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#思考力
レゴ®︎シリアスプレイ®︎で「考える力」を高めるワークを構想する②光と影ワーク
ワークの狙い
今回、考えるワークは、ある物事の多面性に気づいてもらうことにある。この気づきがあることで、考えるときの「決めつけ」を回避し、多岐にわたる可能性を検討をする姿勢がつくことになる。同時に、ある情報には「解釈」を通じて「意味」が伴っているということに気づくとともに、人によっては違う「意味」があるかもしれないという態度を育てる。ひいては対人関係において相手を理解しようとし、参加者の中に寛
レゴ®︎シリアスプレイ®︎で「考える力」を高めるワークを構想する①グレーゾーン・ワーク
以前のNoteで、レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドが私たちの「考える力」を育てる側面があるということを指摘した。
上記の記事では「メタ認知」と「問題の設定」が「考える力」の本質にあるとして説明を書いた。
自分自身の思考を把握するということはまさに「考える力」の中心にあるわけだが「メタ認知」よりも、もう少し取り組みやすく、小学生ぐらいでもチャレンジできる「考える力」を伸ばすワークを構想して
「タワーを立てる」を巡る学び レゴ®︎シリアスプレイ®︎
レゴ®︎シリアスプレイ®︎のワークにスムーズに入ってもらうために「タワーを立てる」というワークが定番で行われる。
この「タワーを立てる」というワークは、単純そうに見えて実際に単純なのであるが、学びの源泉としては、かなり豊かなワークである。
まず、皆にタワーを建てさせてみると、同じブロックを使っていても間違いなく異なるタワーのデザインになることがある。これはレゴ®︎シリアスプレイ®︎のワー
概念から自由になるためにレゴ®︎シリアスプレイ®︎ができることー『アーキテクト思考』より
以前の記事では、教育についての研究実践から生まれてきた「概念型カリキュラム」とそれを実現する「思考する教室」、そしてレゴ®︎シリアスプレイ®︎の関係について書いてみた。
その関係の核になっていたのは事実と概念の相乗作用であり、この作用の必要性をビジネスにおいても主張する人たちが現れた。
上記の本では、事実と概念の相乗作用を自ら起こして大きなビジネス(問題発見・解決)の構想を打ち出すことが
「思考する教室」を作るためにレゴ®︎シリアスプレイ®︎ができること
「学ぶ力」を高める教育を目指す 学校教育のあり方については、コロナ禍以前から、根本から見直すべきとの声が絶えない。教える内容はもちろん、教員の働き方、部活の在り方、校則の在り方、保護者や地域との関わりまで、なぜそこまで問題を列挙できるのかと思うぐらい問題が指摘されている。
私も教育に関わる身として、肩身は狭く、志は高く、現状の改善に取り組んでいるつもりであるが、私がまず目指しているのは、学生・