びんせんと(仮名)

不意に何か書きます。多分

びんせんと(仮名)

不意に何か書きます。多分

最近の記事

写真は愛で変わるのか

 被写体への愛とか想いのような感情が写真に現れる、という話がイマイチ理解できない。それは単に自分がそれを理解できるだけのものを持ち合わせていないだけなのだろうが。  そもそも同じ場所同じ時間同じ機材同じ設定で撮った写真は原理的に同じものにならなければおかしいので、そこに撮影者の感情が入り込む余地はないだろうと思っている。そして設定や構図は撮影条件や知識などによって決まるだろうし、機材を決めるのは経済力だ。愛ではない。  などと言うと、より良い構図や設定を模索するのは被写体

    • 行こうよ、almaのライブ

       ずっと昔、音楽はその場だけのものだった。それが録音技術が登場し、携帯プレイヤーが生まれ、通信による配信まで可能になったおかげで、今ではいつでもどこでも音楽を聴けるようになった。  けれどもその一方で、音楽の”聴くためのもの”としての地位が危うくなっているような気がする。何も考えなくても勝手に耳から入ってくる、まるで空気のような存在。単なるBGMであって、決してその場の主役ではない存在。そうなっている面がないだろうか。  そんな時代になっても、まだ音楽が主役の場所がある。

      • 延々エンディング

         先日から、ほんの少しだけチェスに触っている。そして何度でも言うが、switch版の銀星チェスLevel2の生き様に腹を立て、必ずかの邪智暴虐の王をメイトしてやらねばならぬと決意した。大体そのような経緯で、Chess.comの無料ユーザとなったわけである。  ならばオンライン対局で腕を磨いているのか?と問われると、実はそんな事はない。今日の問題を、もはや総当たりに近いほどの試行錯誤によって解けた事にし、あるいは問題ラッシュで間違えた箇所を復習し、何故間違えたのかわからないと

        • 因縁深からぬチェス

           小学生の頃だったと思うが、携帯用のチェスセットを買った。多分数百円の物だった。何故買ったのかはわからない。周囲にチェスの出来る人はいなかったし、自分だって特に興味があったわけでもない。セットに同梱されていた説明書で大まかなルールをおぼえたような気がするが、結局それ以上の事はなかった。  高校の頃、近所の古本屋でチェス・マスター・ブックスのセットを見かけた。六冊セットだったので改訂前の物だ。なんとなく気になったが、部活と格闘ゲームに忙しいうえに小遣いも乏しかったため、売り場

        写真は愛で変わるのか

          素数と家族

           素数と呼ばれる数がある。1と、それから己自身以外に約数を持たない自然数の事である。ある時わたしは、素数と家族とこじつけてみようと考えた。  まず、最少の家族は夫婦。人数で言えば二人。つまり素数である。2は最少の素数であると同時に、素数の中で唯一の偶数である。そして夫婦は家族でありながら、(多くの場合は)唯一血のつながりを持たない関係である。  続く素数は3。家族で言えば、夫婦の間に一人目の子が生まれた状態である。新たな世代が誕生し、その血をつないでいくための用意が出来た

          とりとめのない話

          あらすじ  今まであまり積極的に話した事がなかったので知らない人もいるかもしれないが、実はわたしには母がいる。  しかしその母、近年では足が悪い上に認知症となっており、日常の動作においても他人の手を必要としたり、会話が即席の迷宮へと踏み込んでしまったりする。  ある夜、あまりに延々と会話の迷宮内を引きずり回されたわたしは、迷宮攻略を放棄して夜間徘徊をしたのであった。 装備確認  まずスタイルは自転車を押しつつの徒歩。これはイヤホンで音楽を聴きながらなので、法律上であり安全上

          とりとめのない話

          「ところでお前、どんな写真撮ってんの?」

           と、聞かれた時のために今まで撮った写真の中で、まあまあよく撮れてると思えるものを貼り付けてみようと思います。記事中に写真添付をする練習にもなりますし。とはいえ、記事タイトルにあるような質問をされる事はありませんが……。  自分がカメラを購入したきっかけは、競馬場に行った際に写真を撮っている人を見て楽しそうだと感じたからでした。というわけで競馬場で撮った中からキタサンブラック号の天皇賞(秋)。  しかしカメラを購入したのが12月だったため、最寄りの東京競馬場は非開催。近所

          「ところでお前、どんな写真撮ってんの?」

          自称・コロナ疑いの記

           2023年8月15日。同年4月に発足時の体制を終了し活動休止となっていたalmaの新体制お披露目の日。全身どっぷりではないにせよ、それでもファンを自認する存在である以上は現地に行かないという選択肢は存在しなかった……んだけどねえ。ちょっと話を一週間くらい巻き戻してみてい~い?い~よ~!ありがと~!! 8/8 特に何もない。しかし夜になんとなく違和感。寝不足か何かであろうと判断し、少々早めに就寝した記憶がある。 8/9 起床してすぐに体調を疑う。珍しく(検温それ自体が体調

