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やさしい温もりに包まれて!📚s

目をつむって
感じでごらん。

分かるでしょ、
温かな肌の感触。

さやしく包み込むように抱かれている。

なんだか懐かしい感じ。

しかし、その顔も声も覚えていない。

記憶も定かではない。

擦り込まれた記憶なのか。

そうであってほしいという想いなのか。

自分の目で焼き付けた記憶ではない。

本当は、
写真での記憶しかないんだ。



こんな生き方をしてたよ。

段々似て来たねって言われても
なんかピンとこない。


でもなんだか懐かしい気持ちになれる。


愛されていたんだなあって思える一枚の写真。


遠い記憶。

本当に自分の記憶なんだろうか。

よく分からない。

でもそれが現実なんだ。

私の父の話である。

父ってどんな男だったんだろう。

自分と重ね合わせてみることは叶わない。

でも似てるんだって。

そうなのかな。

自分ではわかんない。

私は既に父の歳を越えて
歳を重ねている。

父の見たことのない世界を生きている。


想像できただろうか。

私の生き様をどう思うのであろうか。

生きてれば喧嘩もしただろうし

また違った人生もあったかも知れない。


でも今、私は幸せです。

今の人生を味わっています。


親がなくとも子は育つ。

また死に際に思い出すのだろう。

それまで見守ってやって下さい。


もう少し

いや

もっと、もっと

今の人生を謳歌したいと思います。

まだまだ、もがいてみたいと思います。


なんでなんだろう。

一度死にかけた時には思い出さなかったのにな。
まだその時は、お迎えが来るタイミングじゃなかったんでしょうね。

詳しくは、
「究極の不摂生がなせる技!の巻📚
「大空をパラで舞う!の巻📚L【前編/後編】」
をご覧いただけたらと思います。

普段は父のことを思い出すこともなかったのにな。

寝てたらこんなことが頭の中に浮かんで来た。

お彼岸も近いからなのかな。

今年は50回忌もおこなった。

見守ってるぞ!って

言ってくれてるのかもしれないね。

お彼岸にはお墓参りに行くよ。

もう少し待っててね。



じゃ、もうちょっと寝るわ。

おやすみなさい。

by まるまるの虫 カメさん

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