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森の秋を探してきました

今年の夏は9月になっても猛暑が続き、撮影の足が遠のきます。

いつもの撮影スポット「神戸市立森林植物園」に2ヶ月以上も行かなかったのは、ここ数年なかったことです。
例年ならそろそろ秋の草花が咲き始め、小さな秋を見つけられる頃。思い切って撮影に行ってきました。

植物園には「秋草の小径」という散策路があり、ススキに寄生する「ナンバンギセル(南蛮煙管)」や「オミナエシ(女郎花)」などが咲いているはず。
ところが、小径の両側のススキが綺麗に刈り取られ、ナンバンギセルやツリガネニンジンなどが見当たりません。
以前撮った写真を添付します。

ナンバンギセル
ツリガネニンジン


ちょっと悲しくなりながら、足元を探すと「カワラナデシコ」を見つけました。

園内で唯一「カリガネソウ」が咲いている場所も刈り取られ、一本もありません。
以前撮った写真を掲載しますが、残念というか、間違って刈ったなら、六甲の生態系を保存する植物園としてあるまじき失態ですね。

気を取り直して、大好きなナツツバキ林へ。
ここに来ると、ほっとします。

長谷池に映りこんだ空の青が綺麗!
アサザの黄色い花も可愛いですね。

赤とんぼを見つけました。
標高の高いこの植物園で暑さをしのぎ、涼しくなったら街に降りてきますが、さて今年はいつごろでしょうか。

紫陽花の季節は「コアジサイ」から始まり、「タマアジサイ」がトリです。丸い玉のような蕾から紫陽花の花が咲く、奇跡のような花です。
この日は開きかけた蕾に大接近してみました。

タマアジサイ

植物園には「萩の小径」もあります。
私は萩の中でも「ミヤギノハギ」を好みます。
よく探すと、こんな花もあります。

沢山の萩の花が咲き乱れ、蝶々が忙しく飛び回っています。
平安貴族が好んだ風情が何となく感じられるような・・

まだ9月上旬なのに「ジュウガツザクラ(十月桜)」が咲いていました。
一般的な花より大きな花で、とても豪華な感じです。

朝一番に撮影に行きましたが、昼前には汗でびっしょり。
急いで帰宅してッシャワーを浴びました。

今年の夏は厳しいですね。
でも、季節はいつも通り着実に進んでいることを確認できました。

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