神戸のカズ

「神戸の写真家・カズ」として、75歳までに個展を開くことを目標に、70歳から写真の勉強…

神戸のカズ

「神戸の写真家・カズ」として、75歳までに個展を開くことを目標に、70歳から写真の勉強を始めました。 神戸のアイデンティティを「多様性の共生」と捉え、写真で表現しようとしています。 個展開催までのプロセスをこのNOTEに残していきます。

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最近の記事

武庫川桜づつみ回廊をテクテク

兵庫県は約20年前に、瀬戸内海から日本海を結ぶ全長 約170kmの河川沿い(武庫川~篠山川~加古川上流~円山川)を、約5万本の桜でつなぐ「ふるさと桜づつみ回廊」を整備しました。 全体のルートは下記をご覧ください。(兵庫県HPより) 壮大な事業ですね! 関西では桜の名所として名高い「夙川河川敷緑地」・宝塚の「花のみち」・「有馬温泉」・「有馬川のさくら並木」などが含まれています。 私はその場所で桜の風景を撮影してきましたが、「ふるさと桜づつみ回廊」の一部だったという認識が無く、

    • 神戸の春をブラリ旅

      3月に入って、まだまだ寒い日が続きますが、花たちはもう春モード。 春を探しに、ブラリとプチ旅気分で歩いてきました。 最初は西郷川河口公園で、満開の河津桜と菜の花を。 青空を背景に鮮やかです。 名前どおり、ここは海岸近くですが、六甲山が近くに見えます。神戸らしい風景です。 幼稚園児が歩いていて、可愛いですね。 今年入学のお子さんを撮影する親子連れも、春らしい風景です。 北区の「しあわせの村」の薬草園にミモザの木があります。 そろそろ咲き始めていました。 まだ二分咲き程度

      • 見てほしい神戸の魅力-3

        <神戸の歴史を訪ねて> NHK大河ドラマ「光る君へ」を見ておられる方も多いことでしょう。 主人公の紫式部が、藤原道長への秘めた愛をもとに「源氏物語」を書くという、魅力的なストーリーと平安貴族文化の艶やかさに目を奪われますね。 その藤原道長が59歳の時(1024)に、有馬温泉で療養したことがありました。 「伊勢物語」や「古今和歌集」に名瀑と記された「布引の滝」には後の白河天皇が1076年に見物されています。「枕草子」にも記された「生田神社」、短歌に詠まれた「生田の森」など、い

        • 29年目の1.17

          2024年は元旦の能登半島沖地震で明けました。 東日本大震災や熊本の大地震、各地の水害など、日本は災害大国のようです。 阪神淡路大震災を経験した者として、災害が発生する都度、心に痛みを覚えます。 私は1月17日が近づくと居ても立っても居られない、もどかしさに駆られて、写真撮影に走り回っています。 2022年と2023年は連続して東遊園地の「1.17のつどい」に参加し、黙祷し、その光景を撮影しました。 一部の報道機関は写真映えする親子を狙って追い掛け回す有様ですが、被災者で

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        • 森と花の癒し
          15本
        • 神戸・街角スナップ
          4本
        • こうべキエーロ
          6本
        • 客船のいる風景
          3本

        記事

          見てほしい神戸の魅力ーその2

          多分、神戸に来られる方の多くは”異国情緒”的な神戸を期待されていると思います。 旧居留地・異人館街・南京町など、ヨーロッパ・南北アメリカ・中東・アジアの様々な施設や食事などを楽しめます。 しかし、私が見てほしいのは、神戸では各国の人が日本人も含め一緒に暮らしている街であるというところです。 そんな象徴が宗教施設でしょうか。 無宗教を自認?する日本人(初詣・七五三・厄除け・お盆等、どこが無宗教か分かりませんが)と違って、多くの外国人にとって宗教は生活の一部。 神戸にどんな宗

          見てほしい神戸の魅力ーその2

          河川の暗渠から神戸の歴史をたどる

          神戸港の歴史 神戸は六甲山と瀬戸内海に挟まれた平野部が狭い街です。 川は傾斜が急で、六甲山から土砂を下流に流し、扇状地が広がりました。 大輪田泊(現在の神戸港の西)は、奈良時代に行基が開いた「摂播五泊」のひとつで、平清盛が改修したことで知られます。 鎌倉時代から兵庫津と呼ばれ、天然の良港で、日宋貿易・ニ日明貿易など国際貿易港となりました。 神戸旧居留地 江戸時代の末に鎖国が終り、横浜港から9年遅れた1868年の神戸港開港に伴い、住民が住む兵庫津から東に3.5km離れた神

          河川の暗渠から神戸の歴史をたどる

          西の比叡山の魅力とは

          「西の比叡山」と呼ばれる兵庫県姫路市の書写山にある「圓教寺(えんぎょうじ)」は、天台宗の別格本山で、西国三十三箇所のうちでも最大の寺院です。 映画「ラストサムライ」、大河ドラマ「武蔵」、「軍師官兵衛」などののロケ地としてもよく知られています。 京都から遠く離れていますが、わざわざ天皇や法皇が訪れたほどの名刹です。 私は神戸に住みながら行ったことがなく、今年紅葉撮影のため初めて訪問しました。 その魅力に触れるため、あえて書写山ロープウェイに乗らず、参道を登ることにしました。

          西の比叡山の魅力とは

          見てほしい神戸の魅力

          異人館や神戸港巡りなどの、観光情報誌やSNSに溢れる”神戸らしい風景”もいいのですが、神戸っ子が知ってほしい本当の神戸の魅力が伝わっていないように感じています。 写真家「神戸のカズ」となるために、70歳から写真の勉強を続けてきた私は、生まれも育ちも神戸。(横浜に6年間住みましたが・・) 「神戸の魅力を再発見する」というテーマで撮影活動を続けてきて、改めて私自身も知らなかった神戸の魅力が沢山あることに気づきました。 そこで写真家として、神戸の魅力を味わう「ショート・ツアー」

