医療は最大の癒し

通院が日課になって5ヶ月ほど経ち

行くたびに検温、血圧測定、検査や問診など身体のことについてお医者さんと話していて思う

身体ってこんなに大切で資本なのに、こんなに向き合うことはこれまで無かった

きっかけは、ブライダルチェック受診からの、病気の発見という流れだったのですが

個人事業主は、会社が健康診断を用意してくれることもなく、自ら進んで人間ドックや諸検査に踏み切らねば医療に触れる機会は、病気になった時だけである。

私は、小児喘息で救急病院に頻繁にお世話になった幼少期以降、体力がついてくると自然治癒推奨派の母の影響もあり、更に幼少期の「病院は怖いし辛い」という記憶が大きくて、遠ざかっていた。要するに、嫌いだった。

こんな風に通院することになって、思うことは

医療は最大の癒し

だということ。


お医者さんが、真剣に仕事に取り組んでいるのがわかって、子供の頃は「仕事」がわからなかったけど今自分が働くようになって、同志感(って言っても良いかはさておき)というか、私が音楽に向き合うように、患者の(私の)身体に向き合ってくれる心強さは、何にも勝るなと感じたのでした。

仕事は「問題解決」だと、言っている人がいて

心や体っていうのは、人間が何をするに関わらず大切なものだから、その問題に向き合い解決に導くのはやっぱりすごい仕事だと感じるし、それに向き合ってくれる存在が自分以外にもいるということが、この上なく救いになるものだなと深く思いました。

良いお医者さんに出会ったんだと思う。「信念」を感じるもの。

時間通りに病院に通うことから始まり、自分のために行動することの最上級が、通院なのではと思うのです。通院している皆さん、偉い!

思えばこれまでの私は、自分の健康のために労力をかけることに、どこか罪悪感すら覚えていた気がして

それよりも大切なことがある、守らねばならんものがある、と

そんなことより、それよりも今は、これくらい平気、

不思議だけど、自分の外の世界のために尽力することこそ私の生き方であり幸せだと考えていた気がしました。

自分が動けなくなったら外の世界に対して何もできなくなるんだけど(当たり前)、それならそれで仕方ないとすら

でも、間違ってたかも

お医者さんは、基本を抑えている。確実に。きっと医療を志した時からずっと。すごいなぁ


私の知り合いの建築士の方曰く

リノベーションや家を建てるとなると、壁の色ひとつ、床材から窓サッシまで決めることだらけで、お客さんは大変だというのです。

資料を渡して、「次回打ち合わせまでに目を通してください」とお願いするものの、誰も読んでいない、と笑。膨大な資料なんだそうで、「本当に誰も読んでなどいない」と言うのです笑

「でも、お医者さんだけは隅々まで全部読んでくる。」

と、仰っていました。長時間に渡る家のプランを決めていく打ち合わせも、最後まで集中力MAXで臨んでくれる、と。建築士さんは、決めることはできない。判断するのはお客さんで、家を建てる本人だ。


担当医:「原田さん、自分の身体にもう少し興味を持ってくださいね」


興味

無かったんか。そうかも


心に残る一言でした。

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?