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見てほしい神戸の魅力

異人館や神戸港巡りなどの、観光情報誌やSNSに溢れる”神戸らしい風景”もいいのですが、神戸っ子が知ってほしい本当の神戸の魅力が伝わっていないように感じています。

写真家「神戸のカズ」となるために、70歳から写真の勉強を続けてきた私は、生まれも育ちも神戸。(横浜に6年間住みましたが・・)
「神戸の魅力を再発見する」というテーマで撮影活動を続けてきて、改めて私自身も知らなかった神戸の魅力が沢山あることに気づきました。

そこで写真家として、神戸の魅力を味わう「ショート・ツアー」を、撮影した写真とともにご紹介したいと思います。

第1回目(シリーズ化予定です)のスタートは、ポートアイランドの「ポーアイしおさい公園」です。短時間なら駐車可能です。できれば朝か夕方がお勧めです。
ここからの神戸の景色は最高です。
公園の南端に「BE KOBE」のモニュメントがあり、撮影用にスマホを置く台が設置されています。私のお勧めは台の後ろの斜面を少し登った位置からの写真です。

朝の写真

夕日に赤く染まる神戸の街はとても絵になります。

夕方の写真

日没後にライトアップされると、街は一気にロマンチックに変わります!

日没後

夕方にはハーバーランド・中突堤地区にお越しください。
ハーバーランドの駐車場に停めると便利(平日2時間無料)かと思います。
中突堤からの夕景は一日として同じ風景はありません。
空と夕陽と雲の美しいグラデーションの街を眺めてみませんか?

ここからメリケンパークを東に横断して旧居留地に向かいます。

日没後のイルミネーションも素敵です。

修繕がほぼ終わったポートタワーのある美しい夜景が戻ってきました。海洋博物館のユニークな屋根とのコラボはとってもフォトジェニック!

メリケンパークの東端にある神戸港震災メモリアルパークは、今の神戸の街が当たり前のようにあるのではないことを教えてくれます。

復興の先頭に立って行動した人々がいて、今の神戸があると思います。そんな人々こそ神戸の誇り!
「BE KOBE」はそんな神戸市民の誇りを象徴する言葉で、決して観光客寄せのキャッチフレーズではありません(笑)

震災メモリアルパークの北に艀(ハシケ)溜りがあります。
パイロット(水先案内人)船、海上保安庁の警備船、税関の監視艇などが停泊しています。
頭上には浜手バイパスの高架橋があり、DEEPな神戸らしい風景があります。

さらに北に歩いて国道2号線に出ると、歩道橋があります。
是非、上がってみてください。
旧居留地のレトロなビルがライトアップされた美しい景色を見ることができます。東側を見た景色です。

上の写真の中央が、私の大好きな商船三井ビルです。

西側を見ると、神戸メリケンビルの美しいライトアップがあります。

商船三井ビルの角を北に歩きます。この道はトア・ロードの南端です。
大丸百貨店の東側に沿った道路の奥に「神戸セントモルガン教会」のある景色もまるで異国です。

大丸の周辺にはブランドショップが集積し、街全体がお洒落なショッピング空間になっています。これは、当時の大丸神戸店長の見事な戦略でした。

神戸は山と海に挟まれているため、神戸っ子は北を山側、南を浜側と呼びます。大丸百貨店の中に、方向を示す表示板がありますので、お時間がありましたら探してみてください。話のタネになるかも。(写真はありません。)

大丸の東にはお洒落なオープン・カフェがあります。

サッカー日本代表の三浦カズさんがヴィッセル神戸に所属していたころ、ここによく来られていたとか。
似合いますね!
ここからハーバーランドに戻ります。
ちょっとだけ東に寄って、神戸博物館の南にある旧居留地十五番街も見てください。

その南西に高級乗用車ジャガーのショールームがあります。いまは中国資本ですが、昔は憧れでした。
車好きなら是非覗いてみてください。ちなみに周辺にはポルシェ・ベントレー・アストンマーチン・ランボルギーニなどのショールームが点在します。

メリケンパークに戻ってきました。
人気のTOOTH TOOTH の「FISH in the Forest」のシンボルが見えてきます。

神戸港の夜景を見ながら、ハーバーランドに着きました。

こんな短時間の散策で、異国情緒というか神戸の魅力が凝縮された景色を見ることができるコースでした。
もし食事をされるなら、大丸から南京町もすぐ近くです。
ちょっと訪れる時間帯を変えるだけで、こんなに素敵な神戸を見ることができます。
食事やカフェなどを取り入れて、大切な人を案内してはいかがでしょうか。

(続く)

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