沖縄民謡の聖地、津堅島へ(沖縄県うるま市)

 2023年1月29日に、津堅島へ行ってきました。津堅島は、沖縄県うるま市にある離島で、昨年度、津堅小中学校とオンラインで交流学習を行った経緯もあり、とても思い入れのある島です。
 昨年5月末では、津堅小中学校で歓迎を受けたり、神谷荘のオーナーである神谷さんとHINAKOさんのおもてなしに感動し、2度目の来島となりました。津堅島のよさは、観光地化されていない昔ながらの沖縄の風景を今に残している点と人の温かみを存分に感じることができる点です。
 
 さて、今回は、2度にわたる津堅島の来島の経験をもとに、津堅島に訪れる人に参考になる情報をまとめていきます。

 「うるま市津堅島お試し移住ツアー」では、津堅小中学校をはじめ、関わった方々が数多く出演されているのでオススメです。

<津堅島までの道のり>
 平敷屋港から津堅島行きのフェリーが出ています。神谷観光がフェリーを運営しており、フェリーの出発時刻や運賃については神谷観光WEBページで確認することができます。また、当日の運行状況については、神谷観光Facebookを見るとよいです(朝7時くらいに更新されます)。台風が接近したり、風波が強い場合に欠航します。

平敷屋港から津堅島へ

 フェリーに乗る時間は30分。高速船の場合は15分です。運搬車と同じ入口を歩いて乗船します。1階と2階に室内の客席があり、3階はデッキ(甲板)となっていて展望するのに最適な場所となっています。

フェリーくがに

<津堅島に到着>
 津堅島に到着したら、とりあえず「あずまや」さんに向かってください。観光の足となる自転車を借りるためです。自転車があれば島内を簡単に巡ることができます。「あずまや」さんは、フェリーを下りて、看板を参考に右手の坂を上がっていくとあります。徒歩5分くらいです。
 ちなみに事前に宿を予約し、乗船時間を伝えておくと、港から宿へ送迎をしてくれます。
 2023年1月の来島の際は、試験的運用のキャロタクに乗せてもらい、「あずまや」さんまで送迎をしていただきました。

津堅島に到着 マリンターミナル
あずま商店へ向かいます
今回はキャロタクで送ってもらいました

 「あずまや」さんに到着したら、おばちゃんに声を掛けて自転車を借ります。一日乗り放題で500円と良心的価格です。ただし、電動アシスト付自転車はありません。津堅島は、坂が多いので結構な運動量になりますのでご覚悟ください。生活必需品を扱う「あずまや」さんは、島の命綱となっています。ですので、朝6時から、夜は10時くらいまで開いているようです。

あずま商店で自転車を借ります
店内の様子

<神谷荘へ>
 自転車を借りたら、まずは民宿神谷荘を目指しましょう。お昼ごはんの確保と、津堅島で一番綺麗なトゥマイ浜を見るためです。

 神谷荘は、トゥマイ浜に隣接して建っており、部屋や食堂からコバルトブルーの海を眺めることができます。

 事前にお昼の予約をしておけば、用意してもらえます。予約が無しで直接出向いてもお昼の宅配弁当(1つ500円)をいただくことができます。毎日、島内に弁当を配達しているようです。島内にお昼ご飯を食べられる場所がないため、神谷荘にお願いしていくことで安心して島内を巡ることができます。

 神谷荘では、その他、津堅島Tシャツやレジンアートなど津堅島グッズの販売も行っています。
  
 神谷荘の最大のよさは、YouTubeライブを生で見ることができることです。毎日12時から13時まで、津堅島の島起こしの一環で、神谷荘のスタッフ兼歌い手であるHINAKOさんを中心にYouTube Liveを行っています。その時間に合わせて神谷荘へ行けば、お昼をいただきながらLIVEを鑑賞することができます。

 おいしいお弁当と、トゥマイ浜の青い海とHINAKOさんの優しい歌声と津堅島に来たら必ず足を運ぶべきスポットです。

神谷荘全景
神谷荘から眺めたトゥマイ浜
お昼のお弁当(500円)と津堅にんじんサイダー(300円)
HINAKOさん作のレジンアートの販売
毎日12時からのYouTubeライブ

<トゥマイ浜へ>
 神谷荘の前にあるブランコは、トゥマイ浜の青い海を背景に、インスタ映えのスポットになっています。そのブランコの横階段を下りるとトゥマイ浜です。

 トゥマイ浜は北に向かって1kmにもおよぶビーチで、夏はマリンスポーツが行われていますが、1月は誰もいないプライベートビーチとして占有できます。沖縄本島近辺では3本指に入る美しさと言われ、その透き通る海の美しさを堪能していただきたいスポットです。
 
 海底火山の噴火によって、軽石が流れ着き、その影響がまだ残ってはいますが、島の人たちの努力でもとの綺麗な砂浜になりつつあります。

インスタ映えスポットのブランコ
トゥマイ浜(北側)の美しい海
トゥマイ浜(南側)

<赤犬子(アカインコ)生誕の地へ>
 琉球新報の記事に寄れば、赤犬子は、尚真王代(1477~1526年)に王に仕え、詩や音楽、建築など各方面で活躍し、三線の始祖ともされる人物であり、津堅島には「身ごもった読谷村楚辺の女性が、身の危険を避けるため津堅に渡り、島のシヌグガマ(鍾乳洞)で生んだ子が赤犬子」という伝承があるようです。そのため、津堅島は沖縄民謡の聖地と言われています。

 この赤犬子(アカインコ)生誕の地周囲は、砂浜の砂がきめ細かく、岩場と海とのコントラストが綺麗なことから、津堅島の中でもっとも美しい場所です。

シヌグガマ
赤犬子(アカインコ)生誕の地
きめ細かな砂浜

<津堅島最北端のヤジリ浜へ>
続きは後日

ヤジリ浜

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