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情報セキュリティと製造現場と障がい者福祉に求められる共通の能力って何だと思いますか?

noteのような、他人に文章だけで伝えたいことを伝えるうえで大切なことに、結論は最初に述べるというものがあるそうです。

つまり、先に結論を述べ、その後で根拠を示すというのが、読みやすい文章なのだそうです。

とはいえ、個人的には、いきなり結論を述べてしまっては、残りの文章がただの蛇足になりそうなので、やっぱり最初に結論という書き方には抵抗があります(笑)。

今回は長いタイトルとなっていますが、履歴書には書けないけれど、実は重要だと思われる「ポータブル(持ち運び可能な)スキル」について書いてみようと思います。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

イラスト・ビジネス・スキル・トレーニング・アイコン

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まずタイトルの説明ですが、情報セキュリティ製造現場・障がい者福祉の三つは、普通に考えれば、全く別の業種であり、働き方考え方も異なる仕事のように思うでしょう。

私は、情報セキュリティ分野に関して、現在大学で学んだり資格を保有したりしている状態です。

…あまり公開していませんが、社会人として最初に就職したのはシステム会社だったりもします(;'∀')。

また、製造現場は、実に20年近く小さな町工場で働いていた経験があり、そこで実際に感じたことがとなっています。

そして、障がい者福祉は現在、転職して2ヶ月ほど経過している状態ですが、初めの二つの業種で得た知識や技能というのが、大いに役立っているように感じています。

私の場合はこの3つですが、他にも様々なとこで有効な知識や技能というのはあるはずです。

例えば、多くの職場ではコンピューターを使った作業というのが求められるので、WordやExcelの作業スキルが高いというのは、職種に関係なく重宝される能力だと思います。

社会に出て、他人との関わりを持つ以上、コミュニケーション能力も、どんな職種であっても求められる能力だと思います。

…多くの書籍、 あるいはnoteの記事で書かれているのは、これらのITスキルコミュニケーションスキルというものが多いのではないでしょうか?

イラスト・男性・ビジネス・Discover・発見・虫眼鏡

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今回、私がこの記事を書くにあたり考えたのは、これらとは違う視点でした。

現在の職場である障がい者福祉事業所では、主に重度の障がい特性を持たれている方を支援させて頂いています。

支援するにあたり、求められるスキルというのは、会社側からは何も言われませんが、非常に多くの能力を要求されると私は考えています。

その中の一つで、最も個人差が出やすく、なおかつ、重要な要素の一つとして考えているのが「リスク予測」という能力です。

情報を集め、仮説を立て、検証していく中で、特に人と接する職業については、出来る限りミスを回避したいと私は思っています。

なぜならば、自分にとってはたった一回のミスであっても、相手にとってはその一回が最初で最後かもしれない…、そんな状況でミスを犯すということはあってはならないことだと私は思っています。

…そうはいっても、ミスが起こってしまうのが人なのかもしれません…。

イラスト・エラー・ラップトップ・画面から手・警告

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情報セキュリティの世界で言えば、IDやパスワードを盗まれたり、不用意に迷惑メールを開いてしまったりというのは、リスクリテラシーが低いからだと言えるでしょう。

製造現場でも、プレス機械金属切断機など、非常に危険な機械の取扱いについて、リスクという概念をしっかりと捉えているかどうかというのは、作業の精度を大きく左右するものだと思います。

そして、障がい者福祉においてリスクを未然に防ぐことは、障がい特性を抱えている利用者様の心に直接作用すると考えています。

障がいの有無に関わらず、人間は生活しているだけで、自己肯定感自己効力感が高まるより低下することの方が多いと私は感じています。

これらが低下することにより、最悪の場合、人は自ら命を絶ってしまうことだってあり得るでしょう。

そう考えれば、いかにリスクを予測し、問題が噴出する前に抑え込めるかが非常に重要だと思うのです。

標識・プレート・next big thing・次の大きなこと

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この「リスク予測」は、思いのほか、教えるのに苦労する能力だと考えています。

それは「リスク=起こらない」が前提だからです。

本来、起こらないのが前提というのは、なかなか評価しづらい部分だと思うのです。

一般的に、企業にとって大きなトラブルを処理した人物、というのは英雄のような扱いを受けるケースもあるでしょう。

しかし、トラブル自体を起こさせない能力というのは、最も評価しなければならない能力なのではないでしょうか?

この能力は、実際にトラブルが発生した方が多くの学びを得るのですが、それでは違うリスクが企業に降りかかってしまいます。

イラスト・女性・トラブル・巻き込まれる・ビジネス・お手上げ

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トラブルが起こらないように日々の業務を行う。

リスクに対する意識は、長年作業を繰り返す中で、無意識へと変容してしまう能力であり、常に意識し続ける行為は、ストレスを伴うものでもあります。

何かに特化した能力のない私にとって、この能力はかなり比重を重く考えています。

直接的な評価はないかもしれませんが、分かる人には分かる、そんな能力だと思います。

…なお、このような考察は大きな会社で役職についていたり、自ら立ち上げた事業を成功された人物が発するからこそ、重みがある言葉になるのかもしれません。

ですが、あえてこうしてnoteという世界の片隅で叫ぶ権利ぐらいは、今の私にもあるのではないかと勝手ながらに思っています(笑)。

あなたは、この「リスク予測」という能力を、どの程度評価しますか?

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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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