建設DX研究所

建設業界の未来に興味・関心を持つ全ての方々を対象とするメディアです。建設DXに関連する様々な情報を発信していきます(関連法規制の動向・建設DXの推進事例紹介・有識者インタビューなど)。カテゴリ別に記事をまとめた「マガジン」も、是非ご覧ください。

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最近の記事

DXYZ・木村晋太郎氏インタビュー(前編)~日本初の顔認証プラットフォーム「FreeiD」と建設業界での活用可能性~

【はじめに】今回は、一つの顔認証IDで、入退・本人確認・決済を可能にする顔認証IDプラットフォーム「FreeiD (フリード)」を開発・提供しているDXYZ(ディクシーズ)株式会社 取締役社長 木村 晋太郎氏をお招きしました。 DXYZ株式会社は、顔認証テクノロジーによって、リアルな世界の全ての行動・サービスをつなげ、「人と人の深く温もりのあるつながり」を創ることを目指しています。建築・不動産業界をはじめ、幅広い業界との協業がスタートしているDXYZの取り組みに、Forte

    • 建設DX研究所 第2回定例部会を開催しました!

      みなさん、こんにちは。 建設DX研究所事務局を務めております株式会社アンドパッド 髙橋です。 本年1月24日に、建設テック事業者を中心とした6社により任意団体化した「建設DX研究所」では、毎月1度、オフラインで定例部会を実施しています。(第1回の様子はこちら) 先日2月21日に、はやくも第2回となる定例部会を開催しましたので、その様子をダイジェストでお届けしたいと思います。 第2回「シリコンバレーとイスラエルにおけるスタートアップ」第2回の定例部会のテーマは、「シリコンバレ

      • 建築確認DXに関する勉強会を開催しました!

        はじめに建設DX研究所では、建設業界が抱える様々な課題を解決する一助として、建設DXに関する情報その他建設業界の未来に関する情報を定期的に発信しておりますが、建設DX勉強会では、単なる情報発信に留まらない取り組みとして以下の目的を達成するための活動を行っています。 ・建設DX推進に関する現状及び課題の共有 ・建設業界の今後のあり方・課題解決方法等について検討・政策提言 ・産官学での垣根を超えたフラットな意見交換 (スタートアップ企業・行政・アカデミア等) こうした活動の一環と

        • Lightblue Technology・園田 亜斗夢氏インタビュー(後編)〜画像解析技術を用いた建設業界の生産性・安全性の向上〜

          【はじめに】前回に引き続き、株式会社Lightblue Technology 代表取締役 園田 亜斗夢氏のインタビュー記事をお届けします。後編では、AIを活用した人員配置の効率化や、遠隔臨場の実現によるビジョンまで、幅広くお伺いしています。 【作業員一人ひとりの動き・効率を可視化する】岡本:定点で撮影したデータが蓄積されていくと、作業員の作業時間や休止時間を細かく把握できるようになるのでしょうか? 園田:そうですね。例えば、クレーンが稼働している時は、基本的にクレーンの操

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        • 建設DXにかかわる法律・規制のイロハ
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          建設テック事業者を中心に、建設DXを推進する『建設DX研究所』を任意団体として設立

          先日1月24日に、建設テック事業者を中心とした6社、株式会社アンドパッド(代表取締役:稲田武夫)、株式会社構造計画研究所(代表執行役社長:渡邊 太門) 、セーフィー株式会社(代表取締役社長CEO:佐渡島 隆平)、株式会社Polyuse(代表取締役:岩本 卓也)、株式会社Liberaware(代表取締役CEO:閔 弘圭)、ローカスブルー株式会社(代表取締役:宮谷 聡)は、建設DXの推進を目的とし『建設DX研究所』を任意団体として設立いたしました。 これまでの活動建設DX研究所

          Lightblue Technology・園田 亜斗夢氏インタビュー(前編)〜画像解析技術を用いた建設業界の生産性・安全性の向上〜

          【はじめに】今回は、AIを駆使した画像解析技術を開発している、株式会社Lightblue Technology 代表取締役 園田 亜斗夢氏をお招きしました。 株式会社Lightblue Technologyは、「人にフォーカスした画像解析技術」を用いて、人間が目で見て判断していた仕事の機械化・省人化に取り組んでいる東大発のスタートアップです。製造、インフラ、小売といった多様な業界のプレイヤーとのプロジェクトをはじめ、建設・土木業界における現場の安全管理や生産性向上を目指す取

          シンテグレート渡辺氏、石原氏インタビュー(後編)~BIM専門家集団が考えるBIM活用の現状と課題

          【はじめに】前回に引き続き、シンテグレート合同会社 代表 渡辺 健児氏、同社BIMコンサルタント 石原 隆裕氏のインタビュー記事をお届けします。今回は、BIM活用推進のために必要な取り組みなどを詳しくお伺いしています。 【BIM活用のメリットがまだ業界内に浸透していない】大江:まだ日本のオーナーは、BIMでのプロジェクトマネジメントの手法やBIMがファシリティマネジメントにもたらすメリットを詳しく知らないのが現状ですよね。 石原:そうですね。3Dモデリングを請け負うだけで

          シンテグレート渡辺氏、石原氏インタビュー(前編)~BIM専門家集団が考えるBIM活用の現状と課題

          【はじめに】今回は、BIMを活用したプロジェクトのサポートやBIMコンサルティングなどを幅広く手がけているシンテグレート合同会社 代表 渡辺 健児氏、同社BIMコンサルタント 石原 隆裕氏をお招きしました。 シンテグレート合同会社は、複雑な形状の建築物・造形物の設計・施工、BIMコンサルティングを得意としており、国内外の大型物件・有名物件のプロジェクトに数多く携わっています。「テクノロジーと感性とコミニケーションで建設の不可能を可能にする」を企業理念に掲げるシンテグレートの

