KIKUE

作詞家です(KIKUE/rihoco)好きなものや好きなことを気のままに文字にします。…

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作詞家です(KIKUE/rihoco)好きなものや好きなことを気のままに文字にします。推しの話多めです。

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好きなものを「好き」と言えること

はじめまして、KIKUEと申します。 今回「自分が好きなもの、好きなことを、好きなだけの熱量と文章で書きたい」と奮起し、noteを始めてみようと思います。 高校、大学、会社に属する中で、「大丈夫です」「すみません」の2ワードを乱用し、誰かに嫌われないことばかり考えて生活していたところ、いつの間にか自分が「好きなもの」を「好き」だと、堂々と言えなくなっていました。好きなものがないわけではなく、人一倍こだわりが強いのに、好きなものを「好き」と胸を張って言える権利なんて私にはな

    • 余韻と依存

      ライブの余韻から、抜け出せずにいる。 その日は満月の前日で、すこし涼しくなった綺麗な夕日のライブで体を慣らし、まるい月が煌々と輝く暗転したステージの下でお目当てのバンドを待つ。 リハや声出しをしている音にゾワゾワする。ステージがじんわりと灯りを携え、音を鳴らすと同時に肌が泡立つ。あぁ、ライブはこんな感じだった、と一瞬懐かしい空気を思い出した。 一生に一度でいいから、この耳で生の声を聴いてみたかったアーティストの方。その想像を遥かに超えて、魔法みたいな夜だった。キラッキラ

      • 藤原愁(ツルネ)への沼

        急に本気出してきた信号待ちの夏感にぼんやりしながら、昨日一気見したアニメが脳裏をよぎる。 没頭すると何度でも同じ場面を見てしまう、繰り返し見て、しばらく頭から離れなくなる。 案の定、新たな推しの事を考えていた。 アニメ『ツルネ』に1年遅れでどハマりしている。遅い。去年もなんとなく見ていた記憶はあるけれど、なぜかこのタイミングで沼に足を踏み入れた。 最初の方からずっとマサさん(滝川雅貴さん)がとても好きだったけれど、今季最強、いや、間違いなく過去アニメのトップレベルに抜きん

        • 伝えたいことが伝わらないとき

          雷雨が来る、という天気予報が見事に外れた午後、お団子の中で一番好きな「焼き団子」を食べながら、自分をシェアすることの難しさに直面している。 お団子はもちもちしていて美味しいし、空気も澄んでいて美味しい。なのにどこかすっきりしない不思議。 書いた言葉がどれだけ良くても、歌うことが上手くても、踊るテクニックが素晴らしくても、伝わらない時には伝わらない事がある。ずーん。 多分それは「伝える力」が弱かったり「伝えたい想い」とか目に見えないものが、きっとどこかで混線中だったり迷子に

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        好きなものを「好き」と言えること

          真顔の「笑」とあんみつ

          この間「(内容)笑」という文章が飛んできた。 内容は割愛するとして、どう考えたって私から見たら笑えない内容だった。刺激が強めの20時前。 笑えないのになぜ文末に「笑」がついているのか?笑いに変えたかったのか??それとも私が笑うと思っていたのか???けれど私には真顔で「笑」を入力している相手の顔しか浮かばない。 謎が深まりぐるぐる考えながら、手にしているあんみつを開ける。塩豆入りのあんみつだ。ちぐはぐだけれど美味しそう! 最初は文末の「笑」さえすっ飛ばして書いてある内容を信じ

          真顔の「笑」とあんみつ

          原点回帰と牛乳プリン

          今日も今日とて、推しが素晴らしい。 一挙手一投足、纏う空気感が凛としたり柔らかかったりと、同じ世界線で生きていることが本当に不思議でならないくらい。 ◆ 自分が言葉にしないと、思っていることや感じていることは消えていくのだと身をもって感じている。そしてまた自分が何を考えているのか迷子になる。 そういう時の原点回帰、推し。 推しに「のめり込んだ地面から何度も救い出してくれてありがとう」と伝えられたらいいのになーーと届くことない願いを胸に秘め、今日も推しのライブ映像を見ながら全

          原点回帰と牛乳プリン

          満月とほうれん草の胡麻和え

          ビルの隙間から覗いている”ほぼ満月”を見ながら家に帰る途中、今日あったことをぐるぐると考えていた。歩調は速く強くなり、考えるほどにモヤモヤが募る。晴れない。久しぶりに気持ちが晴れない。どうした私! 帰りにご飯を買おうと思っていたスーパーが棚卸しでクローズしていたため、コンビニに行くと昨日の今日だからか棚は空っぽだった。 閉店時間迫る八百屋に行くと、ほうれん草が58円だった。即購入を決め、モヤモヤを抱えたまま家に帰る。 「すっごい美味しい胡麻和え作っちゃうもんね!!!」と

          満月とほうれん草の胡麻和え

          欲しいものを欲しいと言うこと2022ver.

          新年が始まってまだ11日だけれど、体感覚的にはすでに1月末ぐらいのインパクトのある出来事が毎日降り注いでくる。1月クールのアニメを見ながら、今期見る番組を選んでいる今宵も、驚くほど寒い。 ◆ 今日友達と話していて、今年は欲しいものを欲しいと言う1年にしたい、と言ったら「いままで欲しいものを欲しいと言わなかったの?」という質問返しをされた。確かに...とちょっと考え込んだ。 最初のnote投稿に『好きなものを好きだと言えなくなっていた』と書いている。きっと原理はそれと同じ

          欲しいものを欲しいと言うこと2022ver.

