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炊飯器も冷蔵庫も無いけどパン焼き器がやってきた

母の友人が、パン焼き器を手放すとのことで、ただ母もパン焼き器を持っています。

母:「パン焼き器、いる?」

私にはまだ早すぎるかと思われた高級キッチンガジェット「ホームベーカリー」

家でパンを焼こうって…しかも機械で!

一気に時代が降って近未来のような展開に驚きつつも

強力粉、イースト、砂糖も塩も

もちろんバターもスキムミルクもうちにはありませんでしたので


買いました。せっかくなので、気になっていた「白神こだま酵母」というなんかすごそうなイースト菌と、小麦ふすまも購入してみました。

材料を量って機械にセット。「ソフト食パン」コースでスタートボタン!

ピッ

………

あれ

電子表示板の表示は「ねかし」。

え!

早速寝かすんかい!!




しばらくして、「こね」に入ると間もなく「発酵」。

どうやら別の小さなスペースに入れた「白神こだま酵母」は、2回に分けて投入されたようです。


パンってもしや発酵食品?

ああ、パンのこと何も知らないな。

説明書を読むと、最初の「ねかし」は、材料の温度差を揃えるための時間のようで、室温によってねかす時間を機械が自動で調整しているようです。

いやホームベーカリーすごすぎるでしょ…


イーストが入るとき、突如

カッッ(イーストの投入口が開き閉じる音)

って鋭い音がする。

こういう機械って

なんかちょっとキャラクターがあるっていうか
音とか存在感とか、心があるロボットみたいに思えて不思議。特に自動で何かと気を利かせてくれるやつは「え!そんなことまで!ありがとう!」という気持ちになる。


焼き上がったパンは、白神こだま酵母のせいか、ちょっと神々しく

パン焼き器の天井近くまで膨らんでいて、スタートボタンを押してから最初の「ねかし」を含めた約5時間ほどの行程に、少しの無駄もないことを物語っている。

お店の食パンとは違う。私の知ってるパンと違う。きっとこれは、ホームベーカリーを持つ人にしかわからない気持ちだ。この5時間は、幸せの具現化現象を感じる時間なのだ

そして

それを手放そうと思った母の友人。少し気になって理由を尋ねる。

母:「新しいホームベーカリーを買うそうよ」


なるほどね!よかった!

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