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素敵なクリエーターさん達をお勧めしたいコーナー

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私の心が素直に動いた、他の方の素敵なお勧めしたい作品の掲載。 最近は、作者の方にきちんと許可を得て掲載してます。
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記事一覧

(詩)雨音

雨に濡れた街を歩く時 会いたいと思う人が 本当に会いたい人 ひとりとぼとぼ 誰もいない雨の街を歩く時 会いたいと思う人の足音は いつも 雨の音に似ている 傘にあたる 雨の音に似ている、気がする

10文字ホラー「笑み」

No. 1 No.2 No.3 No.4 No.5  No.6 No.7 No.8 No.9 No.10

【詩】くらげ

世間を泳ぐ 何度か波に沈みながらも 本当は ぷかぷか浮かぶ くらげみたいに ただ身を任せて 漂いたい #詩 #自由詩 #詩歌 #創作 #短編 #スキしてみて #眠れない夜に

ねぇ、、、もっと、、、

ふわふわ 酔いに任せて ゆらゆら 溶けてしまいたい 海月のように、、、 ここにいるよ その瞳には映らないけど もう少しだけ見せて欲しい キミの寂しさを、、、 もう少しだけ欲して欲しい ボクのココロを、、、

題名 「見えない影」

皆が持つ心 そして抱えているもの。 表面には見えない 数々の思いが影を作りだす。 揺れる影を曇らせ 心の中で深く彷徨い 生きる理由を問う。 内へと秘め込み 追いつかない影を さらに追いかけて 誰も居ない砦に迷い込む。 そして外を映す鏡は幻のように 煌めき揺らめいている。 本当の真実が何も見えないまま 微熱の日々は続き 自分を責めて 誰かを攻めて すべてを拒絶する。 否定の日々が心を走り抜け さらに自分は傷を負う。 その姿に震えが止まらず もう充分だろうと囁きが聴こえる。 自分

「もう一人の自分の奴隷になるな」

口づけをしていても ウィンクをしていても 君はいつもクライシスと隣合わせ 逆転劇の日々で 多数決は混乱している 否定されたくないから 先に否定する 睡眠中でも 療養中でも 君はいつもマネジメントと隣合わせ 自分の生き方を探す前に 命令通りに動くシステムを探している 地球にあるものでディナーの盛り合わせはできるのに 自然にあるのもので多くの命はつなげるのに 意図的ではないとしても 鏡を見るように もう一人の自分の奴隷になるな 無意識だとしても 目隠しをされたまま

思いやり

人の心の傷なんて見えないけど 心の光り方や色具合で なんとなく感じるような瞬間がある 僕の心の物差しが 正しいかわからないし 思い過ごしかもしれないけど その傷を意識できると自然と いい相性が作れるような気がする 言葉にしなくても 小さな気付きが お互いの思いやりに育つと想う…

【詩】嫌い

嫌い という二文字は たったのこれぽっちで 人を 泣かせることが できる なんと 豪華な捨て台詞であることか なんと 痛々しい響きであることか それだけで 血にまみれる廃人が うようよしていることを あろうことか 当に放し飼いしている君は 知らぬまま 嫌い という二文字は たったのこれぽっちで 人を 死に追いやることが できる なんと 効果的な技であることか なんと 原始的な武器であることか それだけで 人生をさまよう人が 数多となくいることを まさかまさか

【詩】自分知らず

強がりの 後ろに隠れる臆病が 見つけて欲しいと 寂しがる 心が寒いと 涙を流す そんな私を 知りたくないと 知らないふりをすることは 強がりなのか臆病なのか そんなことも分からない 私は私を何も知らない

一行詩

【詩】涙の音

思いもよらない香りを纏って 届いた言葉 柔らかい棘の刺さった よそよそしさ 私が 思いもよらなかったから あなたに 言わせてしまった最後の言葉 一瞬で 氷が張り詰めたあの部屋で 私が最後に聞いたのは あなたの涙の落ちた音

心の棚

優しさや信頼… 心の棚の肌触りから お互いに疑心や不安が消えた時 どんな心も安心して置けるし 大事な心も預けることが出来る 僕の心の棚に預けてくれた 貴女の心や身体に ちゃんと癒やしや 心地良さがあることを伝えたい 今心の棚は そのためにあるのだから… いくらでも使って欲しい

【詩】堤防にて

防波堤の突端で猫と一緒に 波の浮き沈みを くつろぎながら 眺めている 隣で魚を釣っているおじさん 小魚を釣ると 猫の前に置いて 美味しそうに 猫は魚を食べる 釣り人がくれる魚を のどかな空気の中で 猫は毛づくろいをして 昼寝をして 気長に待つ サンダルを持って ゆっくりと歩いていると 猫もまた 後ろを追いかけるように ゆっくりと歩く 都会の喧騒はそこにはない 汚れたとは言わない ズルくなったとも言わない ただ都会の生き方に 慣れてきただけ 無邪気だったあの頃 都会

【詩】星空

夕暮れに 浮かび始める街並みは 化粧をしたように華やかで 眩しさを少しずつ 受け取りながら すり抜けるような 帰り道 陽が落ちたら 夜空の時間 集めた光を心に灯し ここに居るよと上を向く 目が合う星を探してみる 私らしく瞬けば 誰かがきっと気付いてくれる 私が私を信じれば 誰かがきっと見つけてくれる 空は広く 星は数多に