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【愛情】札幌市民向けエッセイ講座の進捗。

5月から全5回にわたって、札幌市民向けにエッセイ講座を開講している。その経緯は以下の記事を参照いただきたいが、もちろん読まなくてもOK。


要するに、

なにを血迷ったのか、私は札幌市民向けのエッセイ講座の先生をやっている、とご認識いただければ。


▶︎どんな講義内容なのか

講座は現在、第4回までが終了し、来週6月20日で最終回を迎える。講座には10名前後の参加者さまがいてくださって、年齢層も幅広い。


私としては、それぞれの参加者さんのことが愛しくてしょうがない。


私のような人間が文章講座をやるのだ。だれかにノウハウを教える、というのは普段の仕事でやっていはいるが、こと文章となると話は別だ。


スマホの操作の仕方、noteの使い方、という基礎的なところから、読まれる文章の秘訣、タイトルの付け方、ストーリー構成の考え方、

noteにおける心構え、どうやって周りを巻き込むか、さらにどのように読者さんを増やすか、という後付けのノウハウを、これまで1回2時間で講義してきた。


仕事の合間をぬって、パワーポイントを1回100枚近く作って解説するのであるから、なかなかにホネが折れる。


が、私の頭の中の整理にもなるし、これまでどうやってnoteを運用してきたのかを科学するようなものなので、それが好きな自分としては、もう楽しい。



参加者全員とは言わないが、
私のnoteの記事も読んでくださっているようで、


「あの、イトー先生、質問いいですか」


VVVスリーブイのサイトーさんはどんな方なんですか?」とか、

「株式投資で儲けたムッチはどれくらい儲けたんですか?」とか、

「義理のお母様が魔女なんですよね」とか、

「お酒は本当に飲んでいないんですか?」などの、


ならでは
の質問も飛んできて、それにお答えすると一部の参加者さんは「おぉ〜」と笑ってくださる。



講義中は、普段noteで関わりを持つ方をご紹介し、それぞれの文章の特徴、人間性、裏話などを話して「私たちのような一般人パンピーでも、コツコツやればこうなれる」みたいな話をして、みんなに希望を分け与えているんだけど。



▶︎秋の申し込みを忘れてた

この札幌市民向けの講座というのは、実は年中通して行われている。春夏秋冬と4つの季節に分けて開講されており、私の場合「」を担当している(たぶん)。

秋、冬も継続して講師になるには、
また札幌市に申し込みをしなければならない。


昨日、生徒さん(たえさん)からこう言われた。


「秋もやるんですよね?」

考えてなかった。

いや、考えてはいたんだけど、
日々の仕事に追われて忘れていた。

秋冬の講師の申し込みをするのを忘れていたのだ。これでは次の講座がひらけない。



昨日もエッセイ講座を2時間おこなったが、見学者さんがいた。同じご近所先生をやっている女性であり、彼女は「筆文字アート」を教えてらっしゃる。

「イトーさんがどんな講義をしているか見たい」

と連絡があったので、
ぜひにぜひに、と見学にお越しいただいたのだ。


講義の終盤に、その彼女が口を開いた。

「イトーさん、秋冬の申し込み期限は終わっちゃいましたよ。講師ラインナップを見たらイトーさんのお名前がなかったので『イトーさん、いないんだぁ』と思いましたわ」

忘れてた。あちゃちゃ。


ま、いっか。



▶︎結局は言論空間を作りたい

講義中、勝手にリレーエッセイについて話した。なぜやっているのか、どう始めたのか、夏もやるのはめんどくさいなぁ、でもやる、んご〜、

だとか、そんなことをヘラヘラして話す。
勇敢なヘラジカさんのことも話したよ。

あの企画(?)は、そもそも以下の記事が発端であり、私がやりたいのは「札幌にアゴラを作る」という結論で終わる。

それがnoteに発展して生まれたのが
勝手にリレーエッセイである。


アゴラと聞いて「なに言ってんだよバカ」という方は、上記の記事を読んでほしい。



生徒さんの中に「アゴラっちゅーのはあれかい。古代ギリシャのやつだね。日本にはそういう場所がたしかにないよな」と言ってくれる男性がいた。

年齢は80歳だ。わかってくれて愛しい。


私は「別にnoteという空間じゃなくても、札幌市内にそういう場所が作れるはず」と話した。



やり方はわからないけど、ある曜日、ある時間、ある場所に私がいる。そこにくるこないは任せるが、きたら何かを話せる。

そんな場所を作りたいのだと話すと、大体の方々は「たしかに」と、にこやかな反応で、これまた愛しい。


80歳の男性はさらに言う。

「千夜一夜物語みたいにしてさ。みんなで集まってエピソードを喋るんだよ。そしたらなんかおもしろそうだよな」

アラビア〜ン

いいね。愛しいね。

私も言う。

「アラビアンナイトみたいにしてね。で、誰もその話を否定しないで聞く、でも意見は言うみたいな感じの場所があったら、素敵よね」

世代を超えていくのがいい。



▶︎この講義が終わったらどうするか

私の講義では、細かな文章術については語らない。語らないというか、語れない。

どちらかというと、前段の心構えや、
人が動く理論、つまりは科学を中心に話す。

おもしろいかどうかはわからないけど、私の場合はそっちの方が話していて楽しいから。


昨日も愉快で「なぜエッセイを書いているのか」という正しい動機を発信することが重要だ、そうすればそれに賛同してくださる方々がきっと現れる、

だから良き人間であれ〜、


的な話をベラベラと、アホヅラで2時間話した。


広告・マーケティング的発想であるが、それ以前に人文科学みたいな話だ。文章に関しては素人なのである。

って書いて保険をかけてるようでは、教える側としては、私はまだまだ三流だね。



全員が発信者側に回れる時代になっている。
とうの昔になっている。

でも、やり方がわからない方がたくさんいる。

どこで学べるかもわからない。

それぞれに眠った才能があるかもしれないのに。


秋冬の講座開講はもうムリだけど、札幌市内のとある場所で、ちょっとしたアゴラ的なものを作って、勝手に文章講座でもやろうかな、と思っている。


別にこれは夢でもなんでもないけれど、でもちょっとずつ、昔の私がやりたかったことができている。そんな気がするのだが、


……



..

.



あれ?


ワイの仕事って、なんだっけ?

<あとがき>
講座はいつも行き当たりばったりでやっています。本当は手取り足取り、マンツーマンで生徒さんの指導をしてさしあげたいのですが、人数の都合上むずかしいです。最終回がおわったら、許可を得てそれぞれのnoteアカウントをここでご紹介してあげたいなぁ、と考えています。でも、きっとはずかしいよね。今日もありがとうございました。 

【関連】昨日の講義では以下の記事を解説したぞ!

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