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2020年7月の記事一覧

長期のストレスに弱い人

長期のストレスに弱い人

コロナになってから聞いた中で最も興味深かったのは潜水艦の元船長の方の話だった。ずっと家の中にいるという状況を閉鎖空間と捉えると、潜水艦の乗組員の方がそのエキスパートなのではないかと思い話を聞いた。学びがある話がとても多かった。

潜水艦は音を立てると相手に位置を特定されてしまうために、乗っている間は基本的に音を立てないように過ごすそうだ。会話もなるべく小さな声で行う。1日24時間という概念ではなく

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遊ぶ と 学ぶ

遊ぶ と 学ぶ

遊び=学び と言われることが多くなっているように思う。
少なくとも、私の周りではそうだ。

私自身「遊ぶ・学ぶ・育つ」というFBのグループページを立ち上げ、数年管理していて、この3つの動詞の関係性を、特に学校教育に関わる先生方や子どもの親に気づいてもらいたいと思ってきた。理解は広がっていると思う。

そもそも保育や乳幼児教育、あるいは学童保育の世界では、
遊びを通して子どもを育てる、生活を通して人

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答えよりも問いを。

答えよりも問いを。

カネボウの新しいブランドCMが賛否両論らしい。何のために化粧をする?という問いに始まり、多様な女性たちや文化を描いていく素敵なムービー。ただ最後の最後の「生きるために化粧をする」というコピーで価値観の押しつけになってしまった感じがする。表現としては本当に素晴らしい出来栄えなので、締め方が本当にもったいないと思う。

https://youtu.be/C86Sgcke5YI

改めて思うけど、もう答

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日本のルールを軽視する文化

日本のルールを軽視する文化

日本はルールを軽視する国だ。一見ルールでがんじがらめのように思えて、実際のところはルールの解釈をかなり自由に変えるし、またルールに沿っていても世間が許さなければ人を裁く。逆説的だけれど、ルールを軽視するからこそルールが長い間変わらず硬直化する。

大岡越前はとても懐が深く人情があるように見えるが、もし部下であればルールではなく大岡越前の気分と価値観で裁かれるので、どんな行動も安心できない。ルールが

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絶対善と教育とメディア

絶対善と教育とメディア

学校は何を教えるところだろうか。私は生きていく上で必要な技術を学ぶところという整理をしている。基礎学力、コミュニケーション、その中に一定の共通善の共有も含まれる。ただ、この共通善の共有は極めて扱いが難しく、特に日本は過去に全体主義体制で教育が利用されたので特に神経質になっている。

言論統制という本の中で、言論統制に強く関わった鈴木大佐の生涯が語られている。興味深いのは元々は教育者である鈴木大佐が

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時間しか解決してくれないもの。

時間しか解決してくれないもの。

「エリア伊都グローバル保育園」
が開園して、3ヶ月ちょっとが経ちました。

保育士さんたちが切りとってくれる
子どもたちの「日常」がとにかく良くて
みんなに見てもらいたくなってくるのです。

この無邪気な表情!

開園してすぐの頃は
子どもと子ども、子どもと大人、大人と大人
みんな同士がまだつながっていない関係性でした。

なので、そこは誰にとっても「非日常」の空間で。

でも、同じ時間を過ごして

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遅いデジタル投資は、コストだけがかかる

遅いデジタル投資は、コストだけがかかる

仕事上、デジタル・トランスフォーメーションの相談が、ちょいちょい発生します。

DXの苦戦例というと運用体制や制度変更せずに、無理やり技術導入してる…がありがちですが、それ以前に「タイミングを逃した」導入ケースも多いイメージです。

共通課題すぎるので、よくするテクノロジー導入の例え話をnoteにまとめておくことに。

戦国時代の鉄砲導入を例えにした小話です。

最初に火縄銃を導入した人一番手は高

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