          見てほしい神戸の魅力

          紅葉の季節・始まる

          神戸市立森林植物園で、もみじ散策会が始まりました。 今年の紅葉は平年より少し遅くなると思われ、まだ紅葉には早いのですが、私には早く行く理由があります。 それは、紅葉の季節の初期に美しい色に紅葉する「ハナノキ」の見頃を探ることです。 長谷池の周囲に数本のハナノキがありますが、一番美しい木の現在(10/30)の様子がこの写真です。 池の草紅葉の奥で微かに紅葉が始まったようです。 見頃まで2週間程度かと思われます。 去年の11月11日のハナノキです。 この色が大好きで、出遅

          紅葉の季節・始まる

          今秋2度目の上高地

          2週間前に行ったばかりの上高地へ、カラマツの黄葉を撮りにまた行ってきました。 栂池自然園~鎌池~安曇野~上高地と撮影三昧です。 朝7時に大正池に到着。 すでに外国人観光客の団体がいましたが、構わずに三脚を立てて撮影開始。 幸い雲も風もなく、大正池に真っ白な穂高連峰が写りこみ、それはそれは素晴らしい風景に出合えました! 私は穂高連峰の山肌を綺麗に写すことに専念していますので、手前の山が黒くなっていますが、あえてレタッチはしていません。 焼岳もとても綺麗ですが、麓のカラマツ

          今秋2度目の上高地

          白馬三山のモルゲンロート

          登山用語はドイツ語が多いのですが、「Morgenrot」(モルゲンロート)はよく知られていると思います。 単なる朝焼けでは無く、日の出直後の朝日が岩稜の山肌に当たり真っ赤に染まる現象を指します。 特に、冠雪した白い山稜に当たると、それは美しい景色になります。 冬季休業に入る直前の10月20日に栂池山荘の予約がとれ、栂池自然園の撮影旅行を計画していましたが、あいにく天気予報が午後から雨。 ならば前夜から移動して朝一番のロープウェイに乗ろうと車で出発しました。 サービスエリアで

          白馬三山のモルゲンロート

          栂池の絶景

          7年前に高校の同級生3名と一緒に白馬岳に登山し、小蓮華山・白馬乗鞍岳を経て栂池自然園に下山しました。 ここでは同級生3名が待っていてくれ、下りのロープウェイからの景色に感動したことを思い出します。 それ以来、いつか栂池自然園の高層湿原と冠雪した白馬岳を撮影したいと願っていましたが、今年栂池山荘の予約を取ることができ、ついに夢が実現することに。 当初、栂池山荘を予約した日の朝から移動し、午後に入園して撮影する予定でしたが、天気予報が芳しくなく、前日の夜から移動して朝一番に入園

          栂池の絶景

          秋の上高地へ

          若い頃、上高地は北アルプス登山の通過点でした。 登山に夢中で、観光客の多い上高地は早く通り過ぎたい場所でしかありませんでした。 今、上高地は目的地になり、ゆっくり宿泊して温泉に入り、絶景の中の散策を楽しむようになりました。 今年の秋、妻と高校の同級生を誘って3人でドライブ旅行。 中の湯温泉旅館の部屋の窓から穂高岳が見え、日の出前から飽きずに眺めていました。 日の出後は穂高連峰が白く輝いていました。 8時半に大正池に着くと、快晴で穂高連峰の山頂が全て見えました。(北穂高岳

          秋の上高地へ

          こうべキエーロ実践ノート⑦

          予定より1日早く、次の生ごみを埋めることにしました。 「こうべキエーロ」の蓋を開けると、土の表面に微かにカビのような白いものが。 分解が順調なようです。 9日に埋めた生ごみを探して掘ってみると・・ 何もありません! たった2日間で分解されてしまいました。 ならばと、11日に今までよりさらに倍の生ごみ(キャベツが多い)を埋めてみました。 翌日、9日に埋めた場所に次の生ごみ(冷蔵庫で傷んだきゅうりが中心)を埋めました。 分解できない玉ねぎの皮や卵の殻などを除いたほぼ1日分の

          こうべキエーロ実践ノート⑦

          森の秋を探してきました

          今年の夏は9月になっても猛暑が続き、撮影の足が遠のきます。 いつもの撮影スポット「神戸市立森林植物園」に2ヶ月以上も行かなかったのは、ここ数年なかったことです。 例年ならそろそろ秋の草花が咲き始め、小さな秋を見つけられる頃。思い切って撮影に行ってきました。 植物園には「秋草の小径」という散策路があり、ススキに寄生する「ナンバンギセル(南蛮煙管)」や「オミナエシ(女郎花)」などが咲いているはず。 ところが、小径の両側のススキが綺麗に刈り取られ、ナンバンギセルやツリガネニンジ

          森の秋を探してきました

          こうべキエーロ実践ノート⑥

          神戸市の台所ゴミ減量作戦の「こべキエーロ」の実践ノートです。 9月5日に、いつもの倍の量の生ごみを埋めてみました。 7日に土が乾き過ぎていたので、ジョウロで水を撒きました。 土の上部が濡れると匂いがすると講習会で聞きましたが、心配いりませんでした。 4日目に土を掘ってみると、かぼちゃの種が混じっていたようで残っていましたが、他は綺麗に消えていました。 いよいよ、生ごみを2倍消えさせる実験開始です。 まず、いつもの倍の量を生ごみを埋めてみました。いつも汚い写真で恐縮です。

          こうべキエーロ実践ノート⑥