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2022.9.30【131限目】

友だちをつくろう

2学期の大きな行事である運動会が終ると、学年・学級としても実り多い2学期になっていきます。

4月に入学してきた1年生も、この頃になると行動範囲も広くなり、遊ぶ集団も少しずつ大きくなり、遊具で遊んでいた子どもたちも、運動場の中で上級生に混じって遊ぶようになっていきます。

私の小さい頃は、近所の年齢のちがうお兄ちゃん・お姉ちゃん達と一緒に遊ぶことが多かったのですが、今の子供たちは、兄弟も少なく地域の中や家庭の中でのトラブルも少なく、集団での生活を身に付ける機会が少なくなっています。

今は学校がその役割を担っています。色々な生活環境や価値観の違う子どもたちなので、けんかやトラブルがあります。そんな中で人との付き合い方を学んでいるので、学校は人が集団の中で育つための大きな役割を果たしています。友だちを通して、集団での生活を学びます。

1年生は、トラブルがあると先生に言いつけに来ます。聞いてもらうだけで気が済む子もいます。また相手の子に嫌だったと気持ちを伝えることが出来る子もいます。友だちに聞いてもらう子もいます。

そんな風に気持ちを伝える経験をするたびに、子どもたちは、学び、成長していきます。ともだちのわも広がっていきます。


人に心を伝えるということ

学級の中でも、自分の気持ちをなかなか伝えられない子もいます。自分の気持ちを伝えることで、成長することも多いので、教師は、子供とのよりよい人間関係を持ち、話しやすい環境を作ることが大切です。

そのためには子どもをよく知ることです。子どもはどんなことを思っているのか、何をしたいと考えているのかを分かることです。

子どもといっぱい話をし、聞き、話しやすい雰囲気が学級の中にあることで、子供は心を開いていきます。

子どもが話したくなる雰囲気を作るためにも、子供に心を寄せて、話を聞くことでその子が見えてきます。

なかなか気持ちを表さず横を向いている子やふてくされている子もいますが、なぜそうするのかを一歩踏み込んで見てみると、ゆがんだ行動の奥にあるものや願いが見えてきます。

心を伝えることで、教師と子どもがお互いの心と心が通い、思いを伝え合い、そして信頼関係が出来ていきます。その関係が教育の原点になり学級の基礎になると思っています。


話すこと

知らない人と話すということは勇気がいります。私は出来るだけあいさつをするようにしています。買い物をするとレジの人に「ありがとう。」と、言います。道で会った人にもあいさつをします。あいさつが話をする第一歩だと思っているからです。

隣の娘さんと洗濯物を干すとき裏庭で会う事がよくあります。「おはよう。」「今日はお天気がいいですね。」「洗濯物が良く乾くね。」から始まって「昨日、富士山に登ってきました。」などと、話がはずみます。

自分の気持ちを言葉にし、表現することは嬉しいことです。人と人を結ぶ会話は、楽しい事です。話すことで、人は成長すると思っています。

今、出会っている人、これから出会う人と、いっぱいおしゃべりをしたいと思っています。


人とつながる

テレビで、若い男の人が、一人ぼっちの人と話をする活動をしていて、その人が
〇お腹がすいたら 食事をするように
〇のどが乾いたら 水を飲むように
〇孤独を感じたら 人とつながらないといけない
と、言っておられました。なるほどと、思いましたので、今回「友だちをつくろう」と、いうテーマで書きました。

私の大学時代の友人たちが、ラインでつながっています。何かあったらラインが届きます。台風14号が来た時も、「九州の友人は大丈夫でした。」とか、「静岡や千葉の友人も大丈夫だった。」とかの連絡があります。

それ以外でも、趣味で作ったものや季節の動画や家族の近況やペットの話などの情報を、中心になって送ってくれる友人がいて、同級生がつながっています。様子が分かると、心強かったり安心したりして、力をもらっています。

人とつながることは大切だと思っています。

秋の花を植えました(キバナコスモス)


【編集担当より】
もう9月も最終日となりました。年度で考えると上期が終わりました。10月からは、旅行もしやすくなり、街の雰囲気も変わっていくことでしょう。大阪では、観光地(特に難波周辺)にて、外国人の方や旅行者の方も増えているのがわかります。

2022年の残りの3か月は、遊ぶことや働くこと、これまで我慢していたことが一気にあふれ出してくることかと思います。一人一人にとっては、少しの変化でも、多くの人の行動が少し活発になるだけでも、社会全体の雰囲気は一変することでしょう。

広告物やCMなども活性化してきたように思います。例えば、転職関係のCMがこの数カ月かなりの頻度で目にするようになりました。アフターコロナでは、海外でも労働力不足になっている企業も多いようです。日本でも既に人材の確保がテーマになってきているように思います。

2023年は、どんな1年になるでしょうか。今年の残り3か月を目いっぱい楽しみたいと思います。

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