          忘れられない景色

          もうすぐ雨が降りそうな厚い雲が冬の空を覆っている。自転車で走るには寒すぎるけれどまだ冬本番じゃないらしい。あいにく新月も相まって、星一つ見えない夜です。 「世界の絶景」とか「忘れられない景色」という番組を見ていて、さて私の場合はなんだろう、と考えた。考えて考えて考えて..結局浮かんできたのは、、目の前の出来立ての肉じゃがだった。美味しそう。 自然の織りなす風景はもちろん好きだし、旅行は大好きだ。鈴虫寺の入り口に茂った緑や木漏れ日とか、旭岳の一面銀世界、大学通りを圧巻する桜

          忘れられない景色

          推しの威力

          11ヶ月間、私は地の底にいたのだと、見終わって気づいた。もうそこはライブ会場さながらで、至極のエンターテイナーたちを目の前に、しあわせしかない空間だった。 『ARASHI Anniversary Tour 5 × 20 FILM “Record of Memories”』全国公開初日、舞台挨拶のライブビューイングに足を運んだ。久しぶりにドキドキしながら席に座って、スクリーンに映る『嵐』という文字を、穴が開くほど見つめてた。 11ヶ月前の1月1日から、普通に生きてきた。未曾

          推しの威力

          衣替えは夜に

          家の近くにある薬局にチョコレート『Melty Kiss』が並び出して、あぁ冬が来るんだなと思う時期になりましたなぁ。寒い。寒すぎる。今年は湯たんぽを入手しようとAmazonをポチった3分前。 ◆ 最近旧友に会うタイミングが続いている。1年半ぶりだったり、2年ぶりだったりと、なかなか会えない友達から連絡が来たり、こちらから連絡してみたり。利害関係がない友達の有り難さ。少しでも会う時間を作ってくれる友達がいるのは、奇跡のような感じがしている。同じ時間を生きながらも、別々の心と

          衣替えは夜に

          好きなことが心の中に棲みついたらちょっと強くなった話

          オリンピック閉会式をテレビでたまたま見ていて、来世生まれ変わったらオリンピックに出てみたい、とふと思った。その理由を辿ると、血の滲むような努力の積み重ねの上に勝敗をきめにかかってなお、閉会式では柔らかな表情の選手の多さに心打たれたから。紆余曲折経験しても、最後にこんな穏やかな顔になれるなんて、本当にスポーツマンシップって素晴らしいな、と思った。 ◆ やっている時がとても楽しい、好きで好きでしょうがない。そんな事や物との出会いは、とても貴重。 その「好きな事」を「毎日やる

          好きなことが心の中に棲みついたらちょっと強くなった話

          非日常とリトルミイ

          唐突に机の周りが気になった真夜中の入り口。真夜中に限って、昼間したくもない片付けをやりたくなる。ごっそり書類やペン類を捨てることは、さすがにこの時間からは躊躇われるので、こっそりと漫画や文庫本、雑誌をクローゼットに仕舞う。空いた机左手側のスペースには、1体のフィギュア。これからは私の仕事をこのフィギュアが見守ってくれる。戦友みたいな「リトルミイ」。 ◆ 一人暮らしを始めた頃、家に帰ると玄関にこのフィギュアが置かれていた。リトルミイの貯金箱。普段はとても真面目な親からの可愛

          非日常とリトルミイ

          夏の匂いと情景

          家の近くに坂になっている小道がある。帰路の途中、その小道を登っていく。暑いくらいの日差しを浴びながら坂の途中で見上げる風景がなんとも古き良き景色で、蝉の声と相まって夏感を醸し出す。 ◆ クーラーにやられっぱなしの外出から自宅に戻り、窓を開ける。夕方なので幾分涼しくなった風が窓から忍び込む。夏といえば、お線香。その図式が出来上がった大人になった。お線香の白い一筋の煙が、まっすぐ天井に向かって伸びていく。その匂いに、これまた窓から届くひぐらしの鳴き声が相まって、夏感を見せつけ

          夏の匂いと情景

          日曜深夜の居場所

          梅雨真っ只中の日曜の夜は思考ごとどっかへ飛んでいく。 いつのまにか寝落ちしている。 けれど、そういう時は大抵弱っている時。 (´・ω・`)←こんな感じよりこんな具合→_| ̄|○ ◆ 冨永愛さんがテレビ番組で自分の居場所について話していて、いたく感動した。 居場所とは、自分の居たい場所でいいんだと。居たい場所.........思わず手帳にメモしていた。 ◆ 自分の居たい場所に居られない時、人はとても弱くなる。その弱さから目を背けたくて、別の物事に原因を見つけ出そ

          日曜深夜の居場所

          『うやむや』という曲からalbum【1ST】の沼へ

          それは4月末に起こった。滅多に開かないYoutubeを開き、トラッキングされているオススメ動画をクリックした。今更ながらの衝撃的出会いを果たすともつゆ知らず… ◆ 初めてYoutubeで映像に合わせたこの曲を聴いた時、鳥肌が止まらなかった。 SixTONESさんの『うやむや』。 言葉通り震えた。「えっ.............(絶句)」と、聴き終わってしばらく呆然としていた。本当に。 ◆ この歌詞を何度読んだところで、その歌詞の意味こそ「うやむや」でいいんじゃない

          『うやむや』という曲からalbum【1ST】の沼へ