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長男が高校受験を終えて。やっておいて良かった事は?①『勉強しなさい』を言わずに過ごすために。

この春、長男が無事志望校に合格し高校生となった。しかし、受験生と言われる中3になった時は、一斉休校真っ最中。オンラインでの授業もまだ何もなく、学びが停止状態。しかも、『塾は部活を引退してからでいいか〜。』と、全く探してもいなかった。お向かいの息子と同級生のママさんが『塾行ってる子達は、塾がオンライン対応で本当なら今学校で習ってるはずの授業範囲を教えてもらってるよ〜!』と教えてくれた。

‥やばい。これはやばい。


しかし!目の前にいるのは紛れもなく受験生となった長男。そう、親としても初めて我が家に受験生が降臨!なのだ。

‥‥Σ(゚д゚lll)


はい、さあどうする⁉︎

私が内心焦り始めた時、長男が一言。

『どうやって新しいところを勉強したらいいか分からない‥。』

高校生となった今は予習の大切さが分かったと言う彼も、中学生の頃は復習が中心だった。まだ一度も習っていない内容を自力でどう勉強したらいいのか。教科書を読む‥?とりあえず重要そうな所を覚える‥?でも、このやり方合ってるいるのか‥?

はい!不安しかない〜(笑)

という事で、ここが受験生ライフのスタート地点だった。その後、親子で試行錯誤しながらの志望校合格への道のり‥我が家にとっては汗だくの山登りが始まった。


しかし、
不安な中でも。
受験勉強期間も。
今現在も。


彼が自分から机に向かうのは日常のサイクル。


友人から
『勉強しなさい!って何回言ったってしない。続かない。受験生になった時くらいはしてよって思うけど、年頃で反発するだけ。』
と聞いて、ふと思った。


『勉強しなさい!』って言った事ないかも‥?


小さい頃から特別にすごい何かに抜きん出る才能がある!とかではなく‥。勉強に関しても、強制とか習い事もしていなかった。

ただ、友人の話から、我が家の今までをざっと振り返ると‥


彼が小学生になって、私自身が子供の時に『こうだったらよかったなぁ〜。』とぼんやり思った事をとりあえず幾つかやってみた。

まず1つ目は

『小学1年生の最初だけは隣で見守る』


勉強を幼稚園や保育園からしている家庭は、小学校入学前にきっと経験済みだからもう必要ないかもしれない。

我が家は小学校入学前は、『ひたすら好きな事をして遊ぶ!』がモットーだった為、勉強は全くしていなかった。だから、小学校で初めて「宿題」に出会う。

初めての宿題を持って帰ってくる事に、『小学生っぽい!』とちょっと感動した記憶が‥(^_^*)

ともあれ、さあ、やるか!と意気込み、私も隣に座る。確か、最初の方は名前を書いたり、国語の教科書の1番初めの2.3行の詩のような所の音読とか。そこから、漢字や計算のドリルも始まり‥。

始めは素直に思った事を言った気がする。「宿題なんて小学生ってお兄ちゃんな感じがする!」とか、頑張って書いた漢字は今思えばたったの一字、二字だけど、一生懸命鉛筆を握って動かす横顔が微笑ましく、でっかい花丸をつけた。


しかし、『宿題慣れてきたかな?』って頃に、どうやら飽きた(笑) 


そりゃそうか。

初めてのクラス。初めて会うたくさんの友達や先生。

小さいながらもガッツリそこは

『社会』


新しい関係、新しく習う事、新しいづくしから我が家に帰ってくる。そしてホッとしたのも束の間に宿題が待っている。「これすごく楽しい!大好き!」って訳じゃないのに、でもやらなきゃいけない事だ。だいたい宿題の出され方パターンも決まってきて見慣れてきた。
ママも初日ほどの褒めパワーもない(笑)

これ、毎日あるのか‥

はい!もう疲れた〜(笑)


ここで決して叱ったり怒ったりブツブツ言わないようにしつつも‥ やるべき事は譲らない。(疲れ切って寝ちゃった時は別)
私は私で、『慣れてきてたから、ちょっと洗い物〜』って席を外したりしてたけれど、ここはまず‥

一旦来た道を私が戻る!


また隣に座って、「この漢字のはらい方キレイだね〜!結構キレイにはらうの難しいのに、やるじゃん〜!」と、何故かはらいをピンポイントに褒める母(笑)「そうかな〜?」って、はらいのみを空いているスペースに連続書きしてくれるから、そこにも花丸をつけた。(先生が見たら漢字に厳しくてやり直させていると思っていたかも。)


勉強には波がある。成績だけじゃなくて、モチベーションにも波が。

そのモチベーションの上げ方をまだ知らない宿題初心者の1年生には、モチベーションをあげる為に身近な大人が寄り添ってあげる期間が必要だと思う。


そして今。高校生になった長男は、帰宅して一息ついたら机に向かい、毎日分厚い問題集と格闘している。私はもう隣に居る訳もなく、小学生の次男とバラエティー番組を見てゲラゲラ笑っている。


今振り返れば、1年生のまだ量も少なく10分程だったあの少しの時間と少しの期間が、


『勉強しなさい!』

を言わずに済んできた事の1つに繋がってると今は思う。

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