恋は落ちるもの。どうしようもない自分と向き合い、自分の限界を超えていくもの。江國香織『東京タワー』
恋をして、相手を傷つけちゃったかな、というアラサーの方に。
「そうですね。恋は”する”ものじゃなくて、”落ちる”ものだと言いますからね。相手も自分も傷つくこともありますよね。」と言ったら。
「何それ!うける!」と笑われて、ちょっとショックを受ける。
そうか、江國香織さんの『東京タワー』って、そんなに昔だったか、と。
小説の出版は、2001年。
映画の公開は、2005年。
20年も前だったか。それは確かに、ジェネレーションギャップ。
でも今も、「恋はするものじゃなくて、落ちる