見出し画像

全力で甘え方を学ぶ日記

甘えるのが下手だ。
甘えることは負けだと思って生きてきたから。
でも最近、甘えるられる能力は生きる力だ、と痛感する。
たぶん、ひとりで生きねば、と思ったから。
「上手に頼る」は「甘える」とイコールなのかもしれない、とほろ苦く思ったから。
でも、甘えることは負けだと、たぶんずっと思う自分だから。

そんなふうに思い始めた頃、「甘え下手の特徴」という記事をネットで読む。
驚くほど自分にあてはまり、愕然とする。

〇「お姉ちゃんなんだから、しっかりしないと。」と言われて育つ。
→まさに。長女で、父方でも母方でもいとこの中で一番の年上。「しっかりしてるね」は誉め言葉。
〇真面目でしっかり。なるべく人には甘えず、自分でやり遂げようとする。
→まさに。人に頼るのは最終手段で、ある意味クツジョク。人に頼らねばならない自分はダメな自分だと思う。「真面目だね」は昔も今も言われるけれど、大人になってだんだん嬉しくない言葉に。でも「真面目は大事」と思って生きている。
〇素直に気持ちを言えない。
→これは、自分なりに努力して「プラスな言葉」は言えるようになったけれど(でも喋り方が平たんなので「嘘くさい」と言われて傷つくこと多数)、「マイナスな言葉」はいつも飲み込む。
〇自己肯定感が低い。「自分が甘えたら迷惑に違いない」と思う。
→まさに!甘えて良いのは「選ばれし人」で、自分にはその資格はないと思っている。
〇男心がわからない。
→「男だから、女だから」とあまり言われずに育った(両親に感謝している)。大変リベラルな共学高校で学ぶ。女子大に進学、「女子は弁当作ってこい」という謎命令、飲み会で男の人にしなだれかかる女の先輩の姿に衝撃を受けて、男女入り乱れるサークル活動から早々に撤退。女性だらけの福祉業界で働く。という経歴もあり、人の心への興味がつきないけれど、それは男とか女とか性別は関係なくて、「男心を学ばなくっちゃ」という発想が全くない。

そんな甘え下手の王道を行く私だけれど、「この先は、人に上手に頼らねばきっと生きて行かれないだろう」と心ひそかに想うから、清水の舞台から飛び降りる覚悟で甘え方を学ぼう。
なにより本(小説でも漫画でもなんでも)を読むのが好きなので、まずは本から学ぶ。そんな偏った読書日記を綴ってみようと思う。