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「あとがき」を書くことにした理由。

前回の記事から、私のnote記事の最後には「あとがき」をつけることにした。今日はその理由を2つ書こうと思う。

きっとあとがきを書いている方はnote内を見れば他にもいると思うんだけど、体系立ててまとめると腑に落ちるものがあるかな、と思って書く。


▶︎はじめて「あとがき」をつけた記事


▶︎あとがきをつけた理由1.
「じんわり終わらせたい」


たとえば映画鑑賞。

映画を見始めて、その世界観に没入して、主人公やヒロインの大スペクタクル、約2時間が経過して、すったもんだあってエンドロール。


(あ〜2時間あっという間だったなぁ)

と、思う前に感じること。




(待ってくれ、私を置いていかないで)


この感覚がわかる方はいらっしゃいますか。



例えばラストが印象的な映画として
『モンスターズ・インク』を思い出してほしい。
(※以下ネタバレ含む)
(※見てない人は見てね)

PIXAR : モンスターズ・インク





モンスターズ・インクのラストは、ありゃあマジですったもんだの挙句、マイク(緑のやつ)はブーちゃんの部屋に続くドアを、サリー(青いやつ)のために直してあげる。「え、本当にまた会えるの?」と嬉しさ1%、不安99%の表情でサリーはブーちゃんの部屋のドアを開ける。最後のカットはサリーの顔のアップで、不安げな表情からじんわり笑顔に変わったところで暗転。


※該当のシーンは3:10から



モンスターズ・インクのラストシーンはこう。

サリーの表情の変化だけで一連の感情を表す、というのをラストシーンにぶっこむあたりは、やはりピクサー。


観客は「あぁ!サリー!またブーちゃんに会えたんだね!よかったよかった!」


と、思うんだけど、映画はそこでプツンと暗転して終わるもんだから、こちらとしては急に現実世界が襲ってくる。


「あぁ!神様ぁ!
 もう少し映画の世界にいたかったのに!」


映画を見終わった後は、いきなり暗転で突き放すんじゃなくて、名残惜しそうにじわ〜っと終わってほしい。そこでピクサーが出した答えは「NGシーン集を作る」だった。マジで天才。


〈あとがきを作った理由1〉
あとがきがあれば、映画後のNGシーン集のように、じんわりと記事を終わらせられそうだから。

▶︎あとがきをつけた理由2.
背景を知りたくなる欲に応える

今でこそOfficial髭男dismの『Pretender』は彼らのNo.1ヒットソング。

あの切ないメロディ、歌詞、キャッチーすぎるコード進行でYouTubeでは億を超える再生回数を叩き出している。


あのような凄まじい作品を聴いた後、
リスナーは気になってくる。




「…いや待って!この曲って
 どうやって作ったん!?」




そこはさすが髭男チーム。
ぬかりがない。

YouTubeにPretenderができるまでのドキュメンタリー動画をご丁寧にもあげてくださっているのだ。ドキュメンタリー中では、劇場版コンフィデンスマンチームからの度重なるダメ出しの産物がPretenderという傑作だったのだ、と理解ができる。

ダメ出しを何度も受けた藤原 聡氏の「もう出てこないっすよ」的なセリフが印象的で、さらにはPretenderの当初のタイトルが『グッバイロマンス』だったと知れるドキュメンタリーだ。


〈あとがきを作った理由2〉
あとがきがあれば、各記事の制作背景を知りたいという欲求にほんの少しだけ応えられそうだから。

▶︎あとがきにたどり着く

さまざまな方の素晴らしいnote記事を読んでいて思うことがあった。


「待って!いきなり終わらないで!」

「この記事、どういう着想で書いたん?」


せめて私の記事を読んでくださった方には、この2つのニーズに応えられるような仕組みを作りたい。

考えた結果たどりついたのが、
「あとがき」だった。

あとがきがあれば、
現実世界にいきなり引き戻されることもない。

あとがきがあれば、
その作品の経緯を知ることもできる。


1つの取り組みで、
複数の問題を解決する施策は
コンサルティングの王道。

と、いうわけだから今後は、全ての記事にあとがきをつけようと思う。これからもどうぞよろしくね。






〈あとがき〉
手紙の「PS(追伸)」って「Postscript」から来てるって知らなかったです。前回の記事で「あとがき」を作ったあと「これは経緯や理由を記事に出来るかも」と感じました。この記事では印象的なラストの映画として『モンスターズ・インク』を取り上げましたが、逆に言えばこの映画しかパッと浮かびませんでした。この映画のラストが好きです。今日もお読みくださってありがとうございました。



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