マガジンのカバー画像

佐久間マリさん

84
佐久間マリさんの作品が大好きです。 特に男子がとても魅力的で、物語は大きな出来事がドカンと起こるわけではないですが、心が切なくギュッとなります。 沢山の方にこの切なさを。。。
運営しているクリエイター

2022年1月の記事一覧

隻腕、旗本、飯盛女、御一新?…が今のパーツ

隻腕、旗本、飯盛女、御一新?…が今のパーツ

 ここ数日、江戸から離れられない。
 江戸の物語を貪り読んで我がストーリーを構成するかけらを探しているが、まだ執筆モードにはならない。

 隻腕の元剣士が吉原帰りの深夜に、街中で慰み者にされかけてた遊女を助ける。
 仕方なく家に連れ帰り、乳母か下働きの老婆に見つかって…的な(夜中に帰らないとか、そんなとこに遊女おらんやろとか、いろいろ時代的な錯誤はスルーして下され)。

 二割くらいはイメージとか

もっとみる
男のダメな点を挙げだすと恋愛貧乏になる

男のダメな点を挙げだすと恋愛貧乏になる

 横断歩道の信号待ちで、電車の席の向かい側で、いつも男を品定めしている。

「なんでそのスマホカバーなの」
「その髪の毛、イケてると思ってる?」
「微妙に色があってない」

 相手の男性からすれば、ほんっとうに余計なお世話だし、お前一体何様である。
 答えは、趣味で恋愛小説書いてるオバハンですが、なにか。
 現実に存在しないようなスパダリを夢見て自分で書いてそれに萌えてるキモいオバハンですが、なに

もっとみる
ファン動画をもらったよ!

ファン動画をもらったよ!

 こんなことしてもらえる作品になったんだな、堂道よ。
 お前、愛されてるよ!

 日頃より堂道広報大使のkazunano様がPR動画を作ってくださいました。
 日々、不眠不休で、堂道の普及に多大なる貢献をしてくださってます!ありがとうございます!

 堂道の怒鳴り声、ガニ股、眉間の皺。
 リアルにゴミ箱を蹴る堂道を拝める日がいつかきますように。

小説のタネにみんなで水をやるのがいまどきの育て方らしい

小説のタネにみんなで水をやるのがいまどきの育て方らしい

 一つ話を書き終えて、インプット期に入っております。
 ツタヤにコミックレンタルしに行きましたら、異世界の『こ』の棚に「後宮」から始まる異世界コミックが五種類くらいあった……。少し前は『転生』と『悪役令嬢』だったなぁ。

 流行物を書けるか書けないかというのが、商業作家になれるかなれないかのボーダーラインだと思いました。
 書けない私はなれません。

 今まで好きなことを好きなように書いてきたけれ

もっとみる
8.堂道、フォーエバー!

8.堂道、フォーエバー!

会社のほど近く、オフィス街のこんなところにあったのかと思う場所に、一軒だけ存在していた。
 確かに、いかにもな外装ではないし、装飾も抑えられてはいるが、看板には「REST」と「STAY」の値段が書いてあるし、意外にも部屋は半分以上埋まっていた。

ラブホテルならではの、部屋選びから事前精算まで、堂道は戸惑いも躊躇いもなく済ませた。
 動作のたびにガコガコ鳴るようなエレベーターに乗り込む。定員二名か

もっとみる