見出し画像

自分の人生をプロデュース!〈第2章〉自分軸と他人軸を意識する

前回は「〈第1章〉自分の人生を自分で選択する」という記事を書きました。

自分の人生を自分で決めることで、納得のいく人生になります。しかし、自分で決めたつもりでも実は他人に決められていた、ということも多々あります。

そこで大切になるのが「自分軸」です。「自分軸」とは、自分の基準で生きていくことです。しかし、人の心には「他人軸」という「自分軸」と真逆のものも存在しています。

今回は「自分軸」と「他人軸」を深掘りしていきます。そして、「どうしたら自分軸になれるか」も考えていきたいと思います。

自分軸とは? その特徴は?

「自分軸」とは、判断基準が自分の心にあることです。それにより、自分のモノサシで生きていけるのです。

「自分軸」の人は、自分の気持ちを大切にします。何かをやろうとするときに「自分が本当にやりたいことなのか?」「自分が本当に楽しいと思えるのか?」を、自分の心で決めれます。
また、他人に認められたくてやっている訳ではありませんので「他人にどう思われているのか?」は、気にならないのです。

物事を判断するときは、自分の心による価値基準がしっかりしているため、世間一般の価値観や情報に振り回されることはありません。


他人軸とは? その特徴は?

「他人軸」とは、判断基準が自分の心ではなく自分の外にあるため、他人のモノサシに従って生きてしまうことです。

「他人軸」の人は、自分の気持ちを後回しにしてしまいます。何かをやろうとするときに「自分がやりたいかどうか?」ではなくて、「これをやることで他人にどう思われるか?」「どんなメリットがあるのか?」を考えてしまいます。その結果、「自分がやりたいこと」と違うことをやってしまいます。
また、他人に認められたいと思っているため、他人からの評価が気になります。

物事を判断するときは、世間一般の価値観をもとに判断をしてしまいます。


自分軸の人 と 他人軸の人 の違いは?

自分軸の人と他人軸の人を、あらゆるパターンで比較しました。

1.趣味について

「自分軸」の人は、自分の心に忠実ですので、素直に「自分はこれがやりたい!」と思うことをやります。

「他人軸」の人は、他人からどう見られているのか?を気にしますので、「こういう趣味をやった方がイケてる」とかで選んでしまうことがあります。例えば、アウトドアです(笑)「キャンプってなんか面倒くさそうだよね。でもカッコよく思われそうだからやろうかな」みたいな(笑)

2.仕事について

「自分軸」の人は、自分の心の充実のために仕事をします。仕事とは他者への貢献でもあります。自分の心が充実するような仕事をすれば良いものが生産され、それが他者へ提供されます。良いものを提供された人は喜びを感じます。自分も満たされ他人も喜ぶという好循環が生まれます。

「他人軸」の人は、自分を犠牲にして他人のために働いてしまいます。「仕事とはやりたくないことでも我慢してやる」という考え方があるため、自分の心を蔑ろにしてしまいます。嫌々やっていますので良いものが生産されにくく、他者貢献にもなりにくいです。

3.人について

「自分軸」の人は、人はそれぞれ生き方や考え方が違うことを理解しています。そういう観点から、人から良く思われたいと思っている訳ではありませんので、他人からの評価は気にならないのです。
また、人を判断することはありません。人はみんな違いますので、比べようがないことを分かっているのです。

「他人軸」の人は、他人からの評価がとても気になりますので、「変な人に思われたくない」「嫌われたくない」と思ってしまいます。そのようなことから、人から嫌われないように振る舞ったり、本来の自分を隠して人間関係を構築したりしています。
人に対しての判断は、世間一般にある基準(その人の収入や肩書きなど…)で評価をしてしまいがちです。

4.他人との比較について

「自分軸」の人は、自分と他人を比較しません。3.とダブりますが、人はそれぞれ生き方や考え方が違うことを理解しているからです。ですので、比較しようがないのです。

「他人軸」の人は、自分と他人を比較してしまいます。「あいつは○○が上手くできるけど、俺はあいつほど上手くないからな」とか…。仮に比較対象の人に勝ったとしても、世の中にはもっと上の人がいますので、今度は自分とその人を比較をしてしまい、挙句の果てに自信を失くすこともあります。自分を誰かと比較しているとキリがなくなるのです。

5.他人との競争について

「自分軸」の人は、他人と競争しません。ライバルは自分ですので、自分自身と競争します。

「他人軸」の人は、他人と競争してしまいます。4.とダブりますが、自分と他人を比較してしてしまいますので、比較対象の人に勝とうと思ってしまうのです。

人と人が競争するのは良いことです。相手がいるからこそ自分にパワーが宿りエネルギーになるからです。
「自分軸」の人は、他人と競争しているように見えても、それは自分が向上するためのキッカケに過ぎず、最終的には自分に勝つために自分と競争していることになるのです。それに対して「他人軸」の人は、他人という土俵そのもので競争をしているため、終始、他人を意識して他人に勝つことだけを考えてしまうのです。


