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聖地巡礼記 我がまま娘をインドに連れてったら⑩

2017年インドに小学校の娘を連れて
家族でバックパッカー旅をした話

僕らは上海に住む3人家族です。

僕;日本人
妻;上海人(劉さん)
娘;小学4年生(当時)→インドに興味なし

2017年2月1日 朝

インド移動計画5

漫画ワンピースのモデルになった町
ジョードプルでの旅は順調だった

今日はインドの西の都市ジャイサルメールへ
バスで向かう11時発の為
朝は、ゆっくりできた

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ホテルからオートリキシャにのり
昨日チケットを購入した
バス停へ向かう

早めにバス停に付きチャイを飲んで待つ

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バスが到着し乗り込む

バスは窓を開け心地よい風を
社内に入れながら高速を走る
路は快適にひたすら真っすぐの道
渋滞もない

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途中で駅じゃない場所で
何度も止まり人を乗せていく

気が付けばバスの中は超満員だ

もう身動きさえ取れないほど人が乗っている

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娘と劉さんは横に並び座る僕は後ろ

一番廊下側の娘の横には

知らないインド人のオバサンが立ってたけど

人が乗ってくるたびにオバサンが
娘の方にお尻をぐいぐい割り込んでくる

大きいお尻に おされ娘は負けていく

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僕はお尻を追い返せ!と
娘に合図 前の外人も応援!

娘はお尻に負けて行く 
オバサンはグイグイ割り込む

とうとうお尻は娘の席の半分を占領した

僕は笑いが止まらない

娘は怒り心頭!お尻に負けた娘が

何故か僕に怒りをぶつけてくる

パパに文句いうな!お尻に言え!と
また笑いが止まらない


4時間程バスの旅でジャイサルメールへ到着した

砂漠の玄関口のジャイサルメール

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この町はジョードプルと同じように
大きな城砦がある

そしてその中に町があり
絵に描いたような城塞都市でもある

今はその周りにも町が広がっている

しかしジョードプルと明らかに違ったのは

建築装飾の美しさだった

「ハヴェーリー」と呼ばれる邸宅様式は
豪華な装飾をしてる
細かな装飾の窓やレリーフ

ホテルも同様に そのような作りになっている

気温も暑く砂漠なのに

芸が細かい人達だと思う

バスを降りてから
予約していたホテルに向かうはずが

乗ったジープに別のホテルに連れてこられた

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するとホテルの店主がここのホテルに
泊まって欲しいとお願いしてくる!

しかし予約してるからと伝えると

私が交渉しますと 日本語で店主がいう

このホテルはトウキョウパレスという 
東京という名のついたホテル

綺麗だし場所もいいし悪くない

流れに任せて店主の言うがままになった

店主は少し日本語も話せたから助かる

本来の宿泊するホテルには交通が遅れ
今日は辿り着かないから
明日泊まるという事になり
今日はトウキョウパレスに泊まる事になる
意外と細かい言い訳してくれるインド人

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このホテルで2泊してもいいけど

一応予約してるホテルにも悪いので
明日は移動する

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ここのホテルに泊まった
もう一つの理由に

キャメルサファリの受付をしてくれてる

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明日の午後砂漠に行く
ツアーを申し込みをすませた

旅の最後は砂漠で締めくくる

キャメルサファリも外せない
最後の楽しみだった


キャメルサファリも予約でき安心し

荷物を置いて夕日のポイントへ向かう

少し町から外れた場所に王家の墓がある

この辺を統治した王たちの墓らしい

そこが夕日ポイントで有名だったので

行ってみる事にした

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赤い台地に建つ王家の墓が
青い空から夕刻にオレンジに染まる

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もう一つ有名なサンセットポイントがあったので

移動する事にしたけど行く前に

夕日が地平線に落ちた

その為 町に戻る事にして城塞都市を

散策しに行く事にした

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城の前で降ろされ
クネクネした城壁沿いの道を歩き門を探す

