閉鎖的なワイン業界にドロップキック(したい)
日本のワイン業界はもっと開かれたものにならなくてはいけない。
この10年で、ずいぶんワインを取り巻く環境は変わった。フランス一強の時代は終わり、世界中のワインが楽しめるようになった。いたるところにワインを取り扱う飲食店があるし、若いソムリエたちは広い視野でワインを俯瞰するようになった。
だが残念ながらそれはまだ一部のことで、全体には浸透していないのが現実だ。
SNSを通じて散見されるのは、20年前と変わらない権威主義的な側面だ。インフルエンサーと呼ばれる人たちは、「ワインは