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ドイツ一人旅_国際交流_04_10【海外旅行】

前の話  プロローグ  4日目01

1999年冬 4日目 ベルリン

ドルトムントを16時に出発してベルリン動物園駅に到着したときにはすでに20時を回っていた。

ベルリンにはいくつか大きな駅があるが、動物園駅が国際列車や長距離列車が到着する駅なのだ。

夜も遅いためタクシーに乗ってユースホステルに向かった。それにしてもタクシーの運転手が私服であることに驚く。今乗っているタクシーの運転手もカジュアルなシャツにジーパン姿である。

10分ほどでユースホステルに到着した。チェックインは2回目でもあるためスムーズに対応できた。

部屋に入ると日本人が2人とドイツ人が1人いて、ベットをベンチ代わりにして談笑していた。

日本人の一人はトロンボーン修行のためドイツにやってきて、毎日ベルリンフィルハーモニーに通って鑑賞しているとのこと。見た目はジャイアンのようで気が強そうだ。

もう一人の日本人は関西出身の大学3年生(但し1年留年)。旅行が趣味であちこち飛び回っているそうだ。

ドイツ人は薬学部の秀才。勉強が忙しくなってきたので下宿先を探すためにベルリンに来ているとのこと。

3人とはすぐに意気投合した。3人とも英語に堪能であったが苦手な僕に合わせてゆっくりと、時々通訳も交えて話してくれたおかげで何とか会話についていくことができた。

サッカーの話、音楽の話、歴史の話などなど。深夜1時まで語り合った。



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