高い壁に囲まれ城塞都市とあって
外と中は別世界

中にも町があり
門をくぐる

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マハラジャが住んでた城塞は迷宮で

本当にゲームの世界

日も沈み灯りがともり
ライトアップされ幻想的になる

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軽く散策し城壁を出て食事場所を探すと
近くにレストランがあるので

入る事にした MONICA レストラン

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小さなレストランの2階のテラスから
綺麗な城塞都市光る

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そしてインドに来て何度となく食べてきた
カレーを頼む娘と劉さんは 
もうカレーは要らないという顔だけど

他に何を注文していいかわからないから
とりあえずカレー
僕は焼き立ての美味しいナンとカレーで
大満足していたけど
流石にカレーしか食べてない
インド料理ってカレーとチキンしか
思いつかないな・・・

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今日も特に問題も起きず順調に進むが

異国感は半端ないほど感じている

ジョードプルほど大きな都市でもなく

こじんまりして西の果てとあり

そこまで人も多くない

でも何だか魅力に詰っているから楽しい

夜はタイムスリップした感が強くなる

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街灯も少なく町は暗くなり城はライトアップ

もともと電気も十分に供給されてない感じもあり
停電も起きたりした

かえって これくらいの方が
旅人にはいいかもしれない

近代的でない分

物のありがたみがも解るし

時間の流れもゆっくりする


僕らのホテルは屋上にある部屋で
綺麗な特別な部屋に泊まれた

部屋の前は共同テラスで食事もできる

夜になるとライトアップされた城塞が
一望できるロケーション

それを見ながらコーヒーをのみ旅の話をしていた

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部屋に戻ると 部屋に大きなゴキブリがいて

娘と劉さんは大騒ぎ

僕は呼ばれ 何とかして!と言ってくる

あまりにも大きなゴキブリに僕も無理!と白旗

そして部屋の外にいた頭に白いターバンを巻いた
インド人の従業員に声をかけて助けを求めた

僕はゴキブリの英語も解らず
キンチョール!キンチョール!

と叫んでインド人の授業員を部屋に連れてきた

そして訳のわからない英語で何か叫んでる僕!

するとインド人が あっ!ゴキブリ!と日本語で叫ぶ

インド人が日本語叫び 一瞬驚くが
ゴキブリを退治してほしいので
何故かキンチョール!と連呼し叫んでた僕

白いターバンを巻いたインド人男性と目が合い

よく見ると どうみてもインド人顔ではない

僕はまたキンチョール!と変な発音で

助けを求めながら この人変わったインド人だな~と

思いながら 変な空気になる

インド人顔してないんだよな~ どうみても・・・


僕は勇気をだして

あの〜日本人ですか?と尋ねたら

日本人です!と即答

そして そのターバンを巻いた人は授業員でもなく

観光客で隣の部屋の人 しかも若いイケメン日本人!

そして本物の授業員を呼びなおしゴキブリを退治!

僕は 部屋の外で 
知らない日本人男性にゴキブリ退治を
ジャイサルメールへ来てまで頼んでいた事が
急に恥ずかしくなり会釈をして部屋に戻る!

劉さんは日本人って知っていたらしく
あなたさっき日本人に助けて!と
叫んでたわよネ!と
馬鹿にしてくる(笑)

ターバン巻いたら全員インド人でしょ!
普通そう思うでしょ(笑)

すっかりインド人と・・・思ったわ~(笑)

そして

バカみたいにキンチョールと叫んでいた事を指摘

僕はゴキブリってキンチョールじゃないの?
良く知らないけどそんな感じでしょ?

劉さんは 合ってるの? 僕は さぁ?(笑)

その後すぐに調べたら

キンチョールとはエアゾール式の
殺虫剤の名前だった

とんだ恥をかいたわ~インドの西の端で(笑)

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娘も僕のとっさに出た 
キンチョール!と叫んだせいで

ゴキブリをキンチョール!と覚えてしまった


星の綺麗なジャイサルメールの夜は神秘的だった

明日のキャメルサファリが
楽しみにしながら寝る事にした

娘の夢にはきっと
巨大なキンチョールが出現しているに違いない


聖地巡礼記 過去記事はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

聖地巡礼記 ミャンマー編↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


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