キムラタツヤ

僕の文章や絵を目にした人が、それまでより幸せになってくれればいいなぁ。

学校の神様

第8話第7話はこちら  5限目。静かな職員室。ほんのかすかにエアコンの音。  翔太はやはり母のことを考えていた。大阪の下町生まれの菊子ではあったが、決していわゆ…

学校の神様

第7話第6話はこちら  誰一人として口を開かず、静かに話を聞いていた教員たちだったが、その瞬間に、つまり薮内が胸ぐらをつかんだ部分で、やにわに色を作し、口々に翔…

学校の神様

第6話第5話はこちら  「え?」  おそらく職員室にいたほぼすべての教員がなにかしらの声を出したのではないだろうか。声ではなく、音と言ったほうがいいかもしれない…

学校の神様

第5話第4話はこちら  もうすぐ4限目が終わるなぁ。  そういえば、翔太は朝から母が弁当を作ってくれたことを思い出していた。初日の初っ端から体罰事件を起こし、授…

学校の神様

第4話第3話はこちら  その時だった。突然、空気が動いた。  「なにかあったの? というか、なにがあったの?」  左肩の後ろから、女性の声が聞こえた。振り返らなく…

学校の神様

第3話第2話はこちら  小説ではこういう場合、主人公の顔が真っ青になったり、あるいは目の前が真っ白になったりするのだろう。しかし、翔太は自分がなにを言われている…