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ケロ子です。

お互いほとんど眠れない夜が明けた。

私は深夜バスで仕事先から東北大学病院に始発で到着。

大急ぎで病室へ向かう。
旦那さん、私の顔をまぶしそうに見て目を細める。
旦那さん、おはよう、と手に触れるとぎゅっと握り返してきてそのまま眠った。
少し安心したようだ。
枕元にはずっと離さなかったのか、携帯を握っていた。

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昨夜中、カテーテルをはずそうとして暴れて大変だったと、
お義母さんが辛そうにぐったりして話す。
本当にありがとうございます。
あとは私が付いてますから、お義母さんは戻ってください、
ついでにあなたの家に一度帰っていらない入院荷物少し持って帰るわ、と
荷物の整理もしてくれた。
お義母さんありがたい。

旦那さんの呼吸は相変わらず安定しない。
激しく咳き込み、たんを吸入してもらい、
息をしようと必死で体全体で呼吸しようとしている。
昨日に比べて体力の消費が激しいのがわかる。
先生が早朝から診察され、呼吸器を鼻に取り付けてくれた。
少しだけ呼吸が楽になったかと思いきや、
お昼も咳き込みが止まらない。

S先生のお話では、嚥下力が落ち込み、舌が落ち込み、気道を塞ぎそうになっているので、
呼吸器を口に装着します、との事。

呼吸器を口に装着された旦那さんは唇を動かすことも出来なくなった。
トロンとした瞳、動かない手足、口元がかすかに呼吸を繰り返している。

症状の悪化により、CED治験のカテーテルに入れる薬の予定量7ccから、5ccに変えて投与された。

今日で投与が終わり、旦那さんの頭からカテーテルが抜かれて穴を綺麗に縫われた。

ホッチキスで止めたみたいな針跡が生々しくおでこの左右に残った。

せっかくお気に入りの美容師さんにかっこよく切ってもらったのに

フランケン落ち武者チックになった。

旦那さんは髪の毛伸びるの早いのですぐに気にならなくなりそう。

今日でCED治験から3日目になる。

旦那さんは何とか治験を完了させた。

旦那さんはとても苦しい手術を乗り越えた。

旦那さん本当によく頑張ったね。

記録はまだまだ続きます。

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旦那さんの病気の発症についてはこちらからどうぞ→発症時の日記 2016年12月 医師の告知

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