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自然由来の材料で今年も遅めの土づくり。レシピも公開。

今年は種の権利に詳しい「岡本よりたか」さんのやり方を参考に、感覚でなんとなくアレンジして土づくり。

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黒土を30%(ベース)
完熟腐葉土を20%(微生物が分解できる有機物)
ピートモスを20%(苔は自分の体積の7倍の水分を保持してくれるそう)
赤玉土を15%(粒が大きいので隙間ができて空気•空間を保持)
籾殻くん炭を5〜10%(炭は微生物の住処になるのと、ピートモスの酸性をアルカリで中和する目的)
米ぬかを5%(豊富なリンと窒素の補給。植物の体の大部分は窒素、リン、カリウム)
草木灰を少し(ミネラルの補給と、籾殻くん炭と同じく酸性の中和)
畑/花壇の土を少し(その場所の微生物に混ざってもらう)

去年は上層の土と30cmの深さの土を入れ替えて好気性の微生物と空気を嫌う嫌気性の微生物をびっくりさせる(活性化させる)天地返しをやったけれど、今年は元々ある微生物の生育環境をよりそのまま活用できるよう掘り起こさないやり方を選びました。

それぞれの材料を混ぜる理由をなんとなく理解した上で、自分が専門家じゃないことは気にせずに自分アレンジを加えてみる。後にその結果を体験して、次のアレンジを楽しんで考える。
時間はかかるこのプロセスが、時間はかかるけど、楽しい。

出来た自分流の土で苗を作った。

種は植えてみたかったハーブ(カモミール、エキナセア、レモンバーム、ラベンダー)を中心にお馴染みの野菜も。
全部固定種を植えたので、うまく育ったら種採りまでして貴重な種をつなぐつもり。
コンクリの上よりは地温の低下がマシ&周りも生き物が多い方が苗も気持ちがいいかなと思い、土の上にセット。

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芽が出るまでは毎朝様子を見ながら水をやって、土が乾かないように気を配る。これが難しい場合は、ビニールや新聞紙で包んで保温と保湿を計ると水やりしなくてもいいみたい(去年やったらビニールは蒸れすぎてうまくいかず、穴をもっと開けたりするといいんだろうか)。

花壇の空きスペースを縫って畝も建てた。

作った土を表層に漉き込む
1/100くらい濃度の酢水をサーっとかける(植物の根っこが出す酸と勘違いして土壌微生物、菌根菌が集まってくる)
落ち葉や枯れ草で覆う(土の表面が露出するのは自然な状態から遠く、草マルチをしておくと表層の乾燥を防げて生き物も住みやすくなり、分解が進むと土に還って養分にもなる)
水をたっぷり染み込ませる(保水と微生物の活性化、米ぬかが濡れて発酵を始める)

枯葉があまり見当たらず代わりに剪定で出た葉っぱを被せた畝はこのまま数週間放置して、微生物の働きで土が落ち着いて団粒化(水の保持と水捌けを両立する状態)が進むのを待つ。
苗の定植の頃にはちょうど、もっといい土になってるかな。

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これからコンポストの菌も調子が上がる季節。雑草堆肥つくるのは今の環境では難しそうなので、家族が使えるコンポスト二号機も作って堆肥に回す循環も作りたいなあと夢膨らむ。

試行錯誤。

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8月初旬から夫婦でCamino de Santiago巡礼の旅に出ています。出費はできる限り少なくしている旅なので、サポートは有り難く旅の資金にさせていただきます。ですが、読んでくださったり反応をいただけるだけで、一緒に旅している気分になって十分エネルギーをいただいています。^^