具体化と抽象化を行き来するのって難しい
こんにちは!あいでんです。
今回もゼミの振り返りをやっていこうと思います。今週のゼミは2コマぶち抜きでの講演会でした。
今回の講演者は、宮崎県日南市の油津商店街を再生させた木藤亮太さんと、福岡テンジン大学の学長などを中心に活躍されている複業フリーランスの岩永真一さんのお二方でした。
お二方それぞれにご講演いただき、そのあとはトークセッションもあり、つい先ほどまで一緒に飲みに行かせていただいたりと濃い時間になりました。
本日の話を書き始めると書きたいことが多過ぎて際限なくなってしまうので、今回は1テーマにしぼって話を進めていこうと思います。
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まずは、お二方が話していた内容の一部が類似していたので、そのことについて書いていこうと思います。お二方はやっていることは違えど、アントレプレナー的に働いていらっしゃる方々。
類似していた内容を一言で表現すれば、「デザイン思考」という風に表現ができます。
「デザイン思考」は課題設定型思考だと認識しています。
昨日の記事でも少し触れてはいますが、「(情報を)インプットし、問いを立て、課題を発見し、アウトプットする。そしてそれをサイクルしていくことでクオリティーを上げる」というのがデザイン思考だと思っています。
では、なぜお二方が「デザイン思考」が大切だという風に考えているのか。簡潔に言えば、「VUCAだといわれる現代社会において、明確な答えが存在しなくなったからだ」と考えます。
現代社会において求められている人材は「問いを立てることができる人材」だという話をよく聞きます。つまり、時代は「課題を解決することができる人材」よりも「問いを立てることができる人材」を必要としているということでしょう。
問いを立てるためには「構造化」が必要だと語っていた。構造化をするためには抽象化と具体化を行き来することが欠かせない。
おそらくここが一番難しいところではないのかと個人的には思う。
昨今、デザイン思考が注目されているのと同様にUXD(ユーザー体験)やHCD(人間中心設計)も注目されるようになった。私自身、UXDには大変興味を持ち勉強しているところである。
実は、デザイン思考とUXDとHCDは若干違うのだが、今はそれをお話しすることができるほどに理解が深まっていないので、これは今後記事にすることができればと思う。しかし、いずれにしろユーザー目線に立って考えることをベースとしている。
ユーザー目線に立つためには、どれだけユーザーのことを知ることができるのかどうかがカギになる。それは、文脈的調査だろうし、観察だろうし、実情の調査などだろう。
ここでのポイントは問いを立てていることで、その精度を高めるためにユーザー目線という考え方があるということだ。
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さて、そろそろまとめに入ろうと思う。
デザイン思考やら問いを立てるやら、VUCAといわれる社会において必要になってくるとされる考え方を話してきたわけであるが、本質はそこではないと考えている。
というのも、デザイン思考でものごとを考えることや問いを立てることというのは意外と簡単だったりする。が、それをどれだけ深みのあるものにしていくか、クオリティーの高いものにしていけるのかが重要なのだと思う。
そのためのポイントについてお伺いしたところ、「経験につきる」という風に語っていただいたのだが、もう少し自分なりに解釈をすれば、「インプット→課題発見→構造化→アウトプット」というプロセスをなんども循環させることではないだろうか。
また、今日の講演会ではいろんなデザインが出てきた。コミュニティーデザイン、空間のデザイン、まちのデザイン、などなど。
デザインってそもそもなんやねん、みたいな話が進んでいた飲み会の終盤に、とある学生が『デザインって遠足の300円のおやつ選びみたいだ』と語った。確かに、と一同納得。
それこそがデザインの醍醐味かもしれない、という話も出てきた。
私なんかが「デザイン」を語るなんてことは恐れ多くてできないが、多くの知見を持つ方々すらも納得してしまうくらいのいい例えだった。
なんとなく最後にこの話をシェアして終わりにしようと思う(笑)。
今回の講演は、経験をしてきたが故にわかるようになったこともある一方で、わからないと感じることも増えてきた。それは以前まで認知できていなかった話なのか、単純に頭が固くなったりしているからなのか。
詳しいことはわからないけれども学びとはこういうものだ、という風に勝手に自己解釈。それにしても濃い時間を過ごすことができました。
それでは、また次回!
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