ZUUMA|新解釈キングダム・中国古代史妄想局

読めば漫画キングダムがより楽しくなります。日本と中国を行き来するアントレプレナー。福島県出身。猫が大好きです。勝者によって書き換えられた敗者の歴史を紐解きます。

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    キングダム関連インデックス

    記事のインデックスページです。 ヤングジャンプで連載中のキングダム考察をまとめました。ネタバレ情報がかなり含まれていますので、読む際にはご注意ください。一応記事内にネタバレ注意と記載してあります。 キングダムに登場する人物等についての考察をまとめました。 キングダムと直接は関係ありませんが、間接的に関係してくるトピックスをまとめました。 考察については、私の妄想がふんだんに盛り込まれています。史実の空白部分を深読みしたり、史実とは異なる見解をあえて考察しています。その

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      • 再編集|李信の子孫が中華統一!?①

        中華の古代史を調べているうちに、なんと、秦の始皇帝を統一までサポートする秦の将軍「李信」の家系図にたどり着きました。 とある雑誌の特集からの抜粋なので、きちんと宣伝もさせてください。 (引用:中國紀行CKRM Vol.15/主婦の友ヒットシリーズ) ちょっと見づらいかもしれませんが、この李氏の家系図の頂点が…なんとあの李信なんです!秦の大将軍に上り詰める李信なんです!!キングダムファンならもうここで胸熱じゃないですか!? ここから先は、家系図から掘り下げて行きますので

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        • キングダム第716話考察・打開策の有無

          以前、「図解|肥下の戦い(紀元前233年)」という記事を書きました。今回は、現在のヤングジャンプ本誌キングダムの流れを見ながら改めて解説してみたいと思います。 まずは趙攻略図(更新:趙軍31万人)と前回の記事を。 肥下の戦いにおける史実での時系列を、完結に書いてみました。桓騎軍はまず①赤麗と宜安を占領しています。キングダムでは、ここが描かれていません。 ということは、桓騎軍による趙北伐に関しては「全く成果が無い」という展開が予想されます。李牧の戦略に圧倒され桓騎軍は既に

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          • キングダム第712話考察・奇跡の前進

            さて、秦vs趙の「肥下の戦い」の火蓋が切って落とされました。この戦いの詳細については以前まとめたので、下記の記事をご参照ください。 キングダム・原先生は始皇本紀をベースにストーリーを組み立てているようなので、この「肥下の戦い」の部分だけを抜粋すると下記です。 以前から書いてきた通り、下記の2点は史記において明らかになっていることで、そのうち①についてはキングダムにおいても史記に沿って描かれています。 問題は②です。 私の考えでは、史実では李牧の参戦はもう少し後だったと

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            • キングダム第709話考察・大きな選択

              いよいよ、秦軍が太原に大軍を動員し、趙の宜安に攻め込みます。 今回、確定したことが2点あります。 1点目:王翦はやはり同行しない 以前、「図解|肥下の戦い(紀元前233年)」の記事で書いた通り、王翦軍はやはり宜安攻略戦(肥下の戦い)に参戦しません。 王翦は、史実では無敗の大将軍です。秦が大敗する肥下の戦いには参戦しないと思っていました。よって、王翦が同行しないという設定は、キャラ設定的にも史実的にも実は非常に重要です。 よって、原先生が王翦軍を参戦させなかったことは

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              • 考察|中山国~舜水樹を登場させた意味を考える

                今日はストーリーの考察ではありませんが、この人物について少し。 趙将・舜水樹(しゅんすいじゅ)です。李牧の右腕のような存在ですが、趙の中でも徐々に存在感を高めています。個人的には、趙将の中で舜水樹が最後まで生き残る将だと考えています。 そのあたりはおいおい書くとしまして、第706話の中での虎白公との会話でキーワードが出てきました。 「北の狄の血を引く部外者」と虎白公に言われています。以前にも、異民族の血が流れていることが描かれていましたね。ここでポイントは2つ。 1つ

                • 大感謝|2021年を振り返って

                  2021年最後の記事です。 今年もたくさんの方に記事を読んで頂き、本当に感謝しております。2021年の記録を掲載しておきます。 今年は、漫画キングダムの考察記事を書きつつ、呂氏の謎を掘り下げてきました。考察では地理的考察に加え、史実との相違点を。と言っても、史実と大幅に異なる脚色は無く、本当に小さな相違点だったと思います。呂氏については、史実を疑うところからスタートして、いくつか新しい発見が出来たと考えています。 最も良く読まれた記事が考察記事ではなかったというところが

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                  • キングダム第703話考察・逆手の大戦略

                    前回、肥下の戦いの図解記事を書きました。 本誌キングダム第703話で、キングダムにおける秦・趙の行軍ルートが分かりましたので引用させて頂きます。 なんと! 桓騎軍は王翦軍と合流し、太行山脈を越えずに閼与(あつよ)から宜安を目指すことに。これはかなり史実とは異なる展開かと思われます。 趙の長城については、下記の考察で詳しく記載致しました。 記載した通り、趙の長城は太行山脈の東麓から始まり、西に160kmに伸びた大きな長城です。よって、今回のキングダムで描かれたように、秦

