題名 「友人への言葉」
若きあの頃の馴れ初めが
遠く感じてゆく中
鮮明に思い出され
懐かしさを辿るように
今は近くに感じる。
二人で歩き出す道
背を押し声をかけたあの日
笑顔を見せ淡々と
時より影のある横顔を見せ
自分が知らぬ深き思いが
そこには存在していた。
二人しか分からぬことに
絆と溝が深まり
これからの道を決めていく。
長い月日を連れ添い
さまざまな思いを抱え
導いた答えは互いの別離
ただ無言で彼女を見送った。
短い時を経て届いた便りは
連れ添った人との
永遠の別れを告げる風
手を合わせ
そ