言われてしまうが、私からすると本を読まない方が信じられない。
本が苦痛だって。
私は漫画が無理なだけ。
文字が絵に見えるのはディスクレシアだと書いてあったが、私は文字や文章に関するイメージを突き詰める作業が好きなのだ。
細かいディテールをとにかくいっぱい詰めて、どんどん頭の映像をクリアにしたい。
なんでまたこんな事を書いたかというと、『え、何を言ってるかわからない』って今日何度も言われたからですw
アニメ漫画オタク側(その人w)からすると、『その世界観に入り込まなきゃ』ってなるんだろうけど、漫画って綻びが多すぎない?
無理設定だったり、余白の使い方も変だし…。
発端は、まぁ私がNANAを知らないって事だったんだけどね…。
全く知らんす。
ごめん、興味もないす。
岡崎京子、安野モヨコは知ってるけど、その人は知らんす。
「漫画読んで泣くの?ええーっ、そんな盛り上がれる?」て言うたせいです…。
文字のごま塩加減っていうか、ページの文字の隙間とかも気になる。
横光利一の機械とか読んでみよ、お経みたいな本がある。
で、書いてみてわかったけど、私が病気だwww
と言うか、発達の凸凹に該当するんだろうなぁ。
【なんでも短く、情報を端的に】がトレンドなんだろうけど、私は物足りない。
狭く深く、広く浅く、興味をどんどん広げたい。
私みたいな人の方が圧倒的に少数派だろうけど、追求していく楽しみを、私はずっと持っときたいのよね。
文章を映像で見てるよって人、いないのかな…。
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