                    • 図解|肥下の戦い(紀元前233年)

                      宜安(現在の、河北省石家荘市藁城区・南西部)での戦いがスタートする前に、このエリアでの一連の戦が「肥下の戦い」と呼ばれていますので、この戦いがどのようなものであったのかをいつもの図解を作成してまとめておきたいと思います。また、史実と本誌キングダムの違いについても書いておきたいと思います。 まず、戦のあらすじから。 1.肥下の戦い全貌 2.秦と趙の進軍ルート Baidu百科には、秦軍と趙軍の進軍ルートもあります。 この図を見ると、趙は北方(国境警備)と南方(王都邯鄲)

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                      • キングダム第702話考察・驚くべきもの

                        史実通り、李牧が「地の利」を活かせるであろう宜安(ぎあん)に決戦の舞台が移っていくようです。 漳滏長城 一方、平陽城と武城を攻略中の王翦は、邯鄲の南に「長城」を発見します。この長城ですが、史実でもその存在の痕跡が残っています。恐らく、邯鄲南にあった漳滏長城だと思います。 この長城を建設した時、趙は武霊王(紀元前340~紀元前295年)の時代。李牧は紀元前229年に亡くなってるので、紀元前333年の長城建設時には生まれてない可能性が高いと思います。よって、本誌キングダムで

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                        • キングダム第701話考察・大将軍の帰還

                          さて、趙国では「廉頗のエピソード」を挟み、いよいよ正式に李牧の前線復帰が実現しました。 趙を出ていた廉頗の趙復帰を、趙・郭開が賄賂を送って「廉頗がボケ老人である」ことを捏造、結果的に実現させなかったエピソードは有名です。ただ、ちょっとこのエピソードの登場タイミングには違和感があります。 改めて、秦による趙攻略戦の全体図です。 本誌キングダムにおいては、平陽の戦いから武城の戦いに移行するところ。紀元前234~233年です。 廉頗は、紀元前243年に亡くなっています。

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                          • 徐福再考~佐賀県上陸に際してファンタジー化された背景

                            徐福とは一体何者だったのか。また、司馬遷の「史記」が伝えるように、秦の始皇帝に不老不死の仙薬探しを命じられて日本にやって来たのは真実なのか。 以前から考察してきたことですが、改めて下記の3点について整理してみたいと思います。 ①徐福は、縁もゆかりもない日本の土地に上陸したのか? ②佐賀に建国していた渡来系氏族は? ③徐福と②の答えが導き出す人物とは? ①徐福は、縁もゆかりもない土地に上陸したのか? 皆さんにも、紀元前219年、紀元前210年にタイムスリップした気分で一緒

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                            • 中国から来た「酒に弱い遺伝子」

                              面白い記事が掲載されていました。 酒豪遺伝子は、秋田がダントツ。お酒に強いばかりでなく、お酒が好きな方も多いと思います(個人的意見です)。 私の出身地である福島県も、全国4位です。私は4年前にアルコールを卒業したので飲んでませんが(もともと決めていた)、確かに強い人が多い気がします。 記事では、中国から日本に渡来した人たちは、「酒豪遺伝子の割合が低い」とされています。 上記の図が、遺伝子的なルートを本当に意図して書かれているかどうかは分かりませんが、図

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                              • 秦の趙攻略の経過と殷周伝説

                                今日(2021年10月24日)、NHKでのアニメ・キングダムを楽しみにしていたのですが、番組表を見るとどうやら放映が無いようです。夜ふかしの楽しみが減ってしまいましたが、気を取り直して漫画キングダムのおさらいを。 秦による趙攻略戦の、1つの見せ場が終わったところです。「桓騎の命令による趙兵10万の斬首」です。戦死者と斬首者の内訳が分からないのですが、これが「平陽の戦い」の最も大きなエピソードとして史書に書かれています。 ただ、これで「平陽の戦い」が終わったわけではなく

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                                • キングダム第695話考察・箱

                                  第695話は下記でお読み頂けます。 前回の考察はあえてお休みしました。まず、前々回の考察から引用します。 “ここで初めて、桓騎は「雷土が死んだ」という事実を知らされました。ただ、どういう最期だったのかは、まだ知りません。次回、扈輒が「雷土は絶対に口を割ることなく死を遂げて、それによって桓騎の謀略が見破られることなく成功した」ことを語るかもしれません。その時桓騎は、趙軍の虐殺を決心すると予想します。桓騎の少し人間臭い一瞬が垣間見えるかもしれません。” 前々回の考察のポ

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                                  • キングダム第693話考察・浅い話

                                    こんにちは、KAZUMAです。下記は前回の考察です。 第693話は下記でお読み頂けます。 さて、いよいよ扈輒を追い詰めた桓騎。 舌戦においても桓騎は扈輒を上回っている感じが伝わってきました。そして桓騎が抱える感情は、一体どういう経験によって構築されてきたのかが、本当に底知れないとも思いました。分かりますでしょうか、圧倒的な敵と対峙した時に、己のチカラが無力化するのを本能的に感じてしまい、飲まれてしまうことを…スポーツの試合でもそうです。扈輒はもはや自分に出来ることは

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