自分軸のススメ 

自分軸と他人軸について解説をしましたが、圧倒的に自分軸で生きたほうが納得のいく人生になります。

自分軸の考え方がとても重要

「自分の人生をプロデュース!」する上でも、自分軸の考え方がとても重要になるのです。なぜかと言いますと、自分軸の考え方を持つことで自分の才能に気づけるからです。自分軸の人は自分のモノサシで生きていますので世間の目を気にせず「自分が本当にやりたいこと」をやれます。「本当にやりたいこと」をやることで、自分の能力を開花させ、それが才能につながっていくのです。

だから、自分軸という考え方が大切になるのです。

自分軸で生きる方法

では、自分軸で生きるにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは、自分軸と他人軸の違いを常に意識するようにしてください。そうすることで「今、自分の心は自分軸?それとも他人軸?」という具合に、客観的に見ることができます。

次は、「自分がやりたいこと」や「自分の価値観」を明確にしてください。日々生活をしていると、知らず知らずのうちに他人の価値観に支配されている場合があります。「○○が流行っているからやろう」とか「みんな車を持っているから俺も持とう」とか。そういう他人の価値観に惑わされず「自分がやりたいこと」や「自分の価値観」をしっかりと持っておくのです。

さらに、次の方法を取り入れることをオススメします。
 ↓ ↓ ↓
「自分がやりたいこと」や「自分の価値観」という感情はどこから沸いてきたのか? を考えるのです。
例えば「ギターが弾きたい」という感情なら、それがどこから沸いてきたのか? ということです。「ギターが上手く弾けたら友だちからカッコ良いって思われるだろうな」というのであれば、それは他人軸から沸いた感情になります。「とにかくギターが弾きたいんだ!上手くなりたいんだ!」だったら、自分軸から沸いた感情になります。

このように、様々な感情がどこから沸いてきたか? を認識することで、この感情は自分軸、この感情は他人軸、という見極めができてくるのです。
さらに、今まで自分軸だと思っていたことが実は他人軸だった、というのが判明することもあるのです。他人軸なのに自分軸だと思い込んでやってしまっているのはとても辛いことです。ですが、他人軸だと分かれば、直ぐにそれを排除すれば良いのですから。

このようにして、他人軸から沸いた感情をなるべく排除することで、自分軸の領域を増やしていくのです。

そして、自分軸の領域が増えれば増えるほど、幸せな人生になっていくのです。

自分軸と自分勝手は違うもの

これは補足的なものですが、付け加えておきます。

「自分軸の人って自分の好きなことばっかりやっていて、なんだか自分勝手だなぁ…」
自分軸の話をしていくと、このようなことを言われるときがあります。

自分軸 = 自分勝手 ?

答えはノーです。

「自分勝手」の人は、自分が思っていることは他人も同じように思っていると勘違いしている人です。なので、他人の気持ちは考えず自分の価値観を他人に押し付けようとしてしまうのです。

「自分軸」の人は、人はそれぞれ生き方や考え方が違うことを理解しています。自分と他人は異なるものだと認識しているのです。ですので、自分の価値観を他人に押し付けることはしないのです。

あとがき

どうでしたか? 自分軸の大切さを、お分かりになっていただけたでしょうか?

ただ、この章を読んで「俺は他人軸が多いな~」と思ったとしても、自分を責めることだけは絶対にしないでください。
そもそも日本という国は、教育や風潮で人々を他人軸にさせてしまうことがとても多いのです。「世間に顔向けができない」とか「村社会だし、みんなと一緒じゃないとね」とか…。こんなセリフを聞いたことありますよね…。それだけ他人軸というのが生活に根付いているんですよ(笑)
きっと自己啓発の本を出している人だって他人軸の部分は多々あると思いますし、僕だって他人軸の部分がまだまだ多いです(笑)そんなもんです(笑)

でもですね、そんな世界でも自分軸になる方法があるのですから、自分軸になったほうが絶対にいいのです!
「今の気持ちは自分軸?他人軸?」と、常に自分に問いかけてみてください。たとえ他人軸だと思うことが多くても、「今の気持ちが他人軸である」ということを理解できている、というのが重要なのです。
他人軸かどうかの疑問を持たないで、「その感情が当たり前」と思ってしまうのは、とても悲しいことです。

自分の感情を意識し続けてください。それにより自分軸の範囲が徐々に増えていきます!

今回はかなり長くなってしまいました。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
次回は「〈第3章〉夢をかかげる ~本当にやりたいことを見つける~前編」をアップします。

では。

※ 他の章は、すべて下記のリンクから見れます。
  ↓ ↓ ↓


この記事が参加している募集

#習慣にしていること

131,214件

#最近の学び

182,116件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?