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秋の上高地へ

若い頃、上高地は北アルプス登山の通過点でした。
登山に夢中で、観光客の多い上高地は早く通り過ぎたい場所でしかありませんでした。
今、上高地は目的地になり、ゆっくり宿泊して温泉に入り、絶景の中の散策を楽しむようになりました。

今年の秋、妻と高校の同級生を誘って3人でドライブ旅行。
中の湯温泉旅館の部屋の窓から穂高岳が見え、日の出前から飽きずに眺めていました。

明神岳から奥穂高岳まで

日の出後は穂高連峰が白く輝いていました。

奥穂高岳・吊り尾根・前穂高岳

8時半に大正池に着くと、快晴で穂高連峰の山頂が全て見えました。(北穂高岳はもともと見えませんが)
何度も通っていますが、これほどの景色は初めてのようです。

絶景トレッキング開始です。
梓川の右岸コースを歩き、岳沢湿原に着きました。
澄んだ水の流れと朝の爽やかな光に、思わず「綺麗!」と。

4月末に来た時は、お猿がたくさんいましたが、この日は見当たりません。深い森の中を歩くのも楽しいものです。

倒木に樹の寿命を見るか、森の更新を見るか。

明神池に着きました。ここは神域で静けさに満ちています。

ご神体の明神岳を仰ぎ、自然の力を感じ取れるようです。

明神橋を渡って左岸の道をゆっくり河童橋まで歩きました。
小梨平から見ると雲が湧いて、山頂が隠れ始めました。

焼岳もくっきりと美しい姿です。

私の目当ては、カラマツ林の黄葉でしたが、少し早かったようです。
昼食後、大正池まで散策して、安曇野にある友人の別荘に向かいました。

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