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新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)

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記事一覧

空間除菌でコロナ対策できるの?(全年齢対象)

空間除菌でコロナ対策できるの?(全年齢対象)

 以前Tweetしたものを改訂して、note版も作りました。良かったらお使い下さい。
 PDF版はこちら。二次配布OKですが、内容の改変はしないこと、最後のクレジットは取らないこと、もちろん商用利用は行わないことをお願いします。

 空間除菌の問題点が共有されてきているようで、流れも変わってきているのを感じます。皆様の拡散のおかげです。

追記:2021/3/18 全年齢対象にし、一部改訂。

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(注意喚起)新型コロナウイルス感染症対策「次亜塩素酸水に関する情報」

(注意喚起)新型コロナウイルス感染症対策「次亜塩素酸水に関する情報」

※この情報は、私ならびに有志の研究者グループで集めた科学的エビデンス、ならびに、医師や研究者等の友人からいただいた科学的知見をもとに、できるだけ客観的に記しております。最新の情報についてアップデートが必要と判断される場合には、適宜アップデートします。

初版 2020年4月22日/二版 2020年4月26日/三版 2020年4月29日
四版 2020年6月5日/五版 2020年6月6日

2020

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ドイツ@Sars-CoV-2 コロナウィルスアップデート(39) 2020/5/7(和訳)

話 ベルリンシャリテ ウィルス学教授、クリスティアン・ドロステン
聞き手 コリーナ・ヘニッヒ

2020/5/7

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緩和のなかでのコロナウィルス、という見出しで今日のポッドキャストははじめても良いかもしれません。連邦と州が、ブレーキを少し外す決断を下しました。そのなかには、店の営業再開、サッカー、そして幼稚園が含まれます。今日も、ウィルス学教授、クリスティアン

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新型コロナの陰性証明はできません!

新型コロナの陰性証明はできません!

あなたは、職場から新型コロナ検査結果の提出を求められたり、周りの人からそのような体験談を聞いたことはありませんか?



最近、職場から新型コロナ陰性の証明書を求められて困っている方の声を耳にします。そこで、この記事では、働く皆さんにご理解いただきたいポイントをお伝えします。

「PCR検査」について知っておいてほしいことPCR検査、希望すれば受けられる?
新型コロナのPCR検査は、医師や自

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あなたもCOVID-19と戦えるのでは?

あなたもCOVID-19と戦えるのでは?

COVID-19が世界中で猛威を振るう中で、ほとんどの人が生活に不便を強いられていると思います。不安も大きく広がっています。助けを必要としている人も溢れています。

その中で、私は自分にやれることが何かないかと探していました。

今回の感染拡大では、戦いの最前線は病院であって、最も壮絶な戦いの場にいるのは医療者でした。かつては私も脳神経外科医として、病院で働く身でしたが、現在はがん研究者として米国

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COVID-19では微小塞栓症に関連して肺血栓塞栓症が想定外に多いのでは? -Radiologyからの報告を元に (4月23日)

(4/27誤字等を訂正)

COVID-19の合併症として、全身の塞栓症、特に肺血栓塞栓(PTE)が結構あるのでは?となってきています。

治療を考える上でも、微小血管塞栓は最近話題になってきてい、ここ数日だと足趾の症状が取り上げられています。
Bruises on feet 'could be sign of coronavirus', Spanish doctors claim | Metro

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濃厚接触者の定義から私たちが学ぶこと

濃厚接触者の定義から私たちが学ぶこと

専門家有志の会の和田です。
「濃厚接触者」の定義が、新たに「患者さんがコロナが疑われる症状を示した日の2日前から、患者さんとの距離が1m以内で、マスクなどで口元が覆われていない状態で15分以上会話した人」と変わります。

言い換えると、「1m以内」「マスクなし」「15分以上会話」した相手が、2日以内にコロナの症状を示したら…あなたも濃厚接触者です。

「濃厚接触者」とは、保健所が健康観察の対象とす

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酒造会社の出番です!- コロナに立ち向かうためのアルコール消毒剤が枯渇しています。

酒造会社の出番です!- コロナに立ち向かうためのアルコール消毒剤が枯渇しています。

 新型コロナ感染症の蔓延はとどまるところを知らず、それに比例するかのように病院などのマスク・防護具・消毒用アルコールの枯渇が問題となってきています。

 私が勤めている病院では1人1日1枚はまだ配られていますが、あと1ヶ月でマスクが無くなりそうです。これでも恵まれているほうで、ある大学病院では、ほとんどの部署で毎日1人1枚から1週間に1枚程度などというところもあるようです。

京都や大阪の大規模病

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