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日本人としてのアドバンテージをいかせる国へ

どこの国で働くのか?を考える時「天地人」が大事だ、という話を全3回にわけて書いていこうと思います。

前回は「天地人」のなかでも、「天の時」にフォーカスしましたが、今回は「地の利」について、もう少し詳しく説明したいと思います。

▼前回の記事

「地の利」とは、いうなれば地政学です。僕たちは日本人なので、日本から地理的に近かったり、時差がない国のほうが進出しやすいというのは想像できると思いますが、それだけじゃないんです。

よく「海外で働きたいけれど、自分にとっては遠い…」という人がいます。たしかに日本国内のどこかで働くよりは距離は遠いけれど、コストの面で考えるとまったくそんなことはりません。

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今はコロナ禍であまり移動していませんが、僕はベトナムと日本をしょっちゅう行き来しています。その際、ベトナム航空を利用していますが、キャンペーン期間などは往復2~3万円ということもあります。しかもベトナム航空はLCCではありません。現地での食事でも、安いところなら1食100円ちょいで済む。安いホテルもいくらでもあります。

つまり、コスト的には東京から週末箱根に温泉旅行するぐらいの感覚で(下手するとそれより安い!)、行ったり来たりできるわけです。
直行便も出ているし、移動時間は5時間~7時間程度。時差も2時間しかありません。韓国や中国はもっと近いですが、僕が事業をやる国としてベトナムを選んだ理由のひとつに、このアクセスのよさとコスト感があります。

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「地の利」は、物理的な距離やコスト以外にもあります。その国で日本人であることをいかせるかどうか?も大事です。

新日国や日本人にリスペクトがある国のほうが断然やりやすいわけです。その国に根ざした宗教、歴史、さらには人種も関わってきます。海外に出ようというのですから、宗教や人種などが違うことは問題ではありません。違いがある上で、日本人やその文化をどう見ている国なのか?というのがポイントです。

さらにいえば、国だけでなく地域でも違いが出てきます。僕はベトナムのハノイを事業の拠点にしていますが、同じベトナムでも首都ハノイと経済の中心地であるホーチミンでは気質が違います(この話は次回の「人の和」で詳しく書きたいと思います)。そういった地域性は、ネット上の情報だけで親日、嫌日と判断せず、実際に足を運んで現地の人とコミュニケーションをとってみないとわかりません。そもそも世界には日本に対してニュートラルな国もたくさんあります。

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地理的、対日感情などの面から「地の利」があると考えて、僕がベトナムで事業をはじめたのが約10年前。現在はブラジルやペルー、パラグアイといった南米の国々にも注目しています。


この記事にも書きましたが、たしかに南米は地理的に遠いのですが、歴史的日本とのつながりが深い上に、日系人が多く暮らしています。そのなかには、成功した人もたくさんいて、日系人、日本人を尊敬の念を抱いてくれている人も少なくないのです。

まとめ

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YouTubeでもいろいろとお話しています。
・普通の会社員が海外で這い上がるには?
・なぜあなたが海外で活躍できるのか
・海外で仲間を見つける方法

などなど。
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