          建設DXに関する最新の政策動向② ~令和5年度概算要求~

          前回の「建設DXに関する最新の政策動向 ~政府文書を読み解く~」に続き、今回は各省庁が作成した概算要求関係資料を中心に、建設DX関連の取組について解説します。 なお、令和4年度第2次補正予算が本記事の公開直前で成立したので、そのうち建設DX関連の注目すべき取組についても解説しています。 概算要求とは概算要求とは、省庁別に次年度の予算案をまとめたもので、毎年8月末に「概算要求書」として財務省に提出されます。提出された「概算要求書」を基に財務省の査定、政府内での最終調整の末「予

          モジュール住宅供給による垂直統合型DXの挑戦 - Factory OS

          以前の記事「カテラの経営破綻から学ぶ垂直統合型DXの限界と可能性」では、世界中から2,000億円以上の資金調達を行った後に経営破綻に陥ったカテラの事例から、建設業界において設計から部材の製造、施工、さらにはその後の維持管理までのサプライチェーンを垂直統合するビジネスモデルの実現がいかに難しいかをご紹介しました。 しかし、この「垂直統合型モデル」を住宅という領域に特化して実現している会社があります。今回の記事では、その最前線にいる米国の企業、Factory OSを紹介し、今後期

          第4回目となる建設DX勉強会を開催しました!

          はじめに以前の記事でもご紹介したとおり、建設DX研究所では、建設業界が抱える様々な課題を解決する一助として、建設DXに関する情報その他建設業界の未来に関する情報を定期的に発信しておりますが、建設DX勉強会では、単なる情報発信に留まらない取り組みとして以下の目的を達成するための活動を行っています。 こうした活動の一環として、2022年 9月 22日、「 第4回建設DX勉強会」を開催しましたので、今回はその模様をお伝えしたいと思います。 勉強会の概要今回は「ビルOS、スマート

          Polyuse・岩本卓也氏インタビュー(後編)~日本初の建設用3Dプリンターとその可能性~

          【はじめに】前回に引き続き、株式会社Polyuse(ポリウス)代表取締役CEO 岩本卓也氏のインタビュー記事をお届けします。 後編では、海外の建設用3Dプリンター活用事例から、日本での普及拡大にむけた課題まで、幅広くお伺いしています。 【大型構造物・住宅・宇宙など、建設用3Dプリンターの対応範囲は年々拡大】岡本:海外では日本国内より3Dプリンター活用が進んでいると聞きます。現状はいかがでしょうか? 岩本:海外の場合、建設用3Dプリンターは大規模な建築物・構造物の施工に用い

          Polyuse・岩本卓也氏インタビュー(前編)~日本初の建設用3Dプリンターとその可能性~

          【はじめに】今回は、建設用3Dプリンターの開発・サービス化に取り組む、株式会社Polyuse(ポリウス)代表取締役 CEO 岩本卓也氏をお招きしました。 Polyuseは、建設用3Dプリンターを活用した実証実験に数多く取り組んでおり、すでに土木現場での実施工もスタートしています。また、3Dプリンターで造形・施工した建築物において、日本で初めて建築確認申請の取得に成功するなど、各方面から注目を集めています。「建設業界をテクノロジーの力でアップデートする」というコンセプトを掲げ

          構造計画研究所・石塚広一氏インタビュー(後編) 『構造計画研究所におけるデジタル技術の活用』~工学的アプローチの実践~

          【はじめに】前回に引き続き、株式会社構造計画研究所 石塚広一氏のインタビュー記事をお届けします。今回も、構造設計でのデジタル活用事例や、異業種とのコラボレーションについて幅広くお伺いしています。 【画像解析や3Dデータを活用し、業務を効率化】岡本:前回は、構造設計におけるBIM活用を中心にお話を伺いましたが、他にはどんなデジタル技術を取り入れているのでしょうか?   石塚:構造実験などのコンサルティングを行うときには、DIC(デジタル画像相関法)も活用しています。DICは、

          構造計画研究所・石塚広一氏インタビュー(前編) 『構造計画研究所におけるデジタル技術の活用』~工学的アプローチの実践~

          はじめに今回は、株式会社構造計画研究所にて、建築物の構造設計を数多く手がけている石塚広一氏をお招きしました。   構造計画研究所は、大学や研究機関と実業界をブリッジするデザイン&エンジニアリング企業として、多彩な事業・プロジェクトを展開しています。その中で、構造設計におけるデジタル活用や異業種とのコラボレーションに取り組む石塚氏の活動について、Fortec Architects代表 大江氏と、建設DX研究所所長 岡本が迫ります。 【多様な人才が力を合わせ、社会の課題解決に取

          建設業界における、入札プロセスDXの可能性(後編)~米国における先進的事例:Building Connected~

          前回の記事では建設業界における入札プロセスの仕組みと実態、事業主や施工会社がどのような課題を抱えているのかをご紹介しました。 前回の記事でもご紹介したとおり、最も課題となるのは以下の2点、①信頼できるパートナーとのマッチングと②コミュニケーションの負荷であるといえます。 課題① 信頼できるパートナーを見つけ出すことが困難 無数にある施工会社の情報をWeb上で拾うことは難しく、統合されたデータベースが存在しません。そのため、工事を頼む時に、そもそも入札にどの会社をエントリーす