詩:俯いた先の光の素に
太陽は
自分が照らした
集合住宅のステンレスで出来た
金網付きのゴミ箱が
キラキラ輝いていているのに
気づいて見惚れた
ステンレスで出来た金網付きのゴミ箱は
熱く見つめる太陽に気付き
恥ずかしくなって
俯いてしまった
俯いた道路の先に
見つめられた光が反射し
網目模様をアスファルトに映し出した
そしてどうやら
道路を歩く人間が
今日は綺麗な影が落ちていると
気付き
写真に収めたようだ
Fin
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