          自称・コロナ疑いの記

          謎のSkypeアカウント

           それは昨日の事。ログインしたままだったはずのPC版Skypeが勝手にログアウトしていた。何故こんな無意味な事をするのかと呆れつつ、メールアドレスを入力して再度ログインを完了した。  しかし、そこに表示されたのは見覚えのないアカウント。メールアドレスもパスワードも自分で入力した以上、他人のアカウントにログインできてしまったという可能性は極めて低い。また、その時点でもログイン状態を維持できているモバイル版Skypeに何らの異常も見られない事から、アカウント乗っ取りも考えられな

          謎のSkypeアカウント

          アイドル×写真

           現在のわたしは写真を撮る事が好きだし、アイドルも好きだ。それで最近ふと思ったのだが、アイドル趣味というものは、写真の撮影技術を向上させるのに役立つのではないだろうか。ホントに?  というわけで、今回はその根拠っぽい事柄を挙げてみるのだが、ここで話題にする”アイドル”は、TVメディア等でおなじみのメジャーなグループではなく、メジャーを目指してライブハウスで頑張っているようなアイドルの事だと思っていただきたい。  まず、アイドルの写真を撮ると言われてイメージするのはライブで

          格ゲーは衰退しました

           などと安易に口にすると確反喰らう気がしますけど、個人的に格ゲーは衰退したと思ってます。衰退というよりも、異常だったブームが終わっただけという方が正しいと思いますが。  その理由に関して、精密な操作を要求するゲームシステムや、(恐らくは)中級者による初心者狩りなどが挙げられていると思いますが、主な原因はもっと別のところにあるように感じました。わたしの考える要因は、格ゲーに触れる機会が減ったためです。  わたしが格ゲー全盛期だったと思っている90年代後半から2000年ごろは、あ

          格ゲーは衰退しました

          アイドルと生成AI

           最近また生成AIの話題が盛り上がっているようなので、便乗してビュー数を稼げないものかと期待して、無意味な妄想を展開してみようと思います。もちろん素人の妄想なので、色々とおかしな部分はあると思いますが、有意義な暇つぶしのアテがない方はひとつお付き合いを。  先日、AIによって生成されたというフェイク画像で株価が影響を受けたという事件がありました。また、超有名レタッチソフトの新機能のデモ動画として、画像生成AIを使って様々な背景や人物を追加していく動画も見ました。デモ動画を見

          勝手に仮説を作りたい

           人間という生き物は未知の状況を恐れるらしく、どうやら物事に勝手な説明を施してしまうようだ。ということで、勝手に作り上げた仮説を二つほど書き残しておきたい。 塩で除霊が出来るわけ  どうも塩には除霊能力があるらしい。それが事実かどうか、そもそも霊が存在しているかどうかはひとまず放置して、一体どうして調味料にそのような能力が備わっていると考えるに至ったのだろうか。1分くらいで考えてみた。  昔の人は食中毒や食物の腐敗の原因を食べ物に悪霊が憑りついたためであると解釈した。そし

          勝手に仮説を作りたい

          ソリティアの中に人生を見た(という錯覚)

           Windowsユーザーの皆様もそうでない皆様も、一度くらいは手を出したことがあると思われるソリティア(あるいはクロンダイク)。先日も暇つぶしというか現実逃避みたいなノリで始めて、クリアできずに延々と無駄な時間を過ごしていました。  その時に一度、まったくカードを動かす余地のないままゲームオーバーになってしまった回がありました。カードの配置がランダムである以上、そんなゲームが登場するのは避けられないのでしょうが、いくらなんでもそりゃあ理不尽が過ぎるんじゃないかと思ったもので

          ソリティアの中に人生を見た(という錯覚)

          個性派(?)楽曲たち

           先日、ライブ帰りのBGMを携帯プレイヤのランダム再生に任せていたら、クセの強い曲が流れてきてライブの余韻を消し飛ばされそうになりました。というわけで今回は、わたしのPCに入っているちょっと個性的な曲をいくつか紹介してみようと思います。ついうっかり記事内に登場した曲に興味が湧いてしまった方は、どうぞ各種サブスクサービスやYouTubeなどでお楽しみください。 フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ(P-Model)  ベルセルクをきっかけに平沢進さんを知り、そして平沢さんがヴォーカルを担

          個性派(?)楽曲たち

          そこに”alma”があるなら

           先日、4月9日をもって花沢真里乃さんがalmaを卒業し、同時にalmaの現体制が終了となる旨がアナウンスされた。その後、almaは新体制への準備期間に入るという。現時点で、復活の時期はわからない。  almaは6名で発足したグループで、そこから米山穂香さんと飯島桃子さんが卒業して現在は4名で活動している。そして今回、花沢さんが卒業することでメンバーは3名となり、そのまま活動を継続していくのは難しいとの判断が下されたのであろう。  個人的に、almaはメンバーひとりひとり

          そこに”alma”があるなら