草笛螢夢(くさぶえけむ)
私の心が素直に動いた、他の方の素敵なお勧めしたい作品の掲載。 最近は、作者の方にきちんと許可を得て掲載してます。
学生時代からの文筆活動やっと再開できたのは、家族の理解のおかげかも? 今回は、素直に書けた納得できた?作品を選択掲載しました。
朝日新聞主催HP『あさひのてらす詩のてらす』への投稿した作品への講評と感想を載せいます。
何時読んでも役にたつ情報を集めてます。
「愛を待つ人」 心の中で 秘めた思いを続けている人 無垢な想いだけで 何も求めない人 揺るがない覚悟で 待ちわびる人 儚くて美しい 思いを知る人 凜とした姿勢で 見守られる人 激しい怒りも 内に秘めている人 屈託のない笑顔で 見守ってくれてる人 一心の想いで 信じている人 Person with love in my heart A person who continues to have secret feelings Just wit
「ここの通りに居ると」 道に迷ったがどの道を 通った方がいいか考え込む人 真っ青な顔して まっすぐ時計と 睨めっこで駆け出す人 重たい荷物を辛そうに背負って 打ち合わせた待ち人を待っている人 まだバス停は遠いと 背伸びしてひと呼吸して歩き出す人 電話片手に頭を下げながら 謝りながら走り出す人 あとひと踏ん張りと目指す人の顔を 早く観たくて 自分に鼓舞する人 夕飯の食材とベビーカーを 一緒にを押しながら 器用に両手で進む人 のんびりと緩んだ笑顔で 目的のものが買
「バイオレンス」 体の肉体と精神の ダメージは何方も 受けた深さや長さでは 測れない記憶の尺度が残る事がある 風よりも優しく感じる様だった あなたの言葉は今はもう その記憶だけが くっきりと形となり 消し去られない記憶として残っている そのつもりが無かったと 何時もの言い訳は だんだん深く 長い尾を引いて…信じ込んでた 私が誰にも相談出来ない性格だと 知っている貴方のズル賢さしか 残らなかった そして 今日の日を迎えることになった 私の私自身が 貴方という 蜘蛛の巣
「鰓呼吸と肺呼吸」 生きていく上で大事なことを それぞれが それぞれの工夫で 呼吸をし 生き続けていることを実感している でも 何故だろう 鰓と肺という二つの選択を選んだのは? ただ このプールを何回も使ううち 指の間の水掻きの皮膚が 伸びてきたような気がする 私には原始の記憶がまだ 残っているというのか 環境に合わせる身体になる様に 迫られるか 取り残されるか 自然の摂理は無情にも淘汰を迫られる どちらかの選択を 押しつけるか選ばされる どちらかを選択するか どちらも
「夜の駅の出口で」 夜の駅の出口を通り過ぎる人々の 一日の思いをそれぞれが 何かしらの思いを 心のポケットに仕舞い込み込み 帰り道すがら 又 この地に明日も 何人の人が通るのだろうか 様々なひとりひとりの思いも 又明日はきっと 今日より素敵な出会いや 様々な目的で動くのだろう 僕は夏が近づいた 今に ゲームでの使い残した 100円玉硬貨を手の甲に乗せ 思いっきり天高く みんなの心にも天気になぁれと 投げ上げた #夜の駅の出口で #占い #それぞれの思い #通勤 #ポエ
「耳障りの良い言葉ほど…」 最近 浦島太郎が箱を 開いた後の世界に 彷徨い込んだ様な気がするのは 私ひとりだろうか? 相手にあんなに平気で罵り 喧嘩もしていた 意味を持つ行為もあったかもしれない でも 最近は得体の知れない 何かに怯えだし 相手の顔を様子を深読み 先読みしすぎて 縮こまっている会話を交わす 時代という扉を 開けてしまったせいだよ さらりと言われても 私の言動はある程度は押さえ切れても はみ出しそうな感情の行く場は 様々な変形を 起こしているようで 怖い
最近、気付きました。 それぞれの方に「月別」という見出しがあることで、過去の作品をみることが出来るのですね。 初めての方に対してのスキのお返しは、この機能を使って、初めての投稿の書き込みをみています。 スクロールをしていました。 皆様、熱中症には気をつけて下さい。
「ひとり歩き」 伝えたいあなたへの言葉は 何一つ確認もなく いつも 次の行動へ 誘おうとしていた さりげなく 近寄った時の貴方から 漂ういつもはしない香水の匂いは 言葉の壁を通り越し 私の心をざわつかせ 何かを伝えたかった サインだと感じたと同時に 次の行動を教えてくれる その匂いにより 敏感になりすぎた私の心は 何も理由も聞かず 動揺した私は ハイヒールの踵を運悪く溝に入れてしまい 暗い道へひとりで 家路へ歩く事を 勝手に選んでいた #ひとり歩き #すれ違い #勘違
「劣化」 一級品ですよ これ! と自信満々に自慢の目利きが 言い放つ 本当に本物は見なくなったのか それとも それなりに経験を付けたから? そんな自慢するほど 歳は取ったが 人や物の見極めが肥えてきたなんて 思われないんだよ 何かに怯えてきた人が 極めることさえ 目的が見えなくなったのか 自己欲だけを隠し 見栄えだけを整え さも それらしく見せ始める術を 上手く習得してきたのかもしれない 言葉と行動も伴う大人の人への 立ち振る舞いへの憧れ きっといつか自分もなんて お仕着
「仙人は何処へ」 あの山奥に 万物の命を司る神がいると信じ ある老人が問答をしたいと 山頂を目指す 今にも岩場の石で 足を引っかけ転びはしないかと お節介な眼で足取りをみていた しかし 途中でフワりと姿を消したのだ 自分の眼を疑った 居た 確かに居たはず 不安定な山道をゆっくり歩いていた しかし 杜の入口で 吸い込まれ同化してしまったのか 神隠しにあい 目的を達する事が不可能だったのか もしかして 万物と話せる能力を 初めから持っていたのか いずれにしても この地球を
「第六感」 自然と話す能力を持ち続けた 動物や植物達が 何か災いがあるようだったら すぐに敏感に 何か行動を人間より先におこす もともとはあったはずの能力は 赤子の目の先に映る 様々な現象は直感的に判って 身に付いていたのかも? いつも 心の中の口癖の言葉は なぜ人間だけが成長伴い 本能と理性の能力を伸ばし 相反する能力は退化するという事か 何かの煩悩の欲望が 奪って行ってしまうと云うのか 相手の気持ちを察する事に対して 細かい心遣いさえ 知恵という欲望で失いつつあり
「風が吹くから…」 熱い熱は上昇気流に乗るため 上昇気流に成り 空洞ができてしまい 空間には新たな空気が必要で 其処へ目掛けて 新たな風が生まれて流れてくる 今ここに立ってだけでは 誰にも 何も 風とも言えない 風にも成れない 自分がいる事を改めて知らされる あなたへ風に乗せ届けたい言葉は いっぱいあり過ぎるけど 私の持つ熱量は あなたにとって不快で 邪魔に感じ取られないものか 先に不安しか横切らない いつもの後ろ向きな心が 一歩踏み出そうとしている足を 止めてしまって
「自律神経」 私の自律神経は 心と体のバランスを上手に整え 私のことを心配してくれている でも 苦手なことがあると 声が聞こえる 無理はしないでと それでも あの人のことを想い眠れない日は続き それでも あの人が居た事で生きていた思いは それでも 向かい合わないと越せない場面に いつも私の身体(こころ)は 悲鳴に近づいては もう片方が大声で助けを叫び出す 生きていけることの頼りになる 病気にならない負担にさせない様 付き合って行く様子を伺うしか無い #交感神経
「初恋」 初めて出会った 素敵な貴女を 見た瞬間から 高鳴る脈が始まった なんて表現すればいいんだろう なぜこんな抑えられない 気持ちはなぜ起こるのだろう 同じ経験をした他人の話と 何が一体どの程度 差があるかなんてさえ 話したところで治るわけ無いと判ってても つい 信用していた隣の人に この気持ちの落ち着かせたくて 話してしまった しまったと思ったが もう遅かった 咄嗟に私は 何処へ隠れようと探し始めていた #初恋 #信用 #恋心 #ときめき #ポエジー #自由詩