KAYOKO

音楽を生業にしている38歳。音楽と暮らしのこと。リアルは小説より奇なり。

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音楽を生業にしている38歳。音楽と暮らしのこと。リアルは小説より奇なり。

最近の記事

勝手に日報(仕事と寿命について考えた話)

「命を寿ぐ」と書いて寿命。 言葉ってよくできている。 生まれた時から人は皆死に向かっていて、普段はなぜかそれを忘れたりしている。 ふとした瞬間に思い出して、「ああ、そうだった」と思いハッとした後は、また忘却の魔法を使うのだけれど、 決して無くならない。ずっとそこに、共にあるもの。 何のために生きるか自分で決められるくらいには豊かな時代に生まれ、まあ多分だけれど明日も私は生きるだろう。 いつ死ぬか分かったら、今日やることは変わるだろうか。 否。 そう思えるのは、間

    • 時間

      日々の暮らしの中に大切なことや、そうでもないことも雑多に含まれていて、ある時何かのきっかけで事象として出現することがある。その時びっくりして気付いて、気付いていなかったことに気付いたりもして、「ああ、そうだったな」と思ったりする。 「時間」は、人と人との関係性において唯一共有できるものであり、唯一平等なものかと思う。 1人で過ごす時間と、2人、3人になって、もっと大勢で過ごすこともある。 一生のうち長い時間共に過ごす人、一瞬すれ違う人、喫茶店で注文をとりに来てくれた店員

      • 2023年の私の試みと意識改革

        2022年がかなりハードモードであった私(個人の感覚です)は、年末年始がっつりと体調を壊し、数年ぶりの咳喘息症状に見舞われ完全に寝正月となってしまったわけですが 休みを利用して練習してみたかった曲や、新しく挑戦したかったことなどが思うようにできませず 仕事の予定はこなせるのになぜ休みの予定は(不可抗力とはいえ)完遂できないのか について考えてみました。 「年末年始に休めるからもう少し頑張れるだろう」 「休みを確保するためにはここで予定を消化しておかないと」 そうです

        • 「思考のサンドバッグになってもいいよ」

          20年来の友人が言ってくれた言葉。 自分の考えを煮詰める過程で、「人に話す」ということが有効であることは往々にしてあるけれど、それは他人の時間を奪う行為でもあり、私はいつもそこまで踏み出すのに勇気がいる。 「高校の休み時間にいつもの友達とする何気ない会話」的な時間が、大人になった今ほとんど皆無である代わりに、メールや電話で遠くの友人とも一瞬で繋がれたりするのは ありがたくもあり でも勇気を一絞りする感覚が私にはある。 結論の出ていない思考 取り留めなく浮かんだ考え

        勝手に日報(仕事と寿命について考えた話)

          医療は最大の癒し

          通院が日課になって5ヶ月ほど経ち 行くたびに検温、血圧測定、検査や問診など身体のことについてお医者さんと話していて思う 身体ってこんなに大切で資本なのに、こんなに向き合うことはこれまで無かった きっかけは、ブライダルチェック受診からの、病気の発見という流れだったのですが 個人事業主は、会社が健康診断を用意してくれることもなく、自ら進んで人間ドックや諸検査に踏み切らねば医療に触れる機会は、病気になった時だけである。 私は、小児喘息で救急病院に頻繁にお世話になった幼少期

          医療は最大の癒し

          健康って、ごはんを3食きちんと食べることじゃなくて、毎日ごはんをちゃんと食べようと思えることなんじゃないか

          先日、カルテットのメンバーで動画撮影を兼ねて合宿をしてきました。2泊3日の間に、メンバーがそれぞれごはんを作って朝から昼から夜から、練習とごはんのルーティン。 幸せな時間なのですが 普段2食か1食しかしていないので、胃腸はびっくり気味。体調こそ崩さなかったので良かったけど 良くも悪くも普段のリズムが崩れるのは、私的にはちょっとしんどかったわけです。 家に帰ってきて、翌日の朝おなかが減り、パスタを作って食べましたところ こんな不味いのたべたことない…! というシロモ

          健康って、ごはんを3食きちんと食べることじゃなくて、毎日ごはんをちゃんと食べようと思えることなんじゃないか

          感動しすぎて虚無に至る気持ち

          を、感じたことはありますか? もうすごく素敵な映画や小説や ドラマや舞台や、 主に物語の世界観にどっぷりハマり抜け出せない感覚。 私はこの感覚が割と苦手です。 なんだか自分の現実世界がひどくつまらなく思えて 正に虚無感に襲われるからです 理想の世界が巧妙に描かれていたり 考えもつかないストーリーにひどく感動してしまったり この(物語の)世界の全てに比べたら私が今いるこの世界なんて、何もかもが理想と違うと感じる。 ため息をついて それでも現実を生きねばならな

          感動しすぎて虚無に至る気持ち

          勝手に日報(ここ数年の誕生日編)

          (一昨年書いて下書き保存していた記事を加筆し、やっと公開します。当時の問題意識に、ある種の答えがやっと見つかったので。ふー) --------------- アラフォーとか、言う人今でもいる? アラサー アラカン 色々あります。たぶんみんな言いたいだけ。 Around 40(フォーティー) 40歳周辺? ですね。なんか、「20代のころは」とか最近よく言ってる気もするので、これがアラフォーかって感じです。 少し年上の従兄弟に、「Facebook見てるよ。かよちゃ

          勝手に日報(ここ数年の誕生日編)

          仕事と趣味と音楽と

          先日、依頼演奏の現場で一緒だったヴァイオリン奏者の方が言っていたこと。 「好きで弾いているわけじゃない。だって仕事だもん」 私たち演奏家は時に、"好きを仕事にしている"と無条件に思われていることがあって 「趣味と実益を兼ねられていいですね」とか、「好きなことでお金がもらえてすごいね」などと賛辞?を頂いたりする。 「生活のためにやりたくもない仕事をして、毎日辛い」ということを言っているのではない。 仕事だから 責任もあるし、お金もいただく。 業務内容が、たまたま楽

          仕事と趣味と音楽と

          冷蔵庫の話

          冬です。常温でも物が腐りにくくなってきました。 葉物野菜や作ったおかずなども、比較的長期(といっても5日くらい)保存できるような気候になり、冷たい飲み物や氷やアイスもそんなに欲しない季節です。 知人から「冷蔵庫購入は秋〜冬が安い」という情報を仕入れ、夏の記憶が新しい10月ごろは、よし!この冬に冷蔵庫を買おう!と強く決意していました。 欲しい冷蔵庫も散々調べて比較して、やっぱりコレ!というものを2つまで絞ることができ、Amazonや楽天の買い物カゴに保管しておりましたとこ

          冷蔵庫の話

          炊飯器も冷蔵庫も無いけどパン焼き器がやってきた

          母の友人が、パン焼き器を手放すとのことで、ただ母もパン焼き器を持っています。 母:「パン焼き器、いる?」 私にはまだ早すぎるかと思われた高級キッチンガジェット「ホームベーカリー」 家でパンを焼こうって…しかも機械で! 一気に時代が降って近未来のような展開に驚きつつも 強力粉、イースト、砂糖も塩も もちろんバターもスキムミルクもうちにはありませんでしたので 買いました。せっかくなので、気になっていた「白神こだま酵母」というなんかすごそうなイースト菌と、小麦ふすまも

          炊飯器も冷蔵庫も無いけどパン焼き器がやってきた

          スリット入りのパスタが痛々しくて苦手な話

          茹で時間が、短縮できます。 4分とか、3分とか すごすぎる!普通は12分とかかかるところ、すごい時短。そして何ならガス代も節約できている気がする。いいことづくめ! その秘密は、麺に入っている「溝」。 これにより麺の表面積が増え、効率よく熱が回るという原理だと思います。しかも、乾麺が茹ったらその溝は自然と埋まるんですよ。考えた人天才。 茹で上がったパスタ、美味しいです。早くて助かります。パスタが食べたくなってから12分は長いもの。 でも私は 茹で上がったパスタにス

          スリット入りのパスタが痛々しくて苦手な話

          真夏の新生活(vol.5)儚いロックアイス※8月初旬の話

          冷蔵庫はまだありません。オクラが瀕死な今日この頃 外は真夏の茹だるような暑さで、冷たい飲み物がどうしても飲みたくて SEIYUのネットスーパーでロックアイスを購入しました。 入るだけ魔法瓶の水筒に詰めて保存し、残りの氷を使ってアイスコーヒーを作ることに。 友人がくれた、大好きなお店の焼き菓子にどうしてもコーヒーが欲しくて、小川珈琲のコーヒー豆を注文したけれど 熱いコーヒーを飲むには気温が高すぎる… 氷は救世主です 陶器のポットに氷をぎっしり詰めて熱いコーヒーを滴

          真夏の新生活(vol.5)儚いロックアイス※8月初旬の話

          真夏の新生活(vol.4)手洗いと洗濯物

          洗面台が四角くて広いです。そう、手洗いに適した形。 いけると思った、手洗い生活。 夏ですし、乾くでしょう!と思って、意気揚々と洗剤を購入しました。 結果から申しますと、一週間で挫折 靴下と下着だけで生活できたらいいけど、バスタオルもワンピースも手に余る… ましてやタオルケットやカーテンとなるとどんなことになるのか… 本気で洗濯機を探し始めました。 洗濯機って、いろんな物がある。全自動洗濯機、ドラム式、小型のもの、検索しているとマスクや小物専用のバケツかミキサーみ

          真夏の新生活(vol.4)手洗いと洗濯物

          真夏の新生活(vol.3)※7月末ごろの話

          (インターネット環境が整わなかったため、記事を書いてはメモに保存していました。少し前の話にはなりますが、徐々に公開していきます。) さて アスパラが一本朽ちました。 冷蔵庫がないからです。 冷蔵庫なし生活が始まって早24日。季節は梅雨も終わり真夏です。 常温の食材と、生鮮食品は購入して帰宅したらすぐ調理。 お肉の少量パックは、こういう時のためにあったんだなあ。 魚肉ソーセージとツナ缶、卵は常温保存でも大丈夫なはずだけど怖くて4個パックを買ったものの、外出していても

          真夏の新生活(vol.3)※7月末ごろの話

          真夏の新生活(vol.2)三徳包丁を買った

          カタログギフトで三徳包丁を注文しました。 包丁って、他で換えが効かないんですよ… きゅうりもトマトもこんなに薄く! お肉もお魚も好きな大きさに! 調べたら、包丁という道具が登場したのは室町時代だということです。時代を超えて形状がほとんど変わらないものってすごいなあ 傘とか、バケツとか、メガネ、包丁も 道具の発明って今でも行われてると思いますが、本当に必要なものはきっともう開発し尽くされているんだろうなと感じます。 未来永劫、包丁が必要とされなくなることって無いん

          真夏の新生活(vol.2)三徳包丁を買った