見出し画像

何も知らない方が、文章はかきやすい【初心】#145

最初はみんな初心者だという事を忘れがち。どこか、蔑んでいるからかも。

「良いプレイヤーが、良いマネージャーだとは限らない」

職種の適正があるように、役職にもまた適正があると感じています。優秀な技術者(プレイヤー)が優秀なマネージャーになれるかというと、決してそんな事は無い。極端に秀でた能力を持つ人は、再現性が低く、教えるのが下手なパターンの方が多いです。むしろ、知識が多少足りなくても、人に寄り添ったり、言語化スキルが高い人の方が、良きマネージャーとして活躍していると感じます。

「文章を書く」という作業にも、似たような事が言えると気づきました。専門知識が豊富な専門家や研究者が書く論文は、初めてその分野に触れる人に対して理解の出来るものでしょうか。きっと、「何が書いてあるか分からない」となり、読む事を諦めてしまうと思います。

知識のある方々が書く文章は、悪気なく難解な文章となってしまいます。「自分の知識を伝えたい」「もっと専門的な事を書きたい」こんな思いが溢れ出し、1番重要な「相手の立場にたって文章を書く」という部分が抜け落ちてしまうからだと思っています。

まず文章を見てくださる方々は「書かれている内容について何も知らない状態」、つまり”初心者”からのスタートです。「こんな事まで書く必要あるか?」と思うような部分から、”敢えて”書く必要があります。この”敢えて”を、自分自身に対して違和感を感じる事なく書ける人。それはきっと「最近まで初心者だった人」であり、タイトルの通り「何も知らない(最近学んだ)人の方が、より分かりやすい文章を書く事が出来る」こんな流れが出来上がるんだと思います。



今日も、誰かの気づきとなりますように。

ニコラス

皆さま、サポートありがとうございます。頂いたサポートは、全て自己研鑽に充てています。全力で生きていきますので、今後ともよろしくお願いします!