基礎ゼミ5

「教育とは与えられるものであって、学びとは自ら行うもの…学びに必要なのはどう学ぶかです。」


こんにちは!あいでんです。

大学の前期も徐々に終わりを迎え始め、テスト期間まであと少しになりました。

つまり、前期の授業が徐々に終わり始めるということなのですが、今日は基礎ゼミ最終回でした。大学生活について経験談を語るために顔を出したのが4月中旬。

それからほぼ毎回顔を出しに行って「いる」だけの日々を過ごしました。改めて、お邪魔致しました。


T先生が基礎ゼミのときの担当教員だったので、基礎ゼミに行くのは自分の一年生の時を思い起こして懐かしく感じていました。

そういえば、先日、基礎ゼミが一緒だった友人と飲みに行ったのですが、基礎ゼミ最終回の集合写真を見たときに鳥肌が立ちました。

ホワイトボードに"ゴールデンサークル理論"と思しきメモがあったのです(写真を載せたいところなのですが諸事情により断念し、当時の議論内容の写真をヘッダーにしてみました)。

この時からこんな講義を受けてたのかという衝撃と、全く記憶にないという衝撃と、惹かれるべくして惹かれていたのかという衝撃。


クランボルツ氏の”計画的偶発性理論”において「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこう」という考え方がありますが、なんと恵まれた幸運だったのかと今でも思います。計画的に設計していなかったのに(笑)。

まあ、でも、自分の直感を信じてこのゼミを選んだという点においては”偶然を計画的に設計した”と言えるのかもしれない。

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そういう振り返りはここまでにしておき、基礎ゼミ最終回を振り返ってみましょう。

今回は一ヶ月間に渡って議論した内容の報告会兼ペーパータワーの振り返りという感じでした。あとは最後に基礎ゼミの締めも。議論した内容については私も個人的な見解を以前noteに書いているので参考にしていただければと思います。
・リーダーシップの在り方について考える
・「Giver(与える人)とTaker(奪う人)」についての整理


さて、計4つのグループから発表してもらったわけですが、どのグループも難しい内容にも関わらず自分たちなりの視点で整理して発表してくれました。

今回面白いと感じたのは内容ももちろんですが、4つのグループを段階的に分けることができるなと感じた点です。次のように分け、段階的に整理しました。

「自分たちの経験則だけで話し合いを進めてしまったグループ」

「フレームワークを使って話し合うことができたグループ」

「自分たちの経験をもとにフレームワークを使って話し合うことができたグループ」

「仮説を立て、経験とフレームワークを使って検証&話し合いができたグループ」


何を基準に分け、整理したか。
それは、基礎ゼミ全体の設計(T先生談)でもある「研究」ができているか否かという点です。

つまり、事実だけを述べられても物足りないし、教科書の内容(理論)を整理するだけでも物足りない。事実と理論を照らし合わせて「何がわかったのか=ある種の私だけが知っている事実は何か」と考え、発表することが重要なのだということ。

そしてこれは卒論で求められていることなのだ。

同様に1年生たちはこのことに関してレポートを提出するように指示されている。半月ほどある中でどれだけブラッシュアップできるかが非常に興味深いところではある(私が読むことは一切ありません)。


最後にT先生からは毎度おなじみ(?)の伊藤穰一さんによるTED Talksを見せ、少し言葉を添え、終わりのチャイムが鳴った。

実際に見た伊藤穰一さんによるTED Talks

字幕付きはこちら↓

内容についてはあえて言及しない。ぜひ見ていただければと思う。

が、T先生の教育理念というか方針みたいなものはこの内容に隠されされているようなそんな気がしました。「地図ではなくてコンパス」、「Deploy or Die」、「”futurist(未来に生きる者)”ではなく”now-ist(今に生きる者)”」みたいなところが。


さてさて今日も長くなりそうなので、最後に、基礎ゼミの先輩(笑)として最後にメッセージ的なものを書いておくことにしよう、自分への戒めも兼ねて。

伊藤穰一さんは動画内で次のように語る。

教育とは与えられるものであって、学びとは自ら行うもの…
…学びに必要なのはどう学ぶかです。

大学は教育機関ではありません。
そのため教育される場ではなく、自ら学ぶ場なのです。

基礎ゼミで学んだ気になってはいけません。学ぶための機会(きっかけ)を与えてくれただけなのですから。これからは「賽は投げられた」という感じです。

残りの3年半、たくさん学んで、たくさん経験して、自分のコンパスを作って欲しいなと思います。そして、またいつかどこかでお会いしましょう。


それでは